The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.105の第2パラグラフから。
舞台の始まりの日も(月も年も)決まっていないことは、高齢者にも当てはまりますけれども、時間の枠組みをハッキリとさせることも、人生のいろんな経験や高齢期の危機に焦点を当てるためには、役立つでしょう。80、90の高齢者にもなれば、今までなかった必要が生じますし、再評価しなくちゃならないことも出てきますし、日々の困難に直面しなくてはなりません。こういった懸念を議論し、向き合うこと時、そのやりがいのあることをハッキリとさせるために新たに第9番目の舞台を示すことは、適切でしょう。私どもは、80代後半と90代の眼を通して、最後の人生の巡り合わせを見直し、理解し直さなくっちゃ、と思います。
ジョアンは、こうして、93才で亡くなったエリックと80台になったジョアン自身の眼を通して、最後の人生の舞台を見直そうとしている訳ですね。今までもそうであった通りに、自分の経験を生かして、結晶化させることで、普遍的な真理を導き出そう、という、臨床的なアプローチです。
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