愛知祝祭管弦楽団の犬山合宿から早くも6日が経ってしまったが、胸には未だ余韻がくすぶっている。
それだけ、ブルックナー、ワーグナー、バッハの音楽には大きな力があるし、愛知祝祭管弦楽団の面々の音楽に賭ける想いが熱いからなのであろう。
ここで、ふと目にとまった団員さんのFB記事が素敵だったので、転載しておく。
日常から離れて、
仲間と過ごした2日間。
早く寝ればいいのに、
テンションが上がりすぎて夜は寝ないし、
かといって、体は正直で肩にも腕にも重いものが。
決して噂のオバケではないと思いますが(笑)
それでもfffの刻みに全力そそぐ、
sulGに思いのすべての響きを吐き出す、
上がらないはずの肩が、楽器も弓もあげて響きを天に向ける。
合宿も終盤、3楽章の合奏前の休憩時間、
3ソロの部分を見直していたら、隣の椅子に福島先生。
「どうですか。今日は。」
「はぁ。がんばってますが。」
「幸せですか?」
「!!!はい!幸せです!」
「うん、それはよかった。」
そう!幸せなのです!
体が満身創痍ギリギリなのに、どこからこの思いがあふれてくるのか。
その思いを放出燃焼し放題なこの状況、
これを幸せと呼ばないなら、幸せとは何なんだ!!
私たちのブルックナーが犬山館のホールに響きわたっている。
そして、まだ進化を続けている。
1か月後、私たちが芸文のホールで体験する世界はどんななんだろう。
こんなメンバーでブルックナーを演奏できることは、
もうこの先ないかもしれない。
私の課題はまだまだたくさん。
悔いを残さないように課題をつぶしていきたいと思います。(Y.M)