土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

標識放流692号(再捕23年度16例目)

2023-11-16 06:04:05 | アカメ調査室
 2023年10月10日、桂浜水族館が常設している、ある漁港の水槽にアカメ2個体が
寄贈されており、うち一個体にはタグが付いている。と、水族館から連絡がありました。
 タグの記号番号を調べてみると、今年9月27日に前田尚俊さんが釣って標識放流した
アカメでした。


水族館に搬入された標識魚 画像提供:桂浜水族館

 バックヤードで体力を回復させてから再放流したいとのことなので、放流の際には
メディアに来てもらって取材をしてもらうようにしようということになりました。
 一般にあまり知られていないアカメの標識放流調査のことを知っていただくよい
機会だと考えたのです。

 前田さんに連絡をすると、それは息子にも見せてあげたいということで、前田さん親子
が参加できる日を放流日としました。
相談の結果◆開催日時 2023 年10 月31 日 15:30~ となりました。

 当日、取材に来たのは読売新聞だけで少しさみしい催行となりましたが、アカメの
標識放流調査を広く知ってもらうよい機会となりました。


水族館の運搬用水槽からアカメを取り出す作業を撮影する読売新聞記者
 
 なにより素晴らしいのは、アカメの生態解明に努力している父、前田尚俊さんの
活動を幼い息子さんに見せることができたことです。その上、放流する前に父親が
アカメの体に触れさせてあげたことです。
 小学校1年生の息子が父親がいつもやっている、大変な活動のこんなシーンを
見る機会はなかなかありません。


 放流前の前田尚俊さんとアカメ


アカメの体にさわる息子さん

桂浜水族館とスタッフのお二人、読売新聞記者、前田尚俊さん親子、おつかれさまでした。

元気に海に帰ったアカメにこんどはいつ再開できるでしょう。楽しみが次々と増えていきます。