土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

シカの駆除

2009-06-09 06:22:00 | 狩猟とナイフ

画像:害獣駆除で仕掛けたワナにかかったニホンジカ♀。

2009年6月5日、ミカンの世話で山へでかけました。今は毎日ミカン畑で仕事です。ミカンも「若葉が茂り」となりその若葉を食べようとニホンジカがよく来ています。足跡と糞が畑のあちこちにあります。害獣駆除の期間なので私も駆除員として自分のミカン園は自分で守ろうとワナを仕掛けています。農作業が忙しいため仕事場のすぐ近くの山の中に数カ所。

きょうは遅れている中稲の餅米を植え付ける田圃の代掻きをする予定です。

忙しいときは「ワナに獲物がかかっていませんように」と祈りながら見回るのですが。

ワナを仕掛けた近くに来るとバサッバサ、ばさばさと何かが薮で暴れ回っている音がします。音が軽いのです。ははあ、シカがかかっているな。近づくとやはりシカでした。

道路が10メートルほど下でしたので仕留めたシカを道路まで引きづり降ろし、路肩に置いといて車をとりにいきました。30キロ前後の体重でしょう。車に積み込み家に帰って、代掻きは仕事のパートナーの息子に頼んで、早速処理です。

仕留めてから運搬、処理、解体と全て一人でやりました。もうくたくたの一日になりました。

解体していて驚いたのですが、このシカにはダニが体中にベッタリ。息子が見て「獣はすごいねえ。人間じゃったら我慢できんろうに」、私、「そうじゃねえ、こうればあおったらかゆうて気が狂う」。解体途中で頻繁に手指や腕まくりした腕を確認しないといけません。ダニがしょっちゅうシカから私に移動してくるのです。ダニは喰いついた獲物の体温が下がってくるとそれを感知し移動しようとゾロゾロと動き始め体温が高い方へ移ってくるのです。

やはり防ぎきれず、2カ所ダニに喰いつかれてしまいました。



厳しい生活

2009-06-04 06:50:00 | 狩猟とナイフ

画像:左前足のつま先がちぎれてきれいに回復していました。ワイヤーに括られた痕跡です。

 イノシシはたいへん厳しい生活をしています。悪さをして農業に被害を与えることから、害獣として狩りたてられています。また狩猟の対象として最高ランクの位置づけがされてもいます。なにしろ美味しい肉の持ち主ですので値打ちがあるのです。むかし昔、ギャートルズの時代からの狩猟の対象だったようです。私がギャートルズの時代に生きていたらもててもてて四国の住人の多くが私の遺伝子を受け継いでいることになっていたかも。

 イノシシは鉄砲、犬、ワナなどの攻撃をかわし、かいくぐって生きていかないといけません。狩猟の猟期は限られていますが、いまや害獣駆除がよくやられていて猟期以外でも狙われるのです。

 日々、こうした危険と向き合うかれらは警戒心が強く学習能力が高くなるのは当然のことなのでしょう。そうでないと生き抜いていくことができないのですから。

画像:処理中に後ろ右足の変形に気づきました。以前ワナにかかっていたようです。足首にはワイヤーの痕がありました。こういうことです。わいやーを切ろうと暴れ回るうちに骨が折れたが何とかワイヤーを切って逃げることが出来たのす。


画像:オスイノシシの背中中央部に残ったキバによってできたと思われる傷痕。

 また、恋の季節には他のオスとメス獲得をめぐって大闘争をするようです。今期の猟で知人が仕留めたオスイノシシの身体の中には大きなイノシシのキバが刺さっていたそうです。またキバで切り裂かれたキズが十数カ所もあったといいます。総じてほ乳類のオスは子孫を残すために恋の季節は大変そうです。猫も家の周りでフウウ、フウー、ギャーと騒音をまき散らすだけでなく真剣勝負をやっていて、以前私が餌をやっていたオスの自由猫など耳は咬みちぎられ、顔は腫上がりよたよたと歩いていました。その点ヒトのオスはだらしないのかもしれませんね。



可憐な花

2009-06-01 06:43:00 | 生き物色々
 2009年4月25日、かわいい花を見つけました。





この花は何という名前なのでしょう?

農作業をしていると道ばたに2本のかわいらしい花を見つけました。他にもないかと探しましたがこの2本だけ。

以前、畑の畦に珍しい可憐な草花の小さな群落がありました。母は花が好きで庭で育てたいと持ち帰ったのですが、数年で枯れ群落も消滅してしまいました。残念なことです。

やはり野に置けですね。

この花のことは母には黙っていようと思っています。

どなたかこの草花の名前をご存知でしたら教えて下さい。

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上の記事は4月27日にかいたものですが、6月1日にテレビを見ていたらキンランと言う名前であることがわかりました。

『キンランの人工栽培はきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。』ウィキペディアより引用。

絶滅危惧種だそうです。やはり野に置けでした。それにしても、広い同じような環境でありそうな場所に2本だけしかなく、ここ以外では見たことがありません。少ないのでしょね。

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キンラン カテゴリ: 絶滅危惧II類 | ラン科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

キンラン(金蘭、Cephalanthera falcata)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種。和名は黄色の花から。