エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 遊びの真実

2016-11-16 02:02:46 | 間奏曲

 

 

 
現在戦争中 ニッポン
   人を大事にする社会を作るには。  矛盾の中にも一致点を見出すのは、黄金律の実践的特色を示していると思います。 p220下から6行目途中から。   ......
 

 

  Chilhood and Socirty p.211から。

 

 

 

 

 

 遊びは、ですから、自我の1つの働きですし、身体を使った対人関係のやり取り(訳注:あるいは、やり取りのなさ)を自分(の時間)に合わせようとする試みです

 

 

 

 

 

 これだけ読むと、何のことかしら? と思う向きもおありでしょうね。

 自分の身体を使った人とのやり取り、それを自分の心の中にある時間に合わせるとき、様々な感情が伴います。温もりのあるやり取りであれば、ホッとする気持ち、嬉しい気持ち、満足な気持ち、悦び、感謝などの気持ちが、自分の根っこに、無意識裡にくっつきます

 しかし、問題なのは、やり取りがない場合です。

 やり取りがない場合悲しい気持ち、ガッカリした気持ち、不満な気持ち、それから、激しい怒り、殺してやりたいくらいの憎しみが、自分の根っこに、無意識裡にくっついてしまいます

 私どもは、そのことを忘れずにいた方が、深い、真実な人生を歩むことができますよ

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