子供達を指導していて、最近感じる事があります。
子供だから仕方がないと思うのですが、私の立場からは絶対に許してはいけないことだと思っています。
そんな話をしたいと思います。
合気道S.A.戸田は、基本的には小学生以上を会員対象として募集しています。
それは、
・皆と同じ動きをする稽古内容が多いので、ついてこれないだろう。
・小学生未満だと、指導内容を理解できないだろう。
この二つが、大きな理由です。
他にも意味があるのですが、それを書くとネタバレとなり、私の狙う効果が得られなくなるので、ここではお話しません。
しかし、小学生未満の入会を認めていない訳ではなく、希望があれば入会して戴いております。
ただし、経験上生徒よりも、見学に来た保護者の方が先に気にしてしまうようです。
「うちの子ついていけるか心配なので、もっと成長したら…」
と思うようです。
また、入会したとしても…
「うちの子が他のできる子の足をひっぱるのでは…?」
と気にされる保護者もいらっしゃいます。
私の意見を申し上げれば、小学校低学年くらいまでは、皆の真似をして体を動かす程度でいいと思っていますので。
もっと他に、礼儀や行動のメリハリを指導したいと考えています。
ですから、保護者の方の心配ももっともですが、もっと気長に見てもらいたいと考えています。
という私の考えを入会前の小学生未満の保護者の方にはお話をさせて戴いております。
それで、納得して戴いた方には小学生未満でも入会をして戴いております。
少し前置きが長くなりましたが、そういう訳で、当教室には小学生未満の会員がおります。
一通り基本や体力作りメニューを行った後、技の稽古に入るため二人組みになってもらいます。
すると、他の会員は、小さい子達と組むのを嫌がるんです。
身長差や物覚えなどの点で、物足りなく感じるんでしょうね。
もっと上手くなりたいという途上期においては、子供の自然の発想なのでしょう。
気持ちは分かります。
しかし、あからさまに小さい子と組むのを避けるようになり、私が小さい子の相手を決めると、嫌な顔をする生徒がおります。
自分が選ばれないと「セーフ!」「ラッキー」
選ばれると「え~!」「ハァ~」
等と遠慮なく態度に現れてしまいます。
何度も言います、子供ですし仕方ない部分も分かっています。
しかし、これは限度を越えていると思いますし、指導者として許してはいけないことだと思っています。
私は、こういう態度をとる人が、大人子供問わず大嫌いなんです!
子供の方が精神発達の途中段階で、今後の指導によって変ってもらえる可能性がある分、まだ救いがありますが…
こういう態度を見ると、本当にガッカリします。
正直、怒りを抑えられません…
数ヶ月前になりますが、あまりにも目に付く時があったので…
「始めは皆下手で、キミ達もそうだっただろ?」
「それを少し上手くなったからって、相手を選ぶようになりやがって!」
「自分のことしか考えられないで、仲間を思いやれないなら、いらないのはむしろキミ達です!」
「武道は、人を傷つける術を教えるので、他人を思いやれないものが学べば、ただの暴力者になってしまいます」
「上手い下手で考えて、自分より出来ないものを差別するような言動は今後絶対にするな!」
と、きつくお灸をすえたつもりだったのですが…
今月から、もう一人小学生未満の子が入会してきました。
感覚がいいのでしょうか?
私が説明しただけで、合格点の動きが出来るほど感覚がいい子です。
はっきり言って、先輩の小学生以上会員で、その子より覚えが悪い子が数名いるくらいです。
集中力と体で覚える感覚がいいんだと思います。
そういう子でさえ…
他の会員は、ただ小さいという理由だけで、相手を務めるのを嫌がる雰囲気が出来ていました。
ある子が、明らかに態度に表しました。
今回は様子見の余裕は与えませんでした。
即、私の怒鳴り声が子供達に向けられます。
「お前だって始めは下手だったろうが!」
「お前が相手を選ぶなんて10年早ぇ~!」
「まともに人に教えられないくせに、生意気言うんじゃねぇ!」
「相手が嫌なら、お前が帰れ!」
「必要ないのは、小さい子じゃないぞ!相手を思いやれないお前らだ!」
くらいの事はいった気がします。
稽古の締めの正座の時に、同じ話をもう一度しました。
本当にショックです…
教室の皆は仲間です。
その仲間に優しさを向けられない人間は、結局伸び悩みます。
合気道は相手になってもらうことで自分の技が成長する武道です。
まだ未熟な生徒を皆で教えることで、その未熟な者が一つ成長する。
成長する生徒が多くなれば、自分の稽古相手に上手に動ける仲間が増える。
結局、自分の得にもなるんです。
“情けは人の為ならず”
こういう事を感覚でもいいから感じて欲しいです。
最近は、目先の利益ばかり求める事が要求される世の中なので、逆にこういう感覚を知る機会を与えたいと思っています。
私は、今これを書いていても腹が立ってきてしまうくらい、こういう事が大嫌いです!
実は、先回の稽古から、各先輩がローテーションで後輩指導をしてもらうことにしました。
本当は、私が何も言わなくてもベテランの会員が、進んでやってくれるのを期待していたのですが、残念ながら、今までそういう申し出をしてきた子はいません。
その為に、二人一組になる時には、私は何も言わず、彼らにパートナー選びを任せていたのですが、結局、自分の好きな相手としか組まなかったです。
私から「あーしなさい」「こーしなさい」というルールは極力作りたくないんですけどね…残念です。
このブログを会員がどれだけ読んでくれているか分かりませんが、この場でも再度いいます!
教室の会員は皆仲間だ!
仲間を思いやれず、自分のことしか考えられないヤツは絶対に許しません!
仲間に思いやりを示せないヤツは、当教室には必要なし!
いや、会員でいるうちは根性叩き直してやるから覚悟しておくように!
ご父兄の方々も、この部分は譲れませんので、予めご理解願います。
【合気道に興味をお持ちの方、以下のサイトもご覧ください】
合気道S.A.戸田(私が指導しています)
http://aikidosa-toda.com/
☆aikipanda's other sites☆
有限会社オフィス・ジーユーエヌ
http://officegun.co.jp/
ライフプラン・資産相談.com
http://life-asset.com/
ゆう坊日記
http://officegun.blog28.fc2.com/
子供だから仕方がないと思うのですが、私の立場からは絶対に許してはいけないことだと思っています。
そんな話をしたいと思います。
合気道S.A.戸田は、基本的には小学生以上を会員対象として募集しています。
それは、
・皆と同じ動きをする稽古内容が多いので、ついてこれないだろう。
・小学生未満だと、指導内容を理解できないだろう。
この二つが、大きな理由です。
他にも意味があるのですが、それを書くとネタバレとなり、私の狙う効果が得られなくなるので、ここではお話しません。
しかし、小学生未満の入会を認めていない訳ではなく、希望があれば入会して戴いております。
ただし、経験上生徒よりも、見学に来た保護者の方が先に気にしてしまうようです。
「うちの子ついていけるか心配なので、もっと成長したら…」
と思うようです。
また、入会したとしても…
「うちの子が他のできる子の足をひっぱるのでは…?」
と気にされる保護者もいらっしゃいます。
私の意見を申し上げれば、小学校低学年くらいまでは、皆の真似をして体を動かす程度でいいと思っていますので。
もっと他に、礼儀や行動のメリハリを指導したいと考えています。
ですから、保護者の方の心配ももっともですが、もっと気長に見てもらいたいと考えています。
という私の考えを入会前の小学生未満の保護者の方にはお話をさせて戴いております。
それで、納得して戴いた方には小学生未満でも入会をして戴いております。
少し前置きが長くなりましたが、そういう訳で、当教室には小学生未満の会員がおります。
一通り基本や体力作りメニューを行った後、技の稽古に入るため二人組みになってもらいます。
すると、他の会員は、小さい子達と組むのを嫌がるんです。
身長差や物覚えなどの点で、物足りなく感じるんでしょうね。
もっと上手くなりたいという途上期においては、子供の自然の発想なのでしょう。
気持ちは分かります。
しかし、あからさまに小さい子と組むのを避けるようになり、私が小さい子の相手を決めると、嫌な顔をする生徒がおります。
自分が選ばれないと「セーフ!」「ラッキー」
選ばれると「え~!」「ハァ~」
等と遠慮なく態度に現れてしまいます。
何度も言います、子供ですし仕方ない部分も分かっています。
しかし、これは限度を越えていると思いますし、指導者として許してはいけないことだと思っています。
私は、こういう態度をとる人が、大人子供問わず大嫌いなんです!
子供の方が精神発達の途中段階で、今後の指導によって変ってもらえる可能性がある分、まだ救いがありますが…
こういう態度を見ると、本当にガッカリします。
正直、怒りを抑えられません…
数ヶ月前になりますが、あまりにも目に付く時があったので…
「始めは皆下手で、キミ達もそうだっただろ?」
「それを少し上手くなったからって、相手を選ぶようになりやがって!」
「自分のことしか考えられないで、仲間を思いやれないなら、いらないのはむしろキミ達です!」
「武道は、人を傷つける術を教えるので、他人を思いやれないものが学べば、ただの暴力者になってしまいます」
「上手い下手で考えて、自分より出来ないものを差別するような言動は今後絶対にするな!」
と、きつくお灸をすえたつもりだったのですが…
今月から、もう一人小学生未満の子が入会してきました。
感覚がいいのでしょうか?
私が説明しただけで、合格点の動きが出来るほど感覚がいい子です。
はっきり言って、先輩の小学生以上会員で、その子より覚えが悪い子が数名いるくらいです。
集中力と体で覚える感覚がいいんだと思います。
そういう子でさえ…
他の会員は、ただ小さいという理由だけで、相手を務めるのを嫌がる雰囲気が出来ていました。
ある子が、明らかに態度に表しました。
今回は様子見の余裕は与えませんでした。
即、私の怒鳴り声が子供達に向けられます。
「お前だって始めは下手だったろうが!」
「お前が相手を選ぶなんて10年早ぇ~!」
「まともに人に教えられないくせに、生意気言うんじゃねぇ!」
「相手が嫌なら、お前が帰れ!」
「必要ないのは、小さい子じゃないぞ!相手を思いやれないお前らだ!」
くらいの事はいった気がします。
稽古の締めの正座の時に、同じ話をもう一度しました。
本当にショックです…
教室の皆は仲間です。
その仲間に優しさを向けられない人間は、結局伸び悩みます。
合気道は相手になってもらうことで自分の技が成長する武道です。
まだ未熟な生徒を皆で教えることで、その未熟な者が一つ成長する。
成長する生徒が多くなれば、自分の稽古相手に上手に動ける仲間が増える。
結局、自分の得にもなるんです。
“情けは人の為ならず”
こういう事を感覚でもいいから感じて欲しいです。
最近は、目先の利益ばかり求める事が要求される世の中なので、逆にこういう感覚を知る機会を与えたいと思っています。
私は、今これを書いていても腹が立ってきてしまうくらい、こういう事が大嫌いです!
実は、先回の稽古から、各先輩がローテーションで後輩指導をしてもらうことにしました。
本当は、私が何も言わなくてもベテランの会員が、進んでやってくれるのを期待していたのですが、残念ながら、今までそういう申し出をしてきた子はいません。
その為に、二人一組になる時には、私は何も言わず、彼らにパートナー選びを任せていたのですが、結局、自分の好きな相手としか組まなかったです。
私から「あーしなさい」「こーしなさい」というルールは極力作りたくないんですけどね…残念です。
このブログを会員がどれだけ読んでくれているか分かりませんが、この場でも再度いいます!
教室の会員は皆仲間だ!
仲間を思いやれず、自分のことしか考えられないヤツは絶対に許しません!
仲間に思いやりを示せないヤツは、当教室には必要なし!
いや、会員でいるうちは根性叩き直してやるから覚悟しておくように!
ご父兄の方々も、この部分は譲れませんので、予めご理解願います。
【合気道に興味をお持ちの方、以下のサイトもご覧ください】
合気道S.A.戸田(私が指導しています)
http://aikidosa-toda.com/
☆aikipanda's other sites☆
有限会社オフィス・ジーユーエヌ
http://officegun.co.jp/
ライフプラン・資産相談.com
http://life-asset.com/
ゆう坊日記
http://officegun.blog28.fc2.com/
覚悟ですか…
ごりらさんは、今年は覚悟を決めて勝負に出ていると他からもお話を聞きました。
良い形でお仕事が進んでいく事を祈っています。
また落ち着いたら稽古にもいらしてくださいね。
指導するとはそういうことですよね。熱い思いは必ずあいてに伝わります。そして特に必要なのはやはり覚悟なんでしょうね。さぁ~私も覚悟を決めて働くか。
学校の場合は、モンスターペアレンツっていうんでしたっけ?注意をしたのにクレームを言ってくるアホがいるんですね?
何のための学校教育なのか分からなくなってしまいますね…
幸い、当教室ではそういう意識の低い保護者の方々はいらっしゃらないので助かっています。
(元々、学校と比べてはいけないんでしょうけど…)
技量の違う相手との稽古は大変ですけど、確かに得るものが多い気がします。
自分が下手なら、相手に合わせようと頑張るし、先輩の技を盗もうとします。
自分が先輩なら、素人のような反応をする相手にも確り技が決まるか?そして、相手を伸ばしてあげられるか…など。
与えられた情況でも、前向きに貪欲に稽古に臨めるかどうかでその後の成長が違うと思うのですが…
そんなところを稽古を通じて感じて欲しいですね。
豊田さんは、私より教育現場の経験は豊富なので、また色々ご意見お聞かせいただけると嬉しいです。
今の子どもは,同学年の友達と遊ぶことはできても,異学年の子どもと遊ぶことを苦手にする傾向があります。地域で遊ぶ経験が少ないからなんでしょうかね。学校でそういう機会をわざわざ設けなくてはいけない時代です。
私は,伝統合気道を習っていた時代に,よく小学生や中学生と組んで稽古していたことがありました。相性のよい相手と稽古すると,合気道はとても楽なのですが,体格も力も技量も違う相手と稽古するのは,結構大変なんですよね。でも,その経験がとてもプラスになったと思っています。そういうことに,合気道の稽古を通して気づいてもらえたらいいですね。