愚かな茶番劇を、永田町で見せられると、とても残念な気持ちになりますね。でも、私どもは、いつでも何度でも、自分を超越している≪本当の自分≫と、これまた自分を超越している宇宙、神羅万象に思いを馳せたくなります。
そういうときには、聖書で言えば、詩篇か、コレヘトの言葉、あるいは、イザヤ書、それから、ガラテャ書などを読むと良いですね。仏教でいったら、ちゃんと呼んでるのは、歎異抄くらいですが、道元禅師や法然和尚の著作も良いのかもわかりません。また、加藤周一さんの著作でも、『日本文化における時間と空間』、『日本人とは何か』なども良いでしょう。丸山眞男教授のものも良い。
しかし、それだけではないでしょう(加藤周一さんみたい…)。私は、こういうときに立ち帰るべき、心のふるさとが、マハトマ・まど・みちおさんです。ご自分を「ちっぽけな存在、と肝に銘じている」偉大な魂≒マハトマです。エリック・エリクソンと同じ目をした詩人です。マハトマ・まど・みちおさんの詩を一編。
なんでもない
なんでもない ものごとを
なんでもなく かいてみたい
のに つい なんでもありそうに
かいてしまうのは
かく オレが
なんでもないとは かんけいない
なんにもない にんげんだから
ほら このみちばたで
ホコリのような シバのハナたちが
そよかぜの あかちゃんとあそんでいる
こんなに うれしそうに!
なんでもないからこそ
こんなに なんでも あるんだ
天のおしごとは
いつだって こんなあんばいなんだ
Peace!
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