福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

愛知祝祭管ブルックナー第8番 2回目の出荷完了!

2015-01-26 14:47:38 | レコード、オーディオ

ご好評頂いている愛知祝祭管とのブルックナー交響曲第8番のCD(かもっくすレーベル)。

発売後、僅か3日目にして追加注文が入り、目出度くも二度目の出荷となりました! 皆様のご支援に心より感謝致します。

取り敢えず、手持ちの在庫はなくなりました。当初、全く念頭になかった再プレスをするや否やは、ここ数日の反響次第ということになります。決断のタイムリミットが迫ってきました。

ひきつづきご声援のほど、宜しくお願いします。

タワーレコード: http://tower.jp/item/3776402/ブルックナー:-交響曲第8番(ハース版),-他

HMV:http://www.hmv.co.jp/artist_ブルックナー-1824-1896_000000000019429/item_ブルックナー:交響曲第8番、バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲、他 福島章恭&愛知祝祭管、古井麻美子、清水里佳子(2CD)_6146347

レーベル:かもっくす 品番:OAF-1410(2枚組)

発売日:2015年1月23日

<DISC.1>[54:45]
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 中村詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
 古井麻美子(ヴァイオリン)
 清水里佳子(ヴァイオリン)
3. ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)第1楽章

<DISC.2>[76:53]
第2楽章、第3楽章、第4楽章

【演奏】
愛知祝祭管弦楽団
福島章恭(指揮)

【録音】

014年10月26日 愛知県芸術劇場コンサートホール(ライヴ)

 


Waon Records 録音へのこだわり ~ 奇跡のワンポイント録音

2015-01-26 01:28:51 | レコード、オーディオ

この度の愛知祝祭管とのブルックナー第8番のCD。

大編成のオーケストラに対して、マイク2本のみによるワンポイント録音という点で、オーディオ的にも注目を集めているとのこと。

以下、録音を担当して下さったワオン・レコード(Waon Records)のHPに興味深いデータと記事がありましたので、ここに転載させて頂きます。

因みに、音ばかりででなく、趣味の良いジャケットやレーベルのデザインもワオンレコードの小伏さんの作品となっております。

かもっくすレーベル OAF-1410
(2015年1月23日リリース) 税別¥2,778 

録音日:2014年10月26日
場所:愛知県芸術劇場コンサートホール

Recording, Edit:小伏和宏 ・ Cover design:小伏和宏

 《DSD recording》

Microphone:MBHO MBP604/KA100DK
Method:OSS (Buffled stereo)
Pre-amp:Grace Design model 201
Recorder:KORG MR-1000 with Power supply:FSP 150W+Capacitor
Monitor:Grace Design m902B + Sennheiser HD580

 《96kHz 24bit PCM editing》

DDC:Weiss Saracon-DSD
Audio-I/O:Weiss AFI1
Monitor:Waon Reference Monitor

録音のこだわり
事前の下見がかなわなかった上に、仕込に許された時間が1時間しかなく、しかも舞台転換も超短時間、完全撤収も30分(結局伸ばしてもらえましたが…)の予定だったので、舞台上にスポットマイクを置くことが困難で、三点吊りのマイクだけで収録せざるを得ない状況でした。さらにフルオーケストラだけでなく、パイプオルガン、オルガンギャラリーの合唱団もそのマイクセットで収録しなければならなかったのです。音場再現だけを考えれば単一指向性マイクを使ったORTF法が適応できそうですが、この方法は低音が減衰してしまいせっかくのブルックナーのシンフォニーやパイプオルガンの迫力に水を差します。低音までフラットに録るには無指向性のマイクを使わなくてはなりません。舞台配置の関係でマイクから見た音源が左右それぞれ80°つまり左右見開き160°ほどにも広がっていましたので、140°までならリニアな音場再現ができるA-B法ではやや苦しい。マイク四本でPhilips方式も考えましたが、仕込時間が充分にありません。結局悪あがきはやめて、こういう状況での収録も視野に考案されたOSS(Optimal Stereo Signal)法を採用してマイク2本だけで録ることにしました。マイクにはMBHO社製高域補正型の無指向性マイクを、バッフルには不要な櫛形干渉が起きないSchneider Disc(やはりMBHO社製)を使用しました。結果的にこれが大当たりで、音質・音場再現ともに充分満足できる録音が出来たと思います。とても協力的な愛知県芸術劇場の舞台スタッフのおかげもあって、熱のこもった名演をなんとかお届けすることが出来ました。ぜひお楽しみください。

http://waonrecords.jp/data/oaf1410.html


こりゃ凄い! マルティノンのショスタコーヴィチ 45回転復刻盤

2015-01-26 00:02:21 | レコード、オーディオ



二泊三日の大阪音楽三昧ツアーから帰宅して、最初にすることは勿論レコードを聴くこと(笑)。

留守中に届いていたのがコレ。

マルティノン指揮ロンドン響によるショスタコーヴィチ:交響曲第1番&バレエ組曲「黄金時代」。

オリジナルは、Living Stereo / Shostakovich The Age of Gold & Symphony No.1 LSC-2322 Red Seal 

ということになるが、その米Classc Records による45回転復刻盤(片面プレス4枚組)+33回転重量復刻盤の5枚組(未開封新品)である。

33回転盤の付されていたことは届くまで気付かなかったので、ボクにとって嬉しいサプライズだ。

マルティノンの2曲のショスタコーヴィチは、高音質を謳ったゴールドCDで聴いて以来、お気に入りの演奏。

何かの著作で推薦した記憶もあるが、45回転プレスによる超弩級の高音質で聴いて益々惚れ込んた。

45回転復刻盤にも出来不出来はあるけれど、これは上出来の部類と言えるだろう。

超満員の新幹線で帰ってきた旅の疲れが吹っ飛ぶというものだ。

改めて、音楽の力は偉大である。