エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: アイデンティティの根源 : 自分が確かにされる感じが依って立つもの

2016-10-07 04:21:33 | 間奏曲

 

 

 
メメント・モリ 「死を意識しなさい」
   自分の死を展望する時間感覚が大事です。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』p.80の5行目途中から。  ......
 

 

  今朝も、Chilhood and Socirty から。赤ちゃん好きのエリクソン。赤ちゃん好きの私。赤ちゃんのことが出てくるp.247. 先日訳したところの続きです。

 

 

 

 

 

 心の中と外で、言ってることとやっていることが同じだなぁ、必ずしてくれるなぁ、いつもそれはお母さんだぁ、と感じていれば、自分が確かにされる、という根源的な感じを手に入れることができます。この自分が確かにされる感じが依って立つのは、心の中で、記憶に残ってもいるし、これからも心待ちにできる、いろんな感覚やイメージが確かに存在している、ということと、その感覚やイメージが、馴染があり、期待通りになる物や、約束は必ず守ってくれる人たちと結びついている、ということなんですよ。

 

 

 

 

 アイデンティティ、すなわち、自分が確かにされる感じ、自分が手ごたえを感じながら生きている感じこそ、確かな感覚やイメージが、約束を必ず守ってくれる人と結びついていることから生まれるものなんですよ。

 

 

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