エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンが予言した、愛着障害だらけニッポン! ガンバラナイ方がいい?

2015-09-17 03:21:28 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 industry、「自分の感じをきちんとした形にして出しても良い感じ」は、あらゆる建設的で、人間らしい暮らしを形作る源です。お役所仕事は、人類に対する犯罪です。

 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p75の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 industry、「自分の感じをきちんとした形にして出しても良い感じ」の反対は、inferiority、「自分の感じをきちんとした形で出せないし、出してもダメな感じ」だと、私どもは仮定してきましたね。これもまた必要な、心と心が響かない関係ですが、いちばんうまくすれば、やる気を引き出すのに役立つ場合もあれば、気の毒な勉強している子どもたちを、(いっとき)「もうダメだぁ」と感じさせる場合もあります。この舞台での「中核的な心のビューキ」は、しかし、inferiority、「自分の感じをきちんとした形で出せないし、出してもダメな感じ」が、人生を左右するほどの葛藤になりがちなことなんですね。inferiority、「自分の感じをきちんとした形で出せないし、出してもダメな感じ」があると、その子どもは、諍いが絶えなかったり、ひきこもりや表情がさえない子になったりします。

 

 

 

 

 

 ここの部分も、脱抑制性愛着障害と抑制性愛着障害のことを言ってるみたいですね。エリクソンって、預言者のようでしょ。日本の、愛着障害だらけの小学校、中学校…を、アメリカで、何十年も前に、すでにハッキリ、見定めていたんですから。

 マハトマ・まど・みちおさんと同じ目をした詩人です。

 

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