電流デカイっす！(b_d)

先程、あるお客様からのお問合せが御座居ました。。。

「御社のHID用無接点モジュールは55WのHIDでも壊れませんかね？」

ナルホドですね。。。それは良い質問でやんす。

35W仕様に比べて消費電力も大きく、、、当然、起動時も安定後も電流は大きく、、、ON-OFF時のサージもかなりのエネルギーで、、、リレーの接点はデスビキャップとローターのギャップかと思わせる位、、、火花がガンガン出て、、、殊更大陸製のチャチなリレーはギブアップも早く、、、更にリレーにサージ対策を施してある大陸製品など皆無に等しく、、、35WのHIDリレーに比較すると故障率は赤丸急上昇ですな。。。

弊社製品は、そんなデカイ電力対策もあって、、、

スイッチング半導体も、、、

片側で80A対応のFETを採用し、、、

FETのツインコントロールになってますので、、、

55W仕様にも余裕のある仕様としてあります。

更に、、、巨大なサージも想定して対策回路を設けてあります。（実はスイッチング部分の設計でこの部分が結構大変だった。。。（笑））

つまり、、、故障率が35W仕様に比べ、比較的高い55W仕様にも十分なff電気的余裕を想定して設計して御座居ますので安心出来るかと思います。。。

尚、ダブルソレノイド仕様の切替回路はワット数に関係無く電気的数値はほぼ同一なので特にHIDのワット数には関連性は御座居ませんので。。。念の為。。。

ダブルソレノイドは切替時のリレーからの一瞬の信号で切替を行いますが、、、この信号を半導体で管理して、スイッチング半導体を一瞬ONにして切替信号を出力する様に設計しましたが、、、

スイッチング半導体の特性によるソレノイドのスイッチングのタイミング合わせにメチャメチャ苦労させられましたでごわす。。。（笑）

ONタイムが長過ぎると、ソレノイドにダメージがあるのとLo/Hiの切替は極性入替式なので早いスピードでLo/Hiを切替した場合に極性入替が間に合わず、回路内でショート！発火バーニング！ってコトになります。。。

ONタイムが短過ぎると、スイッチングFETの起動が間に合わず、、、

切替動作自体しなくなります。合掌。。。


このバランスがメチャメチャ難しいので結構苦しみました。。。（汗）


そんな、、、あーだこーだと苦しんだモジュールですが、、、ディープでマニアックと、、、まあ、そんなパーツです。。。（笑）

本日の超隙間風産業会社の超零細業務日報でした。。。（爆）