エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#安心して一緒にいる人が居ない #不安で不安でたまらない

2018-05-27 08:17:10 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 
エリクソンの叡智: 攻撃性は善いもの
    アイロン・バーのアイロニー   「一緒に遊ぼっ」 ∵遊び=祈り  先日見たハローhalo、日暈(ひがさ)、ないし、単に暈(かさ) 綺麗ですね  ......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』

 6章。「身体を失くすと,本当の自分も失くすよ」,p.90,最後のパラグラフから。


 シェリーは,約束の面接には必ず来ましたし,私の質問には誠実に答えてくれたけれども,セラピーが効いてくるのに必要な生きた関係ができていないように感じていました。シェリーはひどく固まってピリピリしているのに驚いて,リサに会ってみたら,と誘いました。リサは,以前私と一緒に働いていたマッサージ・セラピストです。最初のセッションで,リサは,シェリーをマッサージ台に横にして,ゆっくり下手に回って,シェリーの足を優しく抱えました。リサは目を閉じたまま横になっていて,突然パニックになりました。「どこなの?」。どういうわけかシェリーはリサがどこにいるのか分からなくなったんです。リサはすぐそばにいて,両手でリサの足に触れていたのに。

 

 

 シェリーはお母さんがそばにいて安心した体験がないんでしょ。ですから,リサが近くに触っているのに,それを感じることができません。シェリーは目を閉じて,リサの姿が見えなくなったことも,関係しますね。

 シャリーは不安で不安でたまらないのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #悪い良心 #厳罰化 #刑事裁... | トップ | #小さい #大きい #なぜかし... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿