心の光、それは明るく、温もりかある。エリクソンかこの後にそう言ってくれますよ。
p329の下から4行目途中から。
心の光の証を立ててくれる、最も雄弁な、最近の証人は、一人の眼が不自由な人です。ジャック・ラセランは、7才半の時に事故で視力を失いました。彼は、次のように(『社会の中の、眼が見えない人』に)書いています。
「私が視力を失う事故があって、10年ほど経ってから、私は根源的な発見をしました。・・・私は、世の中には光を見ることが、もはやできませんでした。しかしながら、その光はたしかにそこにあったのです。・・・私はその光を私の中に見つけたのです。何たる奇跡! その光は手つかずでした。これは『私の中の』、一体どこにあるんでしょうか? 頭の中なのか? 心の中なのか? 想像力の中なのか? ・・・ その光は世の中の隅々まで行き渡りたいと思ってているように感じました。・・・その光の源は、外の世界にあるんじゃぁ、ない。私どもは、その光は、よくある幻想からきているだけと思い込んでいます。その光は、人生があるところに、あるんです。私どもの心の中にあるんです。・・・2番目の大発見は、すぐにやってきました。心の中にある光を見る方法がひとつだけあります。それは、人を自分を大事にする、ということです。」
エリクソンがフロムに近づいてきた感じがしますよね。心の光は、人を自分を大事にすることから生じるものらしい。だから、心の光は、明るくて、温もりに満ちているわけですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます