ブルース・ペリー教授は、河合隼雄先生に似てますね。また、河合隼雄先生と同様、この『犬』が、ベストセラーになった、ベストセラー作家でもあります。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.234、下から2行目から。
私どものリーダーたちが、一歩進んで問う時でしょう。「現代の世界にあってもどのように社会を形成したらいいのでしょうか? テレビやEメールもあり、電気で昼間を人工的に拡大し、自動車、飛行機、精神科薬、整形手術、進歩する科学技術がもらたすあらゆることがある世界で、どのようにしたらやり取りのある関係が出来るのでしょうか? このような科学技術がもたらすあらゆるものを手にしながら、それと同時に、生き物として必要なことに応える世界、すなわち、私どもが森羅万象いろんな繋がりを、無視したり、捨てたりせずに、深める世界を作り出すにはどうすればいいのか? 」と。
今の世界は、生き物としての根源的な繋がり、命と命の繋がり、それを見失っていることに気付いているけれども、どうやったらその繋がりを取り戻せるのか分からない、というのが現代社会が社会病理の根源です。
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