福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

函館本線・小樽築港~銭函間

2015-06-22 09:03:41 | 旅行


函館本線・小樽築港~銭函間の車窓からの景色は恐怖と隣り合わせの美しさ。石狩湾が眼前に広がるのだ。

この線路が大浪に洗われたことはないのだろうか? 地震が起きたらどうなるのか? といって、堤防が築かれてしまうと旅情も半減どころか、消滅してしまうだろう。難しいところだ。

すでに気の早い海水浴客も多く、その平穏に心和むものがあった。

とはいえ、26年前に見た厳冬の海、凍てつく凄絶の美も忘れ難い。また、冬に訪ねたくなった。


小樽に伊勢鮨あり

2015-06-22 08:16:07 | グルメ




エリシュカ先生コンサートの翌日、急遽半日の自由時間ができたため、小樽に足を運ぶこととした。小樽を訪ねるのは26年ぶりである。まだ、独身時代、年末の休みを利用しての札幌へのスキー旅行。1日だけスキーを休み小樽へ出掛けたのだ。

あの日は物凄く吹雪いていて、どうやって運河や北一硝子まで到達したのかも憶えていない。従って、今回、小樽の駅舎に着いても、街に出ても、一切の懐かしさはなかった。いま目の前に広がる初夏の爽やかな風景と、あまりにも別世界だったからである。

小樽へ行く、と告げたら、札幌近郊に住む桐朋時代の同窓生が伊勢鮨しかない、と言う。

午前10時、小樽駅に降り立ってすぐ、店に電話を入れると11時半にテーブル席の予約が取れた。というわけで、店とは方角の違う運河には向かわず、にしん漁に賑わった昔の歴史的建物の数々を外から眺めつつ時間を潰す。

さて、寿司については、もう絶品というほかない。写真をご覧頂ければ、説明は不要であろう。



冷製ウニの茶碗蒸しも味わい深い。
今回は注文しなかったが、牡蠣の酒蒸しを食す隣テーブルの男二人が「こりゃあ、旨い」と悶絶していた。

お店にひとつだけ注文をつけるとしたらBGM。観光客向けガラス工芸店と同じ似非オルゴールの調べは、この芸術的な寿司には不似合い。



長嶋茂雄署名入りのパネルに感慨も一入。子どもの頃からアンチ巨人だったわたしも、長嶋茂雄だけは好きだった。この人に打たれて負けたなら仕方ない、と少年に思わせた長嶋茂雄の魅力とは何だっただろう。

エリシュカ先生よりのお手紙

2015-06-22 00:41:59 | コーラス、オーケストラ

 

 

札響定期初日の終演後、楽屋で頂戴したエリシュカ先生からのお手紙。

原文は便箋に手書きですが、それを、プロハースカ尚子さんが翻訳し、さらにタイプしてくれたものを画像化してみました。

大阪フィル関係者、大阪フィル合唱団のメンバーにもいち早くお伝えしたく、ここに公開致します。

お忙しい中、ご執筆頂いたエリシュカ先生、ならびにお手を煩わせたプロハースカ尚子さんに、改めて心よりの感謝を捧げます。

そして、マエストロの末永いご健康と益々のご活躍を心よりお祈り致します。