エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: μυστήριον ミステリオン,秘密  大喜び間違いなし

2017-03-14 08:05:12 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
良心の呵責なき世界
   内村鑑三と教育  内村鑑三。1861年、江戸時代末期に、東京小石川で生まれ、1930年、東京は柏木、今の地番で言えば、新宿北新宿一丁目で亡くなって......
 

 今朝の聖書の言葉は,μυστριον ミステリオン,秘密

 『新約聖書』のはじめ「マタイによる福音書」の13章に出てきます。

10弟子たちが彼のところへ来ていった、「なぜ譬えで彼らにお話しになりますか」と。11彼は答えられた、『あなた方には天国の奥義を知ることがゆるされているが、彼らにはゆるされていない。12持つものは与えられてあり余り、持たぬものは持っているものも取られよう。…」

 この前田護郎先生の翻訳では,「奥義おうぎ」と訳されています。

 この秘密は,客観的な真理ではありません。頭で理解しようとしても,おそらくわからないものですね。客観的真理ではなく,人格的真理です。生きてみなければ,分からない真理です。ですからね,話を聞いただけでは分からない。だから秘密なんでしょう。

 でも,それだけではありませんね。

 生きてみるにしても,「なるほどね」となるまでには,時間がかかる場合がほとんどだからでしょうね。その秘密のスケールが大きすぎて,にわかには理解できませんからね。

 でも,逆に言えば,「なるほどね」となった時には,大喜び間違いなしでしょ

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