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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

いまを生きる

2014-10-08 10:37:22 | エーリッヒ・フロムの真まこと(の行い)

 

 いまを生きる、といっても、ロビン・ウィリアムズの映画ではありません。

 p106の第2パラグラフ。

 

 

 

 

 

 集中するということは、現在、≪いまここ≫を十分に生きる、という意味です。 何かを今やっているうちは、次にやんなくちゃならないことは考えないことでもありますね。言うまでもないことですが、集中は、お互いに相手のことを大事に思っているもの同士であれば、ほとんどの人が実際にやってるはず。そんな人たちは、今どきはやりのたくさんなやり方で、ながら族をすることもせずに、お互いに歩み寄ることを学んなくちゃね。そりゃぁ、集中力の練習しはじめは、難しいこともありますよ。目標まで届かない感じがするもの。これは、我慢が必要ってことだ、とは言われたくはない。もしも、人がすべてのものごとには「時機」がある、ってことと、すべてのものごとには、ことを強いる場合があるってことを知らなけりゃあ、集中するなんてことはできないでしょう。人を大事にする技術もそうです。我慢とは何かが分かるためには、一人の子どもが歩き出すのを見るだけで十分でしょ。子どもは転んで、転んで、また、転んで、それでも、子どもは歩こう、前に進もうとしますでしょ。そしてとうとう転ばずに歩けるようになるんですね。大人にとっても大事な、子どものような我慢と、やることへの集中力がありゃぁ、大人なら何だってできるでしょ。

 

 

 

 

 

 集中力を途切らせずに待つ秘訣。

 それは、いまここを悦んでること。

 

 

 

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