福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

怪我の功名でふたつのデュトワを聴くことに

2019-06-05 23:24:53 | コーラス、オーケストラ


止ん事無き事情により、本日6月6日(木)に予定されていたドイツへの出国が11日(火)に延期となった。

もちろん、6月18日(火)にベルリン・フィルハーモニーホールで開催される自分の演奏会、即ちブラームス「ドイツ・レクイエム」公演には、一切支障はない。

ドレスデン・ゼンパーオパーに於けるオペラ三昧の夢は幻と化したが、日本に居残るのも悪いことばかりではない。8日(土)にデュトワ&大フィルのシュトラウス「サロメ」を聴くことが出来るからである。さらには、帰国を1日延ばすことで、24日(月)ハンブルクに於けるデュトワ&アルゲリッチほかによるストラヴィンスキー「兵士の物語」を聴くこともできる(マルタ・アルゲリッチ音楽祭)。
もちろん、それを狙って旅を延期したワケではないのだが、先日の共演ですっかり魅了されたデュトワの演奏会を図らずも二回も聴けるようになった、というのは、或る意味必然であったのかもしれない。

また、本日、二期会の「サロメ」と親友・高野成之君(フルート)のチャリティーコンサートを梯子することのできるのも何だかウキウキする。



なお、ライナー・キュッヒルのリサイタル(5月25日・やまと芸術文化センター)、ネルソンス&ゲヴァントハウス管の2公演(5月28日、30日・サントリーホール)など、書きたいことも多々あったのだが、来るべきベルリン公演のため、心身のコンディションを整えることを優先させて頂いた。