福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

スターバト・マーテル初日終わる

2015-06-09 00:53:09 | コンサート


再三記事にしてきたエリシュカ先生&大阪フィルのドヴォルザーク「スターバト・マーテル」初日が無事終わった。

「ピアニシモが客席の最後部まで届いていた」
「合唱席からパイプオルガンの響きが聴こえてきた」
「フォルテに力みがなく、気持ちよかった」などなど。

コーラスに対する賛辞の数々がわが耳に届いている。有り難いことだ。

が、わたしは満足していない。
満足度はせいぜい60点といったところか?

今宵のパフォーマンスは大阪フィル合唱団の実力が発揮されたものとは言い難い。秘められた潜在能力はまだまだあると断言しよう。

初日のお客様には本当に申し訳ないけれど、2日目には、もっと鳥肌の立つようなコーラスにする所存だ。

さあ、やるぞ!!

なお、写真はゲネプロ風景である。

マエストロの優しさに感動

2015-06-09 00:17:29 | コンサート


本日、スターバト・マーテル初日ゲネプロ直前。楽屋に届けられたプログラムを開いてビックリ。

大阪フィル首席指揮者としての井上道義先生からのご挨拶文の最後にこんな一文が。

「今回の合唱指揮は期待の福島章恭さんです」

いや、涙が出るほどに嬉しく、有り難いお言葉。

合唱指揮という仕事は、とかく軽視され勝ちで、誠心誠意尽くした末、当日のプログラムに名前の載らなかったこともあるくらい。
それを、こうして採り上げてくださるマエストロのご配慮と優しさ! それだけ、日頃から仕事を見てくださっているわけで、マエストロのためならば、益々骨をおろうと心に誓うわたしなのであった。