4/5(火)戸田道場、稽古日誌
■少年・少女部
最近は、時代とともに、厳しめの指導を控えておりましたが、今回はちょっと思うところがあり、ガッツリお灸をすえさせていただきました。
しっかり、身に染みて覚えてもらいたかったので、今回の少年・少女部の稽古は、一切行いませんでした。
お説教(一喝)→しばらく放置→お説教(説く)
という流れでした。
ざっくり経緯と理由を話すと……
新年度を迎えた4月最初の稽古に皆の気持ちが緩んでいるように感じたからです。
今回の稽古から、6年生(新中1)の子達3人が抜けることになりました。
そのこともあったので、前回、前々回の稽古から「これからは、リードして面倒を見てくれた先輩たちが3人も抜けることになるから、今までの様な先輩の指示についていくだけという稽古の関わり方は改めて、自分でもっと考えて動けるようにならないといけない。もっと集中をして稽古に取り組んで欲しい」というような趣旨のことを子ども達に伝えておりました。
新6年生は2人いて、彼らも長く学んでくれているので、非常に後輩の面倒を見てくれる頼もしい会員ではあります。
しかし、今春、一気に3人の先輩たちが抜けるタイミングでもあったので、子ども達それぞれに、もうワンランクアップした意識を持って欲しかったので、先の様な事をしつこく伝えていました。
あと、受動的で集中力を欠いていると、ケガをしたり怪我をさせたりしてしまうので、そういう意味でも、集中して稽古に臨んで欲しかったのです。
という背景があった中で、今回の稽古です。
理由1)新6年生2人が遅刻
元来私は、遅刻に関しては、厳しく言っていません。
というか、遅刻に関しては全く責めることはありません。
それは、子ども達に関して言えば、家庭や親、学校などの都合で、どうしても稽古時間に間に合わない時も出てくるでしょう。
そして、遅刻をするまいと焦ってしまい、急いで稽古場に向かうことで、移動中の事故リスクが高まることを考えると、時間厳守のプレッシャーをかけるよりは、子ども達の安全を優先したいので、子ども達には「遅刻が確定しても慌てず、交通事故などに気を付けて来るように」と伝えています。
とはいえ、出来るだけ時間の感覚を持って欲しいし、時間は守って欲しいという想いはあります。
しかしそこは、本人達の時間に対する意識というか、自主性を見ながら、注意すべき時にしていけたらと思っています。
ありがたいことに、今まで時間の件で注意することはありませんでした。
しかし、今回は少し違います。
前の稽古で「4月からは、気持ちも新たに、各々が自主性を持ちやっていこう!」と伝えていたのに、そのトップを走り、見本を見せてもらいたいと期待していた新6年生二人の遅刻は、ちょっと許せませんでした。
生活の中で、合気道の優先順位は高いものではないのかもしれません。
でも、今日だけは……
今日だけは、遅刻はして欲しくなかった。
先輩3人が抜けた後は、自分たちが道場を引っ張るという気持ちを感じたかった。
他の後輩達も「次の6年生はこんな感じなんだ。」と思ってしまうことも個人的には嫌だった。
やはり、スタートが大切。
そう思ったので「その件については、あとで皆にしっかり伝えよう」と思っていました。
当然その時は、一喝する気などなく、いつも通りの伝え方で話をするつもりでした。
しかし……
理由2)他の会員が集中していない
ちょうど、先の彼ら二人が遅れて道場に入ってきた時(新6年の二人は、一緒に出掛けていたらしく、二人一緒に来ました)、私は、受身の指導をしていて、見本を見せながら、ポイントを説明をしている途中でした。
その私の説明を聞いていなければいけない時なのに……
遅れてきた二人の動きを目で追いつつ、私の説明など全く聞いていない子達が多くいました。
酷かったのは、私が見本を見せようと、子ども達に背を向けたタイミングで遅れてきた彼らに視線を移している子達もいて……
私が向き返った時に、その姿を捉えられ……
「説明聞いているのかなぁ……」と感じながら説明をしていたのですが、その懸念は見事に的中し、注意力散漫な子ども達の姿が私の目の前に広がっていました。
集中力の欠如は、先にも書いた通り、ケガをしたり怪我をさせることにつながる。
合気道の指導を受けているのだから、指導員が説明をしている時くらいは、しっかりと話を聞く集中力は持ってもらいたい。
私は、技の上手い下手では決して叱らない。
すぐに直せること、今すぐできることをやらないことが数回続くと、烈火のごとく叱ることがあります。
それは、集中力の欠如が原因だからです。
例えば、右足を前に出してといって見本を見せていて、周りも同じように動いているのに、一人だけぼーっと立っているとか、話を聞くように伝えているのに、他を見ていてこちらを一向に見ようとしない場合等です。
これ、驚くことに、何度大きな声で伝えても、皆に伝えているうちは耳に入らないで、名指しされるまでぼーっとして動かない子がいるんです。
これって、稽古する上では、ケガに繋がるので、非常に危ないんですよ。
稽古する上での注意点も当然耳に入っていないでしょうから……
だから、今回の「遅刻者が来た程度で、気持ちをそっちに持っていかれる感覚」を目の当たりにして「前回までの、私からのメッセージが伝わってないな」と、だったら、もう一度伝えるしかないないな……と。
(先に言った通り、当道場は遅刻に関して私が叱ることはないので、今までも遅刻してくる子はいたし、同じことがあったんだから、珍しいことじゃないだろ?と)
ここで、一喝!!!
前回、前々回と、気持ちを新たに、自主性を持って稽古に取り組もうと話をしたじゃないか!
それなのに、ツートップは遅刻するわ、その遅刻者に気を取られて私の説明は聞いてないわ、前回までの説明と皆との共有(返事もしてくれた)は何だったのか???
そんな意識しかないというか、そんな温く、集中力のない状況で、危険の伴う武道の指導はしたくない!と思い……
「今日は、稽古をしない!」
と言い放ち、しばらく私は道場の隅でイスに座る。
子ども達は、受身の指導を受けている状態だったので、前後左右ぶつからない状態で、ただ立っていました。
ここで、帰ろうとした子がいたら怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、それは流石にありませんでしたけど。
しばらくして、私も立ち上がり、今回の件を説明。
理由は、先に書いた通り。
それで、稽古時間45分が過ぎました。
子ども達は、約45分間立ちっぱなし。
新年度最初の戸田道場の稽古において、今回の件は、非常に残念でした。
子ども達とは「次回以降、気持ちを引き締めて稽古に取り組もう!」と約束をして終了しました。
全ての人に理解をして欲しいとは思っていませんが「当道場の指導方針、指導員の想いは、こういう所にある」ということは伝えておきたいと思います。
次回以降の、子ども達の集中力に期待します。
■一般部
今回から、少年・少女部から一般部にRが移籍してきました。
少年・少女部では、礼儀や気持ち、そして、合気道を身に付ける上での感覚的な下地を鍛えることが第一。
一般部では、本格的な合気道の稽古になるので、ここからが本当の意味での合気道稽古となりますので、これからも引き続き、一緒に汗を流していこう!
<基本動作>
<体捌き>
<運足>
※動画はこちら!
<打撃基本>
・手技&足技
・ミット:中段回し蹴り
※動画はこちら!
<基本技>
四ヶ条
・基本確認
・正面突き四ヶ条押さえ
※動画はこちら!
<昇級審査>
前回、股関節の痛みを訴えていたため、延期したRの二級審査(当道場だけの、三級のブラッシュアップ審査です。)
うちの会員さん、皆がメキメキと上達してくれていますが、このRは運動神経よく、特に成長著しく感じます。
もっと基本動作をやって、体の軸を鍛えてもらえたら、より成長できると思います。
合気道は、年齢関係なく、一生涯関われる武道です。
これからも、体に無理せず長く続けていけるように合気道と関わってもらえたら嬉しいです。
(これは、他の会員全員へのメッセージでもあります。)
優しさの中に厳しさを、厳しさの中に優しさを……
そんなことをお互いが意識しつつ、お互いを思いやりながら稽古をしていけたらと思います。
道場もコミュニティの一つであるので、甘えるだけではダメ、楽にはしるだけでもダメ、そこには、道場内で何を学ぶのかを考え、自分たちが果たす義務???を常に意識してくれたら、和気藹々とした思いやりのある中で稽古が出来ると思います。
なんてことを今回の少年・少女部の件や成長著しい一般部の会員さん達を見てちょっと思っちゃいました
合気道S.A.岩本道場では、会員を募集しております!
・初回体験無料!
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合気道S.A.岩本道場
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■少年・少女部
最近は、時代とともに、厳しめの指導を控えておりましたが、今回はちょっと思うところがあり、ガッツリお灸をすえさせていただきました。
しっかり、身に染みて覚えてもらいたかったので、今回の少年・少女部の稽古は、一切行いませんでした。
お説教(一喝)→しばらく放置→お説教(説く)
という流れでした。
ざっくり経緯と理由を話すと……
新年度を迎えた4月最初の稽古に皆の気持ちが緩んでいるように感じたからです。
今回の稽古から、6年生(新中1)の子達3人が抜けることになりました。
そのこともあったので、前回、前々回の稽古から「これからは、リードして面倒を見てくれた先輩たちが3人も抜けることになるから、今までの様な先輩の指示についていくだけという稽古の関わり方は改めて、自分でもっと考えて動けるようにならないといけない。もっと集中をして稽古に取り組んで欲しい」というような趣旨のことを子ども達に伝えておりました。
新6年生は2人いて、彼らも長く学んでくれているので、非常に後輩の面倒を見てくれる頼もしい会員ではあります。
しかし、今春、一気に3人の先輩たちが抜けるタイミングでもあったので、子ども達それぞれに、もうワンランクアップした意識を持って欲しかったので、先の様な事をしつこく伝えていました。
あと、受動的で集中力を欠いていると、ケガをしたり怪我をさせたりしてしまうので、そういう意味でも、集中して稽古に臨んで欲しかったのです。
という背景があった中で、今回の稽古です。
理由1)新6年生2人が遅刻
元来私は、遅刻に関しては、厳しく言っていません。
というか、遅刻に関しては全く責めることはありません。
それは、子ども達に関して言えば、家庭や親、学校などの都合で、どうしても稽古時間に間に合わない時も出てくるでしょう。
そして、遅刻をするまいと焦ってしまい、急いで稽古場に向かうことで、移動中の事故リスクが高まることを考えると、時間厳守のプレッシャーをかけるよりは、子ども達の安全を優先したいので、子ども達には「遅刻が確定しても慌てず、交通事故などに気を付けて来るように」と伝えています。
とはいえ、出来るだけ時間の感覚を持って欲しいし、時間は守って欲しいという想いはあります。
しかしそこは、本人達の時間に対する意識というか、自主性を見ながら、注意すべき時にしていけたらと思っています。
ありがたいことに、今まで時間の件で注意することはありませんでした。
しかし、今回は少し違います。
前の稽古で「4月からは、気持ちも新たに、各々が自主性を持ちやっていこう!」と伝えていたのに、そのトップを走り、見本を見せてもらいたいと期待していた新6年生二人の遅刻は、ちょっと許せませんでした。
生活の中で、合気道の優先順位は高いものではないのかもしれません。
でも、今日だけは……
今日だけは、遅刻はして欲しくなかった。
先輩3人が抜けた後は、自分たちが道場を引っ張るという気持ちを感じたかった。
他の後輩達も「次の6年生はこんな感じなんだ。」と思ってしまうことも個人的には嫌だった。
やはり、スタートが大切。
そう思ったので「その件については、あとで皆にしっかり伝えよう」と思っていました。
当然その時は、一喝する気などなく、いつも通りの伝え方で話をするつもりでした。
しかし……
理由2)他の会員が集中していない
ちょうど、先の彼ら二人が遅れて道場に入ってきた時(新6年の二人は、一緒に出掛けていたらしく、二人一緒に来ました)、私は、受身の指導をしていて、見本を見せながら、ポイントを説明をしている途中でした。
その私の説明を聞いていなければいけない時なのに……
遅れてきた二人の動きを目で追いつつ、私の説明など全く聞いていない子達が多くいました。
酷かったのは、私が見本を見せようと、子ども達に背を向けたタイミングで遅れてきた彼らに視線を移している子達もいて……
私が向き返った時に、その姿を捉えられ……
「説明聞いているのかなぁ……」と感じながら説明をしていたのですが、その懸念は見事に的中し、注意力散漫な子ども達の姿が私の目の前に広がっていました。
集中力の欠如は、先にも書いた通り、ケガをしたり怪我をさせることにつながる。
合気道の指導を受けているのだから、指導員が説明をしている時くらいは、しっかりと話を聞く集中力は持ってもらいたい。
私は、技の上手い下手では決して叱らない。
すぐに直せること、今すぐできることをやらないことが数回続くと、烈火のごとく叱ることがあります。
それは、集中力の欠如が原因だからです。
例えば、右足を前に出してといって見本を見せていて、周りも同じように動いているのに、一人だけぼーっと立っているとか、話を聞くように伝えているのに、他を見ていてこちらを一向に見ようとしない場合等です。
これ、驚くことに、何度大きな声で伝えても、皆に伝えているうちは耳に入らないで、名指しされるまでぼーっとして動かない子がいるんです。
これって、稽古する上では、ケガに繋がるので、非常に危ないんですよ。
稽古する上での注意点も当然耳に入っていないでしょうから……
だから、今回の「遅刻者が来た程度で、気持ちをそっちに持っていかれる感覚」を目の当たりにして「前回までの、私からのメッセージが伝わってないな」と、だったら、もう一度伝えるしかないないな……と。
(先に言った通り、当道場は遅刻に関して私が叱ることはないので、今までも遅刻してくる子はいたし、同じことがあったんだから、珍しいことじゃないだろ?と)
ここで、一喝!!!
前回、前々回と、気持ちを新たに、自主性を持って稽古に取り組もうと話をしたじゃないか!
それなのに、ツートップは遅刻するわ、その遅刻者に気を取られて私の説明は聞いてないわ、前回までの説明と皆との共有(返事もしてくれた)は何だったのか???
そんな意識しかないというか、そんな温く、集中力のない状況で、危険の伴う武道の指導はしたくない!と思い……
「今日は、稽古をしない!」
と言い放ち、しばらく私は道場の隅でイスに座る。
子ども達は、受身の指導を受けている状態だったので、前後左右ぶつからない状態で、ただ立っていました。
ここで、帰ろうとした子がいたら怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、それは流石にありませんでしたけど。
しばらくして、私も立ち上がり、今回の件を説明。
理由は、先に書いた通り。
それで、稽古時間45分が過ぎました。
子ども達は、約45分間立ちっぱなし。
新年度最初の戸田道場の稽古において、今回の件は、非常に残念でした。
子ども達とは「次回以降、気持ちを引き締めて稽古に取り組もう!」と約束をして終了しました。
全ての人に理解をして欲しいとは思っていませんが「当道場の指導方針、指導員の想いは、こういう所にある」ということは伝えておきたいと思います。
次回以降の、子ども達の集中力に期待します。
■一般部
今回から、少年・少女部から一般部にRが移籍してきました。
少年・少女部では、礼儀や気持ち、そして、合気道を身に付ける上での感覚的な下地を鍛えることが第一。
一般部では、本格的な合気道の稽古になるので、ここからが本当の意味での合気道稽古となりますので、これからも引き続き、一緒に汗を流していこう!
<基本動作>
<体捌き>
<運足>
※動画はこちら!
<打撃基本>
・手技&足技
・ミット:中段回し蹴り
※動画はこちら!
<基本技>
四ヶ条
・基本確認
・正面突き四ヶ条押さえ
※動画はこちら!
<昇級審査>
前回、股関節の痛みを訴えていたため、延期したRの二級審査(当道場だけの、三級のブラッシュアップ審査です。)
うちの会員さん、皆がメキメキと上達してくれていますが、このRは運動神経よく、特に成長著しく感じます。
もっと基本動作をやって、体の軸を鍛えてもらえたら、より成長できると思います。
合気道は、年齢関係なく、一生涯関われる武道です。
これからも、体に無理せず長く続けていけるように合気道と関わってもらえたら嬉しいです。
(これは、他の会員全員へのメッセージでもあります。)
優しさの中に厳しさを、厳しさの中に優しさを……
そんなことをお互いが意識しつつ、お互いを思いやりながら稽古をしていけたらと思います。
道場もコミュニティの一つであるので、甘えるだけではダメ、楽にはしるだけでもダメ、そこには、道場内で何を学ぶのかを考え、自分たちが果たす義務???を常に意識してくれたら、和気藹々とした思いやりのある中で稽古が出来ると思います。
なんてことを今回の少年・少女部の件や成長著しい一般部の会員さん達を見てちょっと思っちゃいました
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