エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#生きている歓び

2020-01-01 10:30:48 | エリクソンの発達臨床心理
 
#聖書の言葉 #単独者の恵み #生かされる幸せ
   マハトマ・まど・みちおさんの言葉から生かしてもらえた幸せ...
 

 

 「発達トラウマ障害 Enpedia」  

をご参照ください。

    Toys and Reasons. 『おもちゃ と 賢慮』から。

 p.46のブランク下の,11行目から。


 


 シカゴのシンポジウムで,ルネ・スピッツは,自分とデンバーの仲間たちの最近の観察と考察について報告してくれました。それは赤ちゃんの中で,実感が体得底で最初に生まれる時の,視覚の役割に関する報告でした。視覚のギフトは,他の五感,味覚・聴覚・嗅覚・触覚から得るお知らせを味わう時に最初の役立つことにある,とスピッツは教えてくれました。「視覚は,赤ちゃんが育つ世界,そこはもともと,聖書の神様と共に見る見方が支配的でしたのに,その赤ちゃんが育ちの世界の中に,新しくて,人生を左右する,聖書の神様に背く見方をもたらします。聖書の神様に背く見方のおかげで,その子どもは時間も空間も永遠に続くと思うようになります」。スピッツが言うのには,3か月までの間に,赤ちゃんは見てわかることが育って,一纏まりの景色を覚えていられるまでになる,ということでしたし,その見た景色が口が満足したことや五感が満足した,生きている歓びと一体となって,いつまでも続きます。

 

 

 いまここ

 最初に奥深いところに残る景色に,五感から来る,生きている歓びがくっ付いていますと,生きている歓びが人生の通奏低音となります。それがアタッチメント,くっ付いていることの一面です。赤ちゃんにお母さんがくっ付いている景色こそが,最初の奥深いところに残る景色です。それがアタッチメントのもう一つの面です。

 いまここアタッチメントがありますと,生きている歓びが必ず見つかります。

 

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