画像:害獣駆除で仕掛けたワナにかかったニホンジカ♀。
2009年6月5日、ミカンの世話で山へでかけました。今は毎日ミカン畑で仕事です。ミカンも「若葉が茂り」となりその若葉を食べようとニホンジカがよく来ています。足跡と糞が畑のあちこちにあります。害獣駆除の期間なので私も駆除員として自分のミカン園は自分で守ろうとワナを仕掛けています。農作業が忙しいため仕事場のすぐ近くの山の中に数カ所。
きょうは遅れている中稲の餅米を植え付ける田圃の代掻きをする予定です。
忙しいときは「ワナに獲物がかかっていませんように」と祈りながら見回るのですが。
ワナを仕掛けた近くに来るとバサッバサ、ばさばさと何かが薮で暴れ回っている音がします。音が軽いのです。ははあ、シカがかかっているな。近づくとやはりシカでした。
道路が10メートルほど下でしたので仕留めたシカを道路まで引きづり降ろし、路肩に置いといて車をとりにいきました。30キロ前後の体重でしょう。車に積み込み家に帰って、代掻きは仕事のパートナーの息子に頼んで、早速処理です。
仕留めてから運搬、処理、解体と全て一人でやりました。もうくたくたの一日になりました。
解体していて驚いたのですが、このシカにはダニが体中にベッタリ。息子が見て「獣はすごいねえ。人間じゃったら我慢できんろうに」、私、「そうじゃねえ、こうればあおったらかゆうて気が狂う」。解体途中で頻繁に手指や腕まくりした腕を確認しないといけません。ダニがしょっちゅうシカから私に移動してくるのです。ダニは喰いついた獲物の体温が下がってくるとそれを感知し移動しようとゾロゾロと動き始め体温が高い方へ移ってくるのです。
やはり防ぎきれず、2カ所ダニに喰いつかれてしまいました。