今年は果樹の稀に見る不作の年です。
スモモ、柿、ミカンなどなど。
柿は収穫ゼロ、スモモは例年の1/10。
ミカンは我が家の主力作物。それも例年の三分の一あるかないか。
ミカンは鳥獣被害が例年出ます。
最も多いのがハクビシン、タヌキの食害です。次いで鳥の被害です。カラス、ヒヨドリ、メジロなどですがヒヨドリ、メジロは年変動が大きく
うんと少ない年、極端に多い年があります。
今年はかなり多い年で少しミカンが色づいたころから猛攻撃が始まりました。
鳥対策としては、その名も「バードキラー」というさも恐ろしげな機材があります。プロパンガスを使い大きな爆発音で鳥を脅かすというものですが、
カラスしか効き目がありません。
小鳥が突っついたミカン。
カラスはお利口さんで、悪さをするので嫌われて鉄砲で狙われたりしているので、ドンという大きな音が苦手なようです。他の小鳥にはまったく効き目がありません。
今年のハクビシンの襲撃はまだ色のついていていない9月から始まりました。
ハクビシンが齧ったミカン
ハクビシンの食事の痕 木の下にはミカンの皮が散乱しています。普段は色がつき糖度が上がってから食害が始まるのですが今年は違いました。
真っ青な未熟のときから大量に被害が出ました。
色づき収穫が終わるまで そのまま食害が続きました。
ハクビシン、タヌキが食べた被害果
木の下には食べカスが地面を覆います。ミカン畑の中にはウンコがあちらこちらに。
「怒り心頭に発する」は私はこんなときに使います。
と、言う理由で彼らを捕まえることにしました。
箱罠を仕掛けました。それも4個も。
餌は果物が推奨されるのですが、彼らが食べているのは美味しいミカン、今年は糖度15度というのはザラです。それ以上に美味しい魅力がある果物を入れないと
ダメです。さて、考えて、カミさんにも相談。なかなか許可がおりなかったのですが、普段、めったに買ったことがない高級なブドウを使うことにしました。
メインは高級なめったに食べたことがないリンゴ。
どうなったと思います?
スカでした。
高かったのに!
以前、サケの頭で捕まえたことがあります。アジの開きのフライでも捕まえました。
今回は、アジのフライと鶏の唐揚げでいくことにしました。
とうとうやりました。ばんざ〜い!!
捕まえたハクビシン、右はタヌキです。
二匹ともかなり反省している様子が見えます。が、もう遅い。