福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

ドラティのストラヴィスキー三大バレエ

2014-09-18 13:17:37 | レコード、オーディオ


アンタル・ドラティ指揮によるストラヴィンスキー三大バレエ
「春の祭典」「火の鳥」「ペトルーシュカ」米マーキュリー原盤 SPEAKERS CORNERによる180g重量復刻盤 3LP



特別なストラヴィンスキー・ファンというワケではないが、在庫のある今のうちに、ということで、復刻に定評あるSPEAKERS CORNERの3枚組アナログ盤を入手。

というか、最近は「これまで、聴いてこなかったものを知ろう」と、敢えて、趣味のド真ん中から外れたものも聴くように心掛けているのだ。
そもそも、ボクの好みについては、ストラヴィスキーで一番好きな曲は「詩篇交響曲」などと言って、宇野先生や中野さんに大笑いされたほどなので・・。

まずは、ミネアポリス響(現ミネソタ管)との「春の祭典」を聴く。原始的とも言える野性味が、聴く者の魂を鼓舞する演奏。今ではもっと洗練されたり、上手いパフォーマンスはいくらでもあるだろうが、洗練されることで失われるものもあることを、この録音は教えてくれる。確かに、終盤には苦しい場面もあるけれど。

オリジナルは知らないが、生々しく素晴らしい音質。マスターテープのホワイトノイズをカットせずに残したSPEAKERS CORNERの英断には拍手を送りたい。ノイズを消すことで、演奏そのものの精気まで奪われたディスクが枚挙に暇がないからである。

脚立を甘く見てはいけない

2014-09-18 00:21:48 | 日記

「脚立を甘く見てはいけない」
と熱く語ったのは、藤沢在住の従兄弟である。

昨年、庭木の枝を払うために脚立に乗って作業中、うっかり足を踏み外して転落。
その高さは1メートルにも満たなかったのに、左脚に恐ろしい衝撃が走ったという。
大腿骨骨折。2か月を超す入院生活では何もすることもなく、数独の腕前ばかりが上達したらしい。
そのとき、相部屋だった3人ともが脚立から落ちたのが原因というから、見かけによらず脚立は危ないのである。

それを知っていたので気を付けていたつもりだった。
ところが、昨日、やってしまった。

我が仕事部屋は、鉄筋コンクリートに囲まれた半地下のため電波の入りが悪い。
そこで、インターホンの無線中継器を階段室下の壁の上部(写真左)に取り付けているのだが、どうにも場所が悪くアンテナが立たない。そこで、それを電波の届く位置(写真右)に移設しようと脚立に乗ったのだった。

  

当然、足下よりは天井を見上げながらの作業。
自分の感覚では、その右足のすぐ下に階段があると思って全体重を預けた先が空中で、何の支えもないまま転落。全身をしたたか階段で打って、さらに下まで滑り落ちた。
従兄弟同様、大した高さではないのに、体重による衝撃は小さくなかった。

骨折のなかったのは不幸中の幸いだった。

昨夜はなんとか富士ベートーヴェンコーラスのレッスンをこなしたものの、打撲の痛みが昨日よりは今日になって顕れ、往生しているところ。ただし、左脛の出血を伴った腫れはだいぶ引いてきた。

週末に愛知祝祭管とのブルックナー8番合宿を控えた大事な時期に、とんだ落とし穴が待っていたが、他人を巻き込む交通事故とかではなくてよかったと思うほかない。

脚立を甘く見てはいけない。

今日は、それを皆さんに強く訴えておきたい。