明鏡   

鏡のごとく

『美しい星』と「円盤」

2017-03-21 18:31:14 | 詩小説
『美しい星』を見ていた。

もっとも、三島由紀夫の書いた『美しい星』の方であったが。

「円盤」の目撃情報が昔から多々あったという、千貫森を抜ける道すがらの夜に、いわゆる「未確認飛行物体」なるものを、自分の肉眼で見てからというもの、度々、「磁場」の特異性における「時空間の底の抜けた状態」のようなものがあるところには、そう言ったものが浮遊する可能性はなきにしもあらずではないか。と思うようになった。

三島の描いていた『美しい星』の中に出てくる「円盤」とほぼ同じ形と思われたが、色は黄色味を帯び、するりと、車のフロントガラスを流れる先の細くなった三角錐の金属の光を放つ水滴のように、するりと、左斜め下にゆっくりと降りて行ったのだった。

それを見る前に、もし今日、「円盤」を見ることができたならば、その存在はあるということを認める。

と心の中で、強く思っていたのもあった。

それが伝わるものがいるとしたならば、それは、確かにいると思われたのである。

そうして、その「円盤」は、私の前に現れたのである。

美しい星を見るように。

私はその「円盤」を見ていた。


三島の『美しい星』の中の家族は、自分たちが、それぞれ火星人や金星人水星人や木星人と思っていたのだが、その確信はどこから来たのかには、漠然とした物言いで、きたものは来たのだとしか言いようがないように、断定仕切っていた。

そもそも、我々は宇宙人であるということが、言いたかったのだろうかとも思われたが。

仮にここに住むものが地球人だとしても、宇宙の中にいる限り、宇宙人であるには違いはないということ。

あるいは、事象の由来が、人間の由来が、神のようなもの、あるいは、魂の由来が、そこにあるとでもいうことであろうか。

などと思いながら。


それとは全く別なこととして、想像ではなく、三島は、いわゆる「円盤」を見たのであろうか。

ということが、無性に気になってきた。

もし、見たとするならば、どこで見たのであろうか。

ご存知の方がおられたら、ぜひ、教えていただきたい。


三島は、人類がたどり着くであろう、核の釦が押されようと押されまいと、いずれは寿命として、燃えつきるしかない地球に限らず全ての星々こそ、『美しい星』だということを、その幻影がいつもそこにあるのが今の地球上の全ての生きとし生けるものであることを、語っているようにも思えたが。

何より、我々は地球人でありながら、金星人であり、木星人であり、水星人であり、火星人でもあり、その総称を宇宙人ということを、一個の「円盤」が現れることによって、指し示したように思うのである。

いろいろな『美しい星』がある、いろいろな『美しい星』があった。と。

朝日新聞と籠池氏の蜜月関係

2017-03-21 11:19:27 | 日記



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2017年03月20日 11:10


山田 肇
山田 肇
朝日新聞の記事データベースで検索すると、2016年12月末までに「塚本幼稚園」の記事が71本見つかる。このうち64本はベルマークで設備購入資金を取得した学校一覧表中に名前があるだけだが、他に7本ある。

初出は1999年09月28日夕刊の『幼稚園対抗将棋だぞ 大阪・淀川区 【大阪】』である。これは、塚本幼稚園と南港さくら幼稚園の園児が将棋の対抗戦を繰り広げたと伝える短い写真付き記事。次は2000年10月26日朝刊の『小さき一手、大勝負 園児らが将棋で熱戦 大阪市 /大阪』。内容は前記事と同様で写真付きだが、最後に籠池氏の次のような発言が載っている。

籠池靖憲・南港さくら幼稚園長は「思考力、集中力が高まり、勝負に臨むことで『自我』も出てくる。将棋はいいことずくめ」と話した。

2003年03月01日夕刊の『ちびっ子に広がるトライ 幼児ラグビー静かなブーム 【大阪】』は1121文字で写真付きの大きな記事。塚本幼稚園と同南港さくら幼稚園のラグビー対抗試合を伝える内容だが、この記事にも籠池氏の発言が載っている。

籠池靖憲園長(50)が「転び方さえ知っていればラグビーは楽しく安全なスポーツ。協調性と集中力を養ってほしい」と……運動の時間に採り入れた。

四本目は2003年10月21日朝刊『ちびっ子棋士が真剣勝負 背筋ピン(Osaka2003) /大阪』で、再び幼稚園児の将棋対抗戦を伝える短い写真付き記事。2003年に2本の記事が出たことも不思議だが、2005年には三本の記事が集中する異常な状態になる。

2005年09月07日朝刊、『幼稚園で収穫祭、ブドウを味わう 大阪・淀川区で園児ら /大阪府』。塚本幼稚園の園庭に植えられたマスカットを園児が食べたという写真付き記事。

籠池靖憲園長は「今年は豊作。子どもたちには四季の移り変わりや植物を育てる喜びを知って欲しい」と話していた。

2005年10月20日朝刊、『未来の天才棋士、ここに 淀川区の塚本幼稚園で「将棋対抗戦・大阪秋の陣」 /大阪府』。再び園児による将棋対抗戦の写真付き記事。

籠池靖憲園長は「子どもはみんな天才。何でも吸収するから、良いものを与えるのが教育の役目です」。

2005年12月08日朝刊、『寒さに負けず 幼稚園児たちのラグビー大会 西淀川 /大阪府』。幼稚園児たちのラグビー大会の写真付き記事。

2003年から05年にかけて朝日新聞は籠池氏と蜜月関係にあった。行事日程を幼稚園が案内し朝日新聞が取材をしたのだろうが、これだけ繰り返し記事にする価値が朝日新聞にはあったのだろうか。しかもすべて写真付きである。一方、塚本幼稚園の園児募集にプラスに働いたことは間違いない。そして何よりも、園児の思考力・集中力・判断力や協調性を熱心に育てる園長として、籠池氏が紹介されているのである。

念のために毎日新聞記事データベースも調べたが、同期間に塚本幼稚園は一切報道されていなかった。しかし、そのほうが当たり前で、朝日新聞には事情説明を求めたい。