↑「日本」は、中2の頃、ボクがはじめて買ったチューリップのレコード。
「ライブ!!アクト・チューリップ vol.2」は、中高生時代、最も愛聴した2枚組レコード。↓
ズバリ、チューリップのベストは、オリジナル・メンバーによるMELODYからSomeday Somewhereに至る時代、約4年間のライブだったと思う。
断じて、レコードではない。ライヴで聴いて良かったからとレコードで聴いても、同じ感動の得られないことが多かった。
引き締まって素晴らしいサウンドだったし、歌にも演奏にも若い生命力があった。
その点、メンバーチェンジ後の第2期は伊藤薫のドラムスが重たくて、チューリップの良さが薄れていた。
宮城伸一郎は良かったけれど、やはりオリジナル・メンバーの吉田彰のキャラクターには及ばなかった。
安部俊幸のギターは、チューリップのサウンドに不可欠だった。
秀でたテクニックもないし、即興性があったわけでもないのだけど、あのギブソン335(セミアコ)から紡ぎ出される哀愁を帯びた、色香の漂う音は他の誰にも出せないものだった。
「青春の影」も「夢中さ君に」も、安部さんでないとダメなのだ。
安部、姫野の抜けた第3期のチューリップで、どれほどこの二人の存在が大きかったかを知ったものである。
初めて行ったチューリップのコンサートは、1976年夏、ビートルズのCome Togetherに始まり、当時のニューアルバム MELODYからの新曲を沢山披露してくれたツアーの藤沢公演。
ハワイ公演には行けなかったけど、第1回鈴蘭高原、田園コロシアム、芦ノ湖、読売ランドなどの野外コンサートは学生時代の大きな思い出。特にオリジナルメンバーによる最初の2つ。
ALWAYSの日光や嬬恋ツアーにも行ったなぁ。
最後のチューリップのコンサートは、2012年の結成40年記念ツアーだった。あれが見納めだとは、まったく思っていなかった。
会場は東京フォーラムだったか? 最近のことの記憶の方が曖昧(笑)。
安部さん、長い間、素敵なギターを有り難うございました。そして、お疲れ様でした。
どうそ、安らかにお眠りください。
つのだ☆ひろさんによる追悼文が心に響きましたので、ここにアドレスを載せておきます。