福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

バーンスタインのマーラー9 エソテリックSACD届く

2014-12-15 14:05:42 | レコード、オーディオ


いま話題のバーンスタイン&ベルリン・フィルによるマーラー9、エソテリックSACD盤が届いた!

ぼやっとしているうちに、市場ではほぼ品切れ状態。首都圏壊滅状態の中、なんとかギリギリに定価で手に入れられたのは何より。こういうのは発売前に予約しておかなくては。

というわけで、今朝、全曲を聴き通したが、大いに感動した。当たり前のことだけど、既出のCD盤とは情報量が違う。その後、コンセルトヘボウ管盤とのドイツ・グラモフォンによるアナログ盤も聴いてみたが、それぞれに良さがある。

バーンスタインの表現としてこなれているのは、コンセルトヘボウ管だけれど、ベルリン・フィル盤の一期一会の緊張感と狂気を孕んだ爆発力は、一般に言う完成度とは別の価値観で語らなければなるまい。

それにしても、1970年代末期のベルリン・フィルの音は凄い。音の厚み、音色、表現力、合奏力どれをとっても、較べるもののない存在感だ。この演奏を称賛するということは、このオーケストラを作ったカラヤンをも讃えることにもなる、というのは皮肉だけれど、そういうことだ。学生時代、アンチ・カラヤンの1人として片意地張ってた当時には、思いもつかなかったことだけれど。

しかし、自惚れるなと言われるのを承知の上で、ここに展開されるバーンスタインとは別のもっと情熱的で、劇的で、かつ瞑想的なマーラー9は、我が胸のうちにはある、と独白しておきたい。
もちろん、ボクがバーンスタインと同じ指揮台に立って、これ以上の演奏ができるという意味では全くない。

我が心象世界に鳴り響く空想のマーラー9である。

成熟への第一歩

2014-12-15 10:17:09 | コーラス、オーケストラ


昨日の厚木モツレク。
コーラスが半年に及ぶレッスンの成果を十二分に発揮してくれて、聴衆からの評判も上々でした。

厚木市民音楽祭としては、「脱・第九オンリー」の重要な一歩。一発屋で終わるのか、この先の発展に繋がるのか? まだ何ひとつ決まっていませんが、次の一歩が大事になりますね。

さて、ステージで頂戴したお花。
地元の演奏会だと自宅に持ち帰れるのは嬉しいです。


クナのブルックナー8番 & モントゥーの「ロメオとジュリエット」 新リマスター盤

2014-12-15 02:19:15 | レコード、オーディオ

http://tower.jp/item/3775561/ブルックナー:-交響曲第8番(新規リマスター);-<特別収録>ベートーヴェン:-《フィデリオ》序曲,-《レオノーレ》序曲第3番<タワーレコード限定>

http://tower.jp/item/3775563/ベルリオーズ:-劇的交響曲《ロメオとジュリエット》<タワーレコード限定>

上記2点、ブックレットに序文を書かせて頂きました。

どちらもウエストミンスターによる名演の名録音。クナの方は、「レオノーレ」序曲、「レオノーレ」序曲』第3番という新カップリングも魅力です。

どうぞ宜しくお願いします。