エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

目標の共有

2015-08-31 05:06:17 | エリクソンの発達臨床心理

 

 分かち合う生き方が良いもんだという確信を持って生きていたいものですね。

 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p71の 下から4行目途中から。

 

 

 

 

 

少なくとも、発達が展開する際の基本になる、高い目標があります。しかし、さまざまな背景のある人たちが、自分自身や子どもたちのために、新しい状況を作るやり方を調整しなくちゃならないのも、この発達の舞台です。この新しい状況は、慣習が(ゆっくり、あるいは、急激に)変化することを反映し、歴史的変化がもたらす、自分を確かにさせる中心的なパターンも変わります。

 

 

 

 

 高い目標があればこそ、一致することができる訳ですね。新しい状況は、今までのやり方、慣習が変わりますし、自分を確かにさせる中心になってきたパターンも変わります。いままでのやり方にこだわりがちな人間がそれをやるのですから、それだけ高い目標に対する合意が必要ですね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 義務教育と大人の責任 | トップ | 子どもを「悪い良心」から守... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿