エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

死に物狂いの先の光

2016-04-24 01:28:44 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
やり取りには、永遠の価値がある
  性に抑圧的であると、社会は全体的にも抑圧的になりやすいらしい。すると、不安神経症も増えやすい。 The life cycle cpmpleted 『人生の...
 

 劇場のセラピーって、どんなものでしょうね。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第20章 Finding your voice : communal rhyhtms and theater「自ふんの声を見つけてね:共通のリズムと劇場」p.332の、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ニックは、中学1年と2年のほとんどを、ベッドの上で過ごしましたし、アレルギーと薬でお腹いっぱいでした。薬を飲むと、ニックはグッタリとして学校には行けませんでした。母親と私は、ニックが自己嫌悪とひとりぼっちの子どもになっていくのを見ていましたから、私ども2人は、死に物狂いで、ニックを助けようとしていました。母親は、ニックが午後5時ころに少し元気があることに気付いて、私どもは、ニックが夕方の即興劇の劇場のクラスに参加することにしました。その劇場では、ニックは、同い年の男の子たちや女の子たちとやり取りすることができるものでした。

 

 

 

 

 

 不思議ですね。ヴァン・デ・コーク教授のところに、重たい病の子どもニックが与えられたなんてね。でも、何とかニックのためになることを、死に物狂いで助けようとして、出逢ったのが、即興劇の劇場でのクラスでした。どうやら、死に物狂いの先に光があったみたいですね。

 

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