福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

説明不要! 大魔神 Blu-ray BOX

2014-12-24 16:33:12 | レコード、オーディオ



昭和の人間には、説明不要でしょう。

不朽の名作「大魔神」シリーズ。その3作品を収めたBlu-ray BOX。

とはいえ、最後に観てから、既に30余年。あの時と同じ感動が蘇るかには些かの不安もあり。

お正月の楽しみとしよう。

■収録作品
『大魔神 Blu-ray』
『大魔神怒る Blu-ray』
『大魔神逆襲 Blu-ray』

■映像特典(各巻に収録)
「大魔神」特典約32分
「大魔神怒る」特典約34分
「大魔神逆襲」特典約32分
●BD撮りおろしインタビュー「キャメラマン森田富士郎に聞く~大映京都の特撮を支えた男 (聞き手: 松本肇「平成ガメラシリーズ」視覚効果他担当)、 特報・予告篇、スタッフ&キャスト紹介、宣材、メイキング、フォトライブラリー

■封入特典:縮小大映作品案内

1966年/日本/本篇84分、79分、88分+特典32分、34分、32分/カラー/片面1層/日本語リニアPCMモノラル/スコープサイズ

(C)1966 角川映画

帰宅して調べたら北米盤2枚組ブルーレイだと割安だったことが判明。まあ、良いでしょう。


年末の現実逃避 ~ エリシュカの「我が祖国」を聴く

2014-12-24 13:48:45 | レコード、オーディオ


ひさびさの在宅。本来なら仕事部屋をはじめ、我が家の大掃除をしなくてはならないのだが、いまは気付かないフリ。

現実逃避に、エリシュカ指揮札幌響のスメタナ「我が祖国」を聴いている。先日、テレビで鑑賞したブラームス2がとても美しかったので、このコンビのCDを纏めて注文したのである。

SACDなら更に良かったのだが、CDとしての音質は上々。自分のブルックナー8も予算の都合でSACD化できなかったことを思うと、強いことも言えない。

しかし、札幌響、良い音してるなぁ。エリシュカの人徳の滲み出る名演だ。
やはり、まずはその指揮者なりオーケストラの固有の音が魅力的かどうかは大事であることを再確認させて貰った。

祝! な、な、なんと、ブルックナー8CD 予約ランキング第8位!!

2014-12-23 23:30:57 | コーラス、オーケストラ

http://tower.jp/item/3776402/ブルックナー:-交響曲第8番(ハース版),-他

タワーレコードさんのオンライン・ショップを眺めていたところ、俄には信じられない情報を発見。

福島章恭&愛知祝祭管のブルックナー:交響曲第8番CD(かもっくすレーベル)

予約ランキング、なんとクラシック部門第8位!
そこそこ反響があれば御の字と思っていたのに、これは快挙ですね(ランキングは日替わりで変動するとはいえ)。

http://tower.jp/classic

新著「クラシックCDの名盤 大作曲家篇」に記事を書いたことも、影響しているかも知れません。



期待の大きな分、発売後の評価も厳しくなると思われますが、分かる人には分かって頂ける演奏であると確信しております。

あー、ビックリした。


<DISC.1>[54:45]
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 中村詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
 古井麻美子(ヴァイオリン)
 清水里佳子(ヴァイオリン)
3. ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)第1楽章

<DISC.2>[76:53]
第2楽章、第3楽章、第4楽章

【演奏】
愛知祝祭管弦楽団
福島章恭(指揮)

【録音】
2014年10月26日 愛知芸術劇場コンサートホール(ライヴ)


き、きた~。待望のスコア

2014-12-23 21:33:53 | コーラス、オーケストラ


女声合唱団KIBI年内最終レッスンの倉敷から帰宅すると、待ちに待った荷物がフランスより届いていました!



開封すると飛び出したのがコレ。
この年末年始は、このフルスコアの譜読みが一番の仕事かな。
もちろん、「マタイ」の勉強も深めなくては!

岡山の夜 ~ 女声合唱団KIBI・年内最後のレッスン

2014-12-22 23:49:25 | コーラス、オーケストラ


岡山の夜です。

ホテルの部屋から、駅向こうのビルのイルミネーションを眺めながら、ああいよいよクリスマスが近いのか、と実感。昨日のスウィング ロビンのコンサートまでは、演奏に集中していたのですね。

さて、明日は、女声合唱団KIBIの年内最後のレッスン。今年の後半は、名古屋のブルックナー、厚木のモツレク、長岡の第九などと重なって倉敷に来られないことも多く、団員の皆さんには申し訳なかったのですが、来年の4月~5月もちょっと迷惑を掛けてしまいそうで、恐縮しているところ。

しかし、女声合唱団KIBIも来年11月22日(日)の演奏会が決まっているので、ノンビリできません。明日のランチを挟んでの6時間半レッスン。怒涛のような1年でしたが、最後まで気合いを入れて頑張ります!!

飛躍と成長の第3回コンサートに向けて!

2014-12-22 02:11:40 | コーラス、オーケストラ

スウィング ロビン セカンド・コンサートは盛況のうちに幕を閉じました。

年末のご多忙の中、会場に駆けつけて下さった皆様には厚くお礼申し上げます。

2年前のファースト・コンサートは、「とにかくやるぞ!」という勢いで成し遂げたようなものでしたが、

今回は、採り上げる作品のハードルも上げ、本物の合唱団として成長するための機会としました。

結果として、団員の努力や熱い気持ちに裏付けられた良いコンサートになったと思われます。

お客様からも多くの温かいお言葉を頂き、団員一同、大いに励みになったことでしょう。

「苦労のよく伝わるステージだった」という声も多く耳にしましたが、本当はお客様に当方の苦労を感じさせてはいけませんね(笑)。

さて、指揮台からの視点で言うと・・・

もの凄く上手くいった(=練習以上)作品もあれば、本領の発揮できなかった(=もっと上手く歌えた筈)作品もあり、あるいは未だ征服できていない(=失敗すべくして失敗した)作品もありました。

コンサートは生ものですからミスはつきものですが、自分としては「ここは決めたい!」という小節での不本意な状況も少なからずあり、そこに悔いが残ります。

フィギアスケートに喩えるなら、今回のコンサートでは一か八かで四回転ジャンプに臨んだ作品もあった、ということ。

そう都合よく、奇跡は起きてはくれません。
 
次回は、発声をもっと整え、ピッチを揃え、さらにテキストやスコアの核心に肉薄したい。
 
いま、胸に疼く「悔しさ」を原動力として、更なる飛躍と成長の第3回コンサートに向かいたいと思います。

女声合唱を振るということ 再掲

2014-12-20 02:23:31 | コーラス、オーケストラ

女声合唱団スウィング ロビンのセカンドコンサートがいよいよ明日に迫ったと言うことで、12月5日に書いた関連記事を再掲します。

当日券アリ! 1人でも多くの方のご来場を祈って。

「クラシックCDの名盤 大作曲家篇」文春新書のサイン即売会もございます。

すでに書店やネットでお買い上げの方も、遠慮なくお持ち下さい。

http://blog.goo.ne.jp/akicicci/e/40bfd9631eab019b4bc5f00a1f847b94

 女声合唱を振ることは、ボクの原点である。
 人生ではじめて、女声合唱という言葉を聞いた、或いは意識したのは、おそらく中学二年生の時。中学校の恩師に引き連れられて、「宇野功芳 女声合唱リサイタル」なるものを聴きに行ったときだ。宇野功芳先生が日本女声合唱団と行った同シリーズの第2回で、メイン・プログラムは高田三郎の「水のいのち」、会場は上野の石橋メモリアルホールであった。今でこそ、ボクのライフワークのひとつである「水のいのち」であるが、予備知識もなく生まれてはじめて聴いたのだから、良さが分かったとは言えない。作品の素晴らしさを実感できたのは、そのライヴ録音がレコードになってからであり、さらに感動を深めたのは、自分で指揮をするようになってからである。ただ、あの日、アンコールで演奏されたレーガー「マリアの子守歌」の息もできないほどに張り詰めた空気感。 あの永遠のピアニシモの美しさは、未だにボクの目標となっているようにも思える。

 女声合唱の美しさは、同性の声によるハーモニーの至純さ。低い声域のない分、混声合唱のような迫力や安定性には欠けるけれど、それを補って有り余るほどの繊細さや透明さが魅力だ。スウィング ロビンのような少人数のアンサンブルになれば尚更で、それを指揮したりレッスンしたりする労力は、90名を超すオーケストラを振るよりも大きなものが必要になる。それだけ、細やかな神経が求められるからである。
 愛知祝祭管とのブルックナーを終えて改めて認識したことは、自分はブルックナーのような法悦の響きが好きなのであり、この有り余る表現意欲には大音量が必要なのだ、ということ。女声合唱の場合は、その自分の本質の一部を封印しながらの指揮になるわけで、そこが難しさでもあり、面白さでもある。

 というわけで、原稿の締め切りと百日咳によって、なかなか宣伝できなかった「スウィング ロビン 2nd Concert」のお知らせをようやく始めているわけである。クラシック・ファンの中には、オーケストラ、室内楽、器楽やオペラは聴くけれど、合唱はちょっと・・・、という方が少なからずおられる。その現実は受け止めなければならない。あれだけ多くの熱烈な読者をお持ちの宇野功芳先生でさえ、上記の「女声合唱リサイタル」シリーズでは空席が目立っていたのだから。
 合唱ファンはもちろんだが、普段は合唱に縁遠いクラシックのファンにこそ、福島章恭&スウィング ロビンのコンサートを聴いて欲しい。「聴いてよかった」と言わせるだけのものが、今回のステージにはあることをお約束したい。

女声合唱団 スウィング ロビン セカンドコンサート

2014年12月21日(日) 
14時開演(13時半開場)
会場: 杜のホールはしもと
(JR横浜線・京王相模原線 橋本駅下車すぐ ミウィ橋本 7階)

全席自由 1,000円

プログラム

ジョセフ・ギイ・ロパルツ 聖アンを讃えるミサ・ブレヴィス

瑞慶覧尚子 女声合唱組曲「ひとふさの葡萄」
ひとふさの葡萄 / マザー・テレサに / 五月 / 八月の鯨

西村朗 女声合唱曲集「四季の抄」- 童謡・唱歌による-
春よ来い / うれしいひなまつり / 鯉のぼり / 雨 / 一番星みつけた~たなばたさま / 村祭り / 冬の夜

新実徳英  女声合唱曲集「空に、樹に・・・」
生きる / 天へ昇った川 / 聞こえる

指揮: 福島章恭

ピアノ:古門由美子

お問い合わせ、申し込み

090-3697-2071(幡野) または、090-9393-3371(阿部)


福島章恭のブルックナー8番 アリアCDさんでも予約開始!

2014-12-20 02:06:35 | コーラス、オーケストラ

いつもお世話になっているアリアCDさんでも予約が始まりました。

http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=79/79new07

アリアCDさんでは、今回も素晴らしい演奏や録音のCDが目白押しですので、

同店のファンの皆さんには、それらとご一緒にお買い求め頂ければ幸いです。

点数が多いので、探すのが大変かも知れませんが、どうぞ宜しくお願いします。