2024年8月19日、ずいぶん久しぶりの本格的な雨でした。少し川も増水するほどでした。
庭先のフキがしおれて枯れそうになり、昼間は倒れて、夜には少し復活してというのを繰り返していたのですが、とうとうしおれたままというのが増えてきていたときです。
恵みの雨とはこういうのをいうのでしょう。
7月以降、高温つづきで、危険だから外で運動するのはやめましょうと熱中症警報が連日出され、雨がふってもしつを打つていどで、土に染み込むほど降ったのは久しぶりでした。
今、温州みかんは成長途上で適度な水分が必要な時期。それなのに極端な乾燥が続いていました。
幸い家のみかん園は赤土土壌で水持ちが良くみかんの木が乾燥で枯れてしまうということはこれまでありません。それでも、成長期に乾燥が続いていて一気に雨が降るとミカンの実に一度に水分が入り、その圧力に耐えられなくなって爆発したように割れてしまうのです。
雨の2日後、病害虫防除でミカン畑へ行くと、心配が的中、裂果ミカンがたくさんできていました。
写真は裂果ミカン
割れたミカンは日焼け果のように摘果しなくても、やがて落果しますが、多いときは収量に影響します。
夏の病害虫防除の農薬散布は大変です。
大げさなようですが、命がけなのです。危険をさけて朝、暗いうちから家を出て10時ごろには中断することにしています。また、夕方から再開です。
カッパを着て、長靴を履き、防護マスクを付けるともうそれだけで汗びっしょり。汗かきのわたしは、作業が終わる頃は長靴に汗がたまってぐっちょんグッチョンと歩くたびに音がして、足がほとびてしまいます。
まあ、夏の農作業は熱中症との闘いですね。
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