今日は午前中から、わたしがブックレットで序文を書いた某CDの新旧マスタリング比較をおこなった。
もし、わたしが、新マスタリングにNGを出したら、旧マスタリングでの発売を検討すると言うから、責任重大である。
そこで、オリジナルLPやスピーカーズコーナーの復刻盤LPなども参考にしつつ、慎重に聴き較べることにした。
結論としては、一長一短といったところ。
全体的な纏まりや安らぎ感では旧マスタリング、
音のクリアーさやメリハリでは新マスタリングということになる。
言い換えると、再生した瞬間にハッとするのが新マスタリング、
長く聴いて疲れないのが旧盤となろう。再生環境によっては、新盤はデジタル臭がするということで、旧盤を懐かしむ人もあるかも知れない。
しかし、極端にどちらかでなければならない、ということではなく、それぞれに良さがある。実際、即断できず、大いに悩んだものだ。
そのくらい際どい。2015年に新たに世に問う盤としては、新マスタリングも有りなのではないか?
それにしても、旧マスタリングは立派だ。発売から17年。これだけデジタル技術の進歩した今、古さを感じさせないのだから。
おそらく、わたしの意見を聞いて、発売元は新マスタリングを選ぶことだろう。旧マスタリングの支持者にとっても、別の音質で聴けることは益となるはずだ。
さて、何のCDか?
それは、まだ発表できないが、勘の良い方なら、もうお分かりだろう。
さあ、今宵は、「女声合唱団スウィング ロビン」のレッスンだ。本番を約2週間後の21日に控え、団員共々気合いも充実してきたぞ。
プログラムを飾る作品も名曲揃い。張り切っていこう。
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