昨日は暖かかったですねー。
春の陽気に誘われて、、、眠いこと眠いこと。。。
ヤバイ、、、打合せ中に船を漕ぐトコまで。。。
増してや、、、昼飯後の業者さんの担当君からのデイスカッションが子守唄に聴こえ。。。
バリバリの睡眠電波と闘う羽目に。。。
う~ん、、。春眠暁をおぼえず。。。
皆様は居眠り運転何かしてませんよね?
今日は昨日とはうって変わりまして。。。
関東の平野部では雨天で冬の寒さが戻り、、、山間部ではまた雪の予報が。。。
もう、、、大雪での交通マヒに起因する影響は勘弁ですね。。。
こちらは先日の大雪のしわ寄せがまだ続き、、、連日深夜残業の日々が続いております。。。Σ(゜д゜lll)
毒者の皆様は、ここのところの激しい気温の上下で体調など崩されてらっしゃいませんでしょうか?
さて、、、季節は着実に春に向けて歩いてる様で。。。
エアコンが活躍する季節が着々と迫り。。。
最近はクライメートパネル。。。つまりエアコンコントロールパネルの分解修理がチョコチョコと御依頼戴いておりますです。。。
先日は。。。

コレな~んだ?と、クイズにしたら正解率が異常に低そうなユニット。。。
正解はW126前期モデル、、、280SEのクライメートコントロールパネル。。。
日本が昭和の時代だった頃の骨董品です。。。
中にはリレーが六つ入っていて、リレーのON-OFFでシーケンス制御を行ってスイッチング信号を出力する実にアナログでクラシカルなエアコン制御パネルです。。。
この内蔵されているリレーも現在では見事に劣化していてスイッチング信号の出力不良になることも。。。
で、、、そのリレーを交換ですが、、、既に交換部品がこの世に存在致しませんので現行部品を加工&改造して対応しざるを得ません。。。
実装されている整流ダイオードも既に廃盤品。。。
互換品で対応。。。
まあ、骨董品ですから。。。

極めつけはイルミネーション。。。
アクリル樹脂の導光板が溶けてます。。。

これじゃ、、、幾ら明るい光源をセットしても明るくはならないので。。。
溶けた部分をリューターで研磨してダイヤモンドリューターで仕上げ。。。
今回は電球色発光のLEDをセットして純正の雰囲気重視で仕上げました。。。
で、、、お次は、、、W124 1995年式のE320セダンのクライメートパネル。。。
お馴染みのマニュアルクライメートですが、分解はオートクライメートコントロールより困難でシビアです。
我々玄人でも難儀する部分で慎重さと繊細さを要求される部分なので素人さんが手を出されるのはお奨め出来ませんので御理解賜りたく存じます。。。m(_ _)m


アプローチはクライメート本体を分解して内蔵されている基盤の摘出からです。
基盤の固定は基盤中央の外部端子と接続されているハンダ付け部分がメインとなります。
ハンダの除去はハンダが古い上に粘着質なのでハンダ吸引器がすぐに詰まります。
ワット数の大きいハンダゴテで吸引箇所を連続10秒以上加熱するとハンダ部分のランドまでが剥がれて、基盤の髪の毛より細いパターンまで焼損してしまいます。。。
モノによっては止むを得ず焼損させて後に修復再生となる場合もありますが、基盤の上に直径0.3mm程度のグラフトを正確に載せる技術を要します。。。
又、この場合はホームセンターで売られているハンダゴテやハンダでは対応出来ません。。。
興味で分解される際は破壊覚悟でやって下さいね。。。
さてさて、今回の摘出した基盤には既に寿命を超越した電解コンデンサーや、特性の怪しい毒国のS社製トランジスターが山盛りです。。。
まずは電源回路の修復と制御信号出力トランジスターを全て摘出!
電源回路は熱でやっつけられている実装パーツも多いのでほぼ全数交換して、、、当時の唯一の熱対策とでも言いましょうか、、、タンタルコンデンサーも結構大きいサイズのモノが採用されてますがコレも現代仕様のチップ部品に換装です。
トランジスターは電動補助ファンリレーをON-OFFしているモノやヒーターバルブをON-OFFしているものがあります。。。
コレね。。。リレーやソレノイドといった「コイル」の負荷の場合に誘導起電圧とかの諸般の問題が絡んでくるんですよ。
こういった負荷をトランジスターでON-OFFした際に、、、OFFでコイル負荷から発生した波うったノイズみたいな高い電流をドカンとトランジスターが喰らってトランジスターが壊れることもあるのです。
これが前述の諸般の問題によって発生する事象です。
そこで、、、トランジスター周辺にはフライホイールダイオード等の対策が講じられておりますが、そのダイオードもお疲れ様~モードなので同時交換です。。。
で、、、問題を引き起こす元凶をクリアーにして。。。
コレで完了という具合に再組み立てですが、弊社に御依頼される目ざといW124オーナー様は「ついでに!」とクライメートパネルの照明の全LED化を同時依頼されることも多いですね。。。
まあ、お好きな毒者さんはマニュアルクライメートパネルのダイヤルや温度調整ホイール位まではDIYでやっちゃうんですよね。。。特に多くは白色LEDで。。。
そうするとですね。。。
その周囲のスイッチ類やシフトインジケータ等も白色LEDにしたくなって器用な毒者さんはDIYで何とかしちゃいますよね。。。パチパチパチ。。。良く出来ました~。
でもですね。。。
マニュアルクライメートコントロールの中心部にあるスイッチ×3つ。。。
コレの照明をLED化しようとして地獄に堕ちたユーザーさんも多いらしいですが。。。
スイッチはとってもデリケートです。
コレを無闇矢鱈に分解しちゃうとですね。。。
細かい部品やスプリングが「え~いっ!」と飛行して永遠の旅に出てしまったり。。。
スイッチの接点部はかなり極薄な銅板が合わせあってますがちょっとでも歪んだら二度と接触してくれません。。。
よく考えないで無理して組んでしまうと永遠に外気導入にならなかったり。。。
エアコンがONにならず、、、永遠に「EC」の赤LEDが点灯して実にエコノミーなままで固定されちゃったり。。。
反対に強制室内冷却固定状態ってのもありましたな。。。
この辺のスイッチは使わなくても壊れるので、特に使用頻度の低い内気↔︎外気切替スイッチ何かは丁寧に分解して接点検査の時点で要修理になる場合もあります。。。
だから、、、この部分は素人さんにはお奨め出来ない部分のLED化作業です。
この辺りは熟練した業者さんにお任せ下さるのが賢明かと。。。
専門職になりたくて日夜鍛錬を積んでやろうという目的のお方は別にして、、、ですよ。。。
さて、これから基盤の設計&製作ですわ。。。d(^_^o)
春の陽気に誘われて、、、眠いこと眠いこと。。。
ヤバイ、、、打合せ中に船を漕ぐトコまで。。。
増してや、、、昼飯後の業者さんの担当君からのデイスカッションが子守唄に聴こえ。。。
バリバリの睡眠電波と闘う羽目に。。。
う~ん、、。春眠暁をおぼえず。。。
皆様は居眠り運転何かしてませんよね?
今日は昨日とはうって変わりまして。。。
関東の平野部では雨天で冬の寒さが戻り、、、山間部ではまた雪の予報が。。。
もう、、、大雪での交通マヒに起因する影響は勘弁ですね。。。
こちらは先日の大雪のしわ寄せがまだ続き、、、連日深夜残業の日々が続いております。。。Σ(゜д゜lll)
毒者の皆様は、ここのところの激しい気温の上下で体調など崩されてらっしゃいませんでしょうか?
さて、、、季節は着実に春に向けて歩いてる様で。。。
エアコンが活躍する季節が着々と迫り。。。
最近はクライメートパネル。。。つまりエアコンコントロールパネルの分解修理がチョコチョコと御依頼戴いておりますです。。。
先日は。。。

コレな~んだ?と、クイズにしたら正解率が異常に低そうなユニット。。。
正解はW126前期モデル、、、280SEのクライメートコントロールパネル。。。
日本が昭和の時代だった頃の骨董品です。。。
中にはリレーが六つ入っていて、リレーのON-OFFでシーケンス制御を行ってスイッチング信号を出力する実にアナログでクラシカルなエアコン制御パネルです。。。
この内蔵されているリレーも現在では見事に劣化していてスイッチング信号の出力不良になることも。。。
で、、、そのリレーを交換ですが、、、既に交換部品がこの世に存在致しませんので現行部品を加工&改造して対応しざるを得ません。。。
実装されている整流ダイオードも既に廃盤品。。。
互換品で対応。。。
まあ、骨董品ですから。。。

極めつけはイルミネーション。。。
アクリル樹脂の導光板が溶けてます。。。

これじゃ、、、幾ら明るい光源をセットしても明るくはならないので。。。
溶けた部分をリューターで研磨してダイヤモンドリューターで仕上げ。。。
今回は電球色発光のLEDをセットして純正の雰囲気重視で仕上げました。。。
で、、、お次は、、、W124 1995年式のE320セダンのクライメートパネル。。。
お馴染みのマニュアルクライメートですが、分解はオートクライメートコントロールより困難でシビアです。
我々玄人でも難儀する部分で慎重さと繊細さを要求される部分なので素人さんが手を出されるのはお奨め出来ませんので御理解賜りたく存じます。。。m(_ _)m


アプローチはクライメート本体を分解して内蔵されている基盤の摘出からです。
基盤の固定は基盤中央の外部端子と接続されているハンダ付け部分がメインとなります。
ハンダの除去はハンダが古い上に粘着質なのでハンダ吸引器がすぐに詰まります。
ワット数の大きいハンダゴテで吸引箇所を連続10秒以上加熱するとハンダ部分のランドまでが剥がれて、基盤の髪の毛より細いパターンまで焼損してしまいます。。。
モノによっては止むを得ず焼損させて後に修復再生となる場合もありますが、基盤の上に直径0.3mm程度のグラフトを正確に載せる技術を要します。。。
又、この場合はホームセンターで売られているハンダゴテやハンダでは対応出来ません。。。
興味で分解される際は破壊覚悟でやって下さいね。。。
さてさて、今回の摘出した基盤には既に寿命を超越した電解コンデンサーや、特性の怪しい毒国のS社製トランジスターが山盛りです。。。
まずは電源回路の修復と制御信号出力トランジスターを全て摘出!
電源回路は熱でやっつけられている実装パーツも多いのでほぼ全数交換して、、、当時の唯一の熱対策とでも言いましょうか、、、タンタルコンデンサーも結構大きいサイズのモノが採用されてますがコレも現代仕様のチップ部品に換装です。
トランジスターは電動補助ファンリレーをON-OFFしているモノやヒーターバルブをON-OFFしているものがあります。。。
コレね。。。リレーやソレノイドといった「コイル」の負荷の場合に誘導起電圧とかの諸般の問題が絡んでくるんですよ。
こういった負荷をトランジスターでON-OFFした際に、、、OFFでコイル負荷から発生した波うったノイズみたいな高い電流をドカンとトランジスターが喰らってトランジスターが壊れることもあるのです。
これが前述の諸般の問題によって発生する事象です。
そこで、、、トランジスター周辺にはフライホイールダイオード等の対策が講じられておりますが、そのダイオードもお疲れ様~モードなので同時交換です。。。
で、、、問題を引き起こす元凶をクリアーにして。。。
コレで完了という具合に再組み立てですが、弊社に御依頼される目ざといW124オーナー様は「ついでに!」とクライメートパネルの照明の全LED化を同時依頼されることも多いですね。。。
まあ、お好きな毒者さんはマニュアルクライメートパネルのダイヤルや温度調整ホイール位まではDIYでやっちゃうんですよね。。。特に多くは白色LEDで。。。
そうするとですね。。。
その周囲のスイッチ類やシフトインジケータ等も白色LEDにしたくなって器用な毒者さんはDIYで何とかしちゃいますよね。。。パチパチパチ。。。良く出来ました~。
でもですね。。。
マニュアルクライメートコントロールの中心部にあるスイッチ×3つ。。。
コレの照明をLED化しようとして地獄に堕ちたユーザーさんも多いらしいですが。。。
スイッチはとってもデリケートです。
コレを無闇矢鱈に分解しちゃうとですね。。。
細かい部品やスプリングが「え~いっ!」と飛行して永遠の旅に出てしまったり。。。
スイッチの接点部はかなり極薄な銅板が合わせあってますがちょっとでも歪んだら二度と接触してくれません。。。
よく考えないで無理して組んでしまうと永遠に外気導入にならなかったり。。。
エアコンがONにならず、、、永遠に「EC」の赤LEDが点灯して実にエコノミーなままで固定されちゃったり。。。
反対に強制室内冷却固定状態ってのもありましたな。。。
この辺のスイッチは使わなくても壊れるので、特に使用頻度の低い内気↔︎外気切替スイッチ何かは丁寧に分解して接点検査の時点で要修理になる場合もあります。。。
だから、、、この部分は素人さんにはお奨め出来ない部分のLED化作業です。
この辺りは熟練した業者さんにお任せ下さるのが賢明かと。。。
専門職になりたくて日夜鍛錬を積んでやろうという目的のお方は別にして、、、ですよ。。。
さて、これから基盤の設計&製作ですわ。。。d(^_^o)