今朝も、ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction を味わいます。p.62から。
ですからね、お祈りは、内省ではありません。お祈りは、内側を見るのではなくて、外側を見ることです。内省してたら、迷宮に絡め採られてしまいますよ。自分の考えを分析して、自分の思いを分析して、自分の心の動きを分析して、そしたら、身がすくむみたいに心配になり、自分だけしか見えなくなり、絶望するだけ…。お祈りは、外を向いて、尽きることのない対話へと招いてくれる方に、心を込めて向き合うことです。
ここは微妙な感じのところですね。introspectionを一応、「内省」と訳しましたけれども、私が考えている内省と、ナウェンさんがいうintrospectionとは、ちょっと違う感じです。なぜなら、私が内省と言う時も、ここでナウェンさんが言う、対話に導かれるからなんですね。
ですから、introspectionは「内省」ではなくて、「クヨクヨ反省する」感じに近いのかもしれませんね。
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