昨夜、長岡混声の指導をしながら、どうにも違和感があった。
自分の喉についてである。
百日咳の後遺症のためか、思うように声のコントロールできない。
否、後遺症ではなく、百日咳の名の通り症状が3か月は続くとするなら、まだ完治していないのかも知れない。
もちろん、既に菌は死んでいるはずだ。薬嫌いのボクが、抗生剤を通常より1週間長い3週間も服用したのだから。それでも、しばらくはモヤモヤが続くというから厄介な病だ。
我が歌声は、我がレッスンの生命線でもある。
幾千の言葉よりも、一節の歌声で求めるものを伝えるのが、我がレッスンの極意。
リハビリを重ね、1日も早くベストの状態に引き上げてゆかねばなるまい。
さて、それとは別件で・・・。
今回の百日咳では、声を満足に出せないことで不自由をしているが、今後も不測の事態に見舞われることはあるだろう。自ら歌わなくとも指導できる術も見出さなければなるまい。
さらに別件で・・・。
そろそろ、中学生時代に抱いた夢を叶えておきたいとも思う。
それは、自分のレコードをつくることだ。
ブルックナーのCDを作ったばかりではないか? と言われるかも知れないが、それではない。自分の歌をレコードにしたいのだ。例えばポール・マッカートニーのようなソロ・アルバムを。CDが斜陽であるなら、配信でもよい。昔、自分が書いた歌やら、自分のお気に入りの歌などを、ひとつのアルバムに残したい。
このまま声が出ないのではないか? という危機感が思い出させた若き日の夢。優先順位はバッハやブルックナーの指揮や執筆活動が上になってしまうので、なかなか実現は難しいだろうが、捨てられない望みではある。