発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。コナー君。ネグレクトだけでも、人は最重度の知的障害児と同じようになってしまいました。怖いでしょ。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.138の第3パラグラフから。
養母さんが、自分が世話をしている、トラウマを負わされたり、ネグレクトされたりした子ども達を優しくゆすって、抱いた時、直感的に分かったのは、私どもの神経連続的な治療の基礎となるものでした。すなわち、こういったトラウマを負わされたり、ネグレクトされたりする子ども達は、一定の形のある、繰り返しの経験が必要で、それはそれぞれの発達段階のニーズに見合ったものだ、ということでした。個のニーズは、この子どもたちが大切な刺激を受けそこなった年齢、トラウマを負わされた年齢に見合ったニーズであって、実際の年齢のニーズではない、という子どです。
ですから、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの場合、実際には10歳になっていても、15歳になっていても、実際にやることは、0歳、1歳の赤ちゃんの時のニーズ、すなわち、愛着、ないし、根源的信頼感を育てることが課題となる訳です。なぜなら、発達トラウマ障害(DTD)の子どもは、魂はいつまでたっても0歳だからです。
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