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■ 日光(きりふり)温泉 「ほの香(ホテル ユーロシティ)」

<日光(きりふり)温泉「ほの香(ホテル ユーロシティ)」> (日光市、11:00~23:00、400円、0288-53-3838)
オフィシャルHP

霧降高原の登り口にある「ホテル ユーロシティ」の日帰り施設。「ホテル ユーロシティ」は全室自家源泉非加水非加温かけ流しの露天風呂つきという驚異(笑)のホテルです。
ホテルとは道を挟んで反対側。こちらにはPはないのでホテルのPに駐車します。ホテルの玄関前には足湯もあります。
ちょうど「ほの香」の前にユーロシティ2を建設中、工事現場よこの通路を通り、泉源施設?の前を抜けると、別邸メゾネット館の裏手に隠れるようにしてあります。

手前に畳敷きの休憩所、奥に男女別の浴場、場所や施設のつくりからみて仮設かもしれません。無人なので券売機で入浴券を買います。
脱衣所は狭いですが、浴場は意外と広く、内湯(黒みかげ石枠石敷4.5人)と露天(岩枠鉄平石敷2人、屋根付)。女湯の露天は檜風呂でもう少し広めのよう。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で独占~2人。

内湯は石の湯口から熱めのお湯を30L/minほども投入で、槽内注排湯はなく全量を浴槽フチ全面からザコザコにオーバーフロー。露天は、竹筒の湯口から20L/minほどを投入で
槽内注排湯はなく、潤沢にオーバーフロー。ともにかけ流し。

 
【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天

お湯は両槽とも熱めで無色透明。湯中はこまかい気泡が舞っていて、弱いながらアワつきがあります。ほぼ無臭で微重曹味?。弱いヌルすべがあり、適度の温まり感&浴後には爽快感がでます。HS^-=0.2ながら、イオウ気は感じられませんでした。
泉質的にはなんということもないお湯ですが、鮮度感あるお湯の大量かけ流しは豪快で気分がいいです。これを循環したら、まったく面白みのないお湯になってしまうかと。

隣に大型ホテルを建設中で、完成後、「ほの香」はどうなるのかな?
存続するとしても、これだけの大量かけ流しはむずかしいように思えるので、いまがチャンスかも? 施設内容のわりに料金も安くおすすめです。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 45.1℃、pH=8.8、400.0L/min掘削揚湯、成分総計=0.208g/kg、Na^+=45.1mg/kg (88.52mval%)、Fe^2+=0.1、F^-=2.6、Cl^-=1.7 (2.17)、HS^-=0.2、HCO_3^-=91.3 (67.78)、CO_3^2-=10.1、陽イオン計=56.5 (2.21mval)、陰イオン計=114.6 (2.21mval)、メタけい酸=42.2 <H15.10.3分析> (源泉名:仮称 日光ペンション)

<温泉利用掲示> 当温泉は天然温泉100%源泉掛け流しの温泉です。加温、加水、循環等はしておりません。(券売機に掲出)

※以前レポした、日光小倉山温泉「春暁庭ゆりん」にわりあい近く、お湯のイメージも似ています。

〔 2006年7月9日レポ 〕
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栃木県 全リスト

栃木県

〔 新設の温泉 〕
鹿沼温泉 「ウェルサンピア栃木」(華ゆらり) (鹿沼市)
西那須野温泉 「千本松温泉」 (那須塩原市(旧 西那須野町))
栃木温泉 「栃木温泉 湯楽の里」 (栃木市)
佐久山温泉 「きみのゆ」 (大田原市)
日光(きりふり)温泉 「ほの香(ホテル ユーロシティ)」 (日光市)
神山温泉 「神山温泉オートキャンプ場」 (日光市(旧 今市市))
那須高雄温泉 「おおるり山荘」 (那須町)
塩原日の出温泉「あかつきの湯」 (那須塩原市(旧 塩原町))

〔 Pick Up温泉 〕
西川温泉 「公民館」 (栗山村)(廃止)
那須湯本温泉 「元湯 鹿の湯」 (那須町)
小川温泉 「森林の湯」 (那珂川町(旧 小川町))(休業中)
塩原温泉(大網) 「湯守 田中屋」 (那須塩原市(旧 塩原町))
報恩温泉 「ホテル報恩」 (那須町)
馬頭温泉(那珂川温泉開発源泉) 「那珂川温泉旅館」 (那珂川町(旧 小川町))
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■ 佐久山温泉 「きみのゆ」

<佐久山温泉「きみのゆ」>(大田原市、10:00~21:00、600円(500円 17:00~)、0287-28-0374)
市の紹介HP

大田原市南部、喜連川町(現さくら市)との境に近いところに佐久山の集落があります。ここには以前から与一温泉がありましたが、そのすぐそばに2004年春オープンした日帰り施設です。「魚鶴」という式場が経営しているようで、式場のすぐよこにあります。

外観・館内ともこざっぱりとした飾り気のないつくりで、一時期の緑営グループの施設のよう。
土曜の夕方に行ったからか、館内は大盛況。すぐそばの与一温泉もかなり混んでいましたが、このあたりはさほど大きな市街もないのに、いったいどこからやってくるのか不思議です。

男女別の浴場は廊下の奥にあり、他に貸切の座敷つき小浴室が数部屋あります。(見学可だったのでお湯をみたところ、大浴場とほぼ同じ)

内湯ゾーンに内湯(みかげ石枠石敷25人以上、電気風呂付)、ジェット浴槽(3.4人位)と座湯。天井は高いですが、グレーの無機質な壁面と檜の梁が妙にミスマッチ。
露天ゾーンに露天(岩枠石貼10人位、打たせ湯、東屋付)とふたつの水風呂(陶製と石造、各1人)とサウナ。垣根のむこうにグラウンド・ゴルフ場と高圧送電線の鉄塔が見えるちょっと独特な風景。
セパレート型洗い場8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜18時で20人くらいとなかなかの入り。

内湯は、丸い石の湯口からの熱湯投入で槽内注排湯はたぶんなく、右手からオーバーフロー。露天は岩の湯口からの投入+打たせ湯投入で、手前にオーバーフロー。ともに相当なオーバーフロー量と鮮度感があるのでかけ流しかと。

全体にかなり熱めのお湯は、緑茶色透明で茶色の浮遊物。弱重曹味+微たまご味。墨+樹脂系の極上アブラ臭(イオウ入っているかも?)が香ります。重曹系のツルすべが明瞭で内湯湯口そばではアワつきもあります。
等張性食塩泉ながらさほどの濃度感はなく、そこそこに温まりますが、むしろ重曹泉系の爽快な浴感が勝っている感じ。非常に入り心地のいいお湯です。
ぬがねさんが栃木湯楽の里(重曹泉)を例えに出されていましたが、たしかに栃木湯楽千本松温泉(含食塩-重曹泉)に近いイメージのお湯かと思います。

等張性食塩泉なのになぜか塩味がほとんど感じられず、分析書やパンフには「黒褐色に混濁」とあるのに緑茶色透明なので、加水を連想するところですが、館内には「当館の温泉は全て天然温泉であり、加温・加水は一切しておりません。源泉のまま使用しております。」「但し気温の低い冬期のみ、入浴に適した温度にするため2℃前後加熱しています。」と明示されています。

いいお湯なので満足感はありましたが、ぜひいちど”黒褐色にごり湯”に入ってみたいものです。(ものすごいアブラ臭がしそうな予感・・・)
大田原市はさりげにかけ流しの施設が多く、とくにこの佐久山エリアは「与一温泉」もかなりの逸品なので、要注目エリアではないでしょうか。

含硫黄-Na-塩化物温泉 55.0℃、pH=7.9、湧出量不明、蒸発残留物=9329mg/kg、Na^+=3420.0mg/kg、Ca^2+=166.2、Fe^2+=9.3、F^-=4.2、Cl^-=5284.0、HS^-=3.9、Br^-=19.7、SO_4^2-=224.1、HCO_3^-=273.8、陽イオン計=3628.1、陰イオン計=5809.7、メタけい酸=46.4、メタほう酸=177.2、硫化水素=0.6 <H14.7.19分析> (源泉名:佐久山温泉 きみのゆ)

(写真は貸切小浴室)

〔 2006年1月24日レポ 〕
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■ 栃木温泉 「栃木温泉 湯楽の里」

<栃木温泉「栃木温泉 湯楽の里」> (栃木市、9:00~翌1:00、600円(土日祝700円)+入湯税50円、0282-20-2641)
公式HP

温泉空白エリアだった栃木市周辺に12/8オープンした温泉スパ銭。すでにONKEN21さん、Takeさん、桃猫。さん、一遊さん、めがねさんのレポが入った話題のお湯です。
栃木市の北側、栃木環状線から生活道路にすこし入った好立地。詳しいアクセスと施設のようすは12/6のONKEN21さんレポを・・・。

玄関脇、析出の出たつくばいにちょろちょろ流されている水は源泉かどうか不明。
典型的和風スパ銭ですが、梁には自然木が使われ、床も木のフローリング、ハリボテ路線から少し進歩がみられます。
くだんの入湯税は別払い。券売機は目立たず、これではだれも払わないのでは?

内湯ゾーンはすべてカルキ臭ただよう真湯で、内湯、各種機能浴槽にサウナ、水風呂(カルキ臭)。新設スパ銭にしてはシンプルながら、窓が広くて明るく浴槽も伊豆石を使った質感あるものでできはいいです。カラン23、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、土曜14時で40人程度と、おそれていたイモ洗い状態ではありませんでした。

庭園造りの露天ゾーンに一段高く源泉風呂(岩枠鉄平石造7.8人)、その下に岩風呂(同15人以上、寝湯×3&東屋付)、少しはなれて寝ころび湯(温泉かどうか不明)。
岩風呂は源泉風呂からの流し込み&底面注入で、浴槽外縁側溝へのオーバーフロー&底面吸湯。
やや緑がかったお湯はほぼ適温で味不明。カルキ臭があるものの重曹泉らしいツルすべがあって悪くはないです。(掲示は加水・加温・循環・薬剤投入)

さて、問題の源泉風呂です。
鉄分で赤茶に色づいた岩の湯口からかなりの量の熱め源泉を投入。槽内注排湯はなく端の上面排湯口へ流し出しのかけ流し。
お湯は熱めで緑褐色のささにごり。湯中に細かい気泡が舞い、少量の細かな黒い浮遊物(ひょっとして硫化鉄?)もありました。
湯口では重曹味+金気味+弱たまご味に金気臭+焦げ臭(イオウ臭と金気臭の混合臭と思われる)。湯面では甘いイオウ臭が明瞭で裏に金気臭。西上州のお湯にあるような重曹臭は感じられませんでした。

明瞭な重曹系のツルすべ&アルカリ重曹系のヌルすべ&アワつきによるぬるぬるが合わさったやわらかな湯ざわりの美人の湯。アワつきはかなりの量で、源泉風呂ではどこでもつきます。これを流し込む下段岩風呂の湯口付近でもアワつきがあったのにはびっくり。
湯温計は40℃を示していましたが、体感的には42℃くらい。純重曹泉ながら鮮度と鉄分とアワつきとイオウ?によると思われる力強い温まり感があります。
源泉の資質、湯づかいともすばらしいお湯です。

めがねさん入浴時は不調だったようですが、この日のコンディションはかなりよく、スペックなり(もしかしてスペック以上)のお湯が楽しめました。
アワつき、ツル(ヌル)すべ、イオウ臭、金気、どれをとってもこれより上のお湯はいくらもありますが、どれもほどよく調和した非常にバランスのよいお湯になっています。
イオウまじりの純重曹泉は数少ないので似ているお湯はあまりないですが、私もめがねさんと同じく秩父のお湯(とくに「凡の湯」や「クアパレスおがの」の数少ない絶好調時)を思い起こしました。
ONKEN21さんが云われた”山間部のお湯”のイメージは、焦げ臭(これ、平野部のお湯にあまりないです)がすることと、硫酸塩を多めに含んでいることもあるのかな??

ONKEN21さんご指摘のとおり、関東でも上位に入るお湯であることはまちがいないと思います。
ただ、このレベルになるとお湯の評価は個人の嗜好や体調によるところ大かと思うので、順位づけはむつかしいのでは。実際、このあと対照的な泉質の東鷲宮百観音温泉にいきましたが、優劣はつけられませんでした。(どちらもそれぞれの良さがある)

新設スパ銭らしからぬ高い年齢層で、とくに源泉風呂は地元のお年寄り達の談話の場として賑わっています。(このところ毎日きてるという声を何度もきいた。)
「お年寄りの多いお湯にハズレなし」という温泉格言(?)は、やはり真理か・・・(笑)

Na-炭酸水素塩温泉 46.3℃、pH=7.9、180L/min(掘削揚湯)、成分総計=1.960g/kg、Na^+=560.7mg/kg (96.67mval%)、Fe^2+=3.2、F^-=3.7、Cl^-=152.9 (16.84)、SO_4^2-=138.2 (11.25)、HCO_3^-=976.3 (62.52)、CO_3^2-=66.0、陽イオン計=578.9 (25.23mval)、陰イオン計=1337 (25.59mval)、メタほう酸=11.1、硫化水素<0.1 <H17.4.14分析> ※総硫黄=0.3とは思えないイオウ気があります。pH=7.9なのにCO_3^2-=66.0もあるのは、もともと重曹分が多いからでしょうか。

〔 2005年12月17日レポ 〕
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■ 西那須野温泉 「千本松温泉」

<西那須野温泉「千本松温泉」> (那須塩原市(旧西那須野町))、10:00~24:00、600円、0287-36-1025)
オフィシャルHP

乳製品で有名な”ホウライ”の千本松牧場内にできた日帰り施設。従前、牧場の従業員が入浴していたお湯を、施設を整えて日帰り施設としたもののよう。
R400沿いのレストランやショップのあるメインゾーンから東側へかなり走った奥まった一画にあり、裏手のホウライCC側からもアプローチできそうです。
こぢんまりとした木造平屋のかわいい建物で、入ってすぐが受付、右手が男女別の浴室で左手正面が軽食もとれる休憩所。スタッフの対応が親切で好感がもてます。

脱衣所はこぢんまりとしたもので団体受け入れはきびしいと思います。
浴室の扉を開けたとたんにびっくり。上質なアブラ臭が場内にたちこめています。
内湯(みかげ石枠伊豆石貼5.6人)は、石の湯口がありますが使っておらずよこの無骨な金属パイプから熱湯を20L/min強ほど投入し、槽内注排湯はなく窓側側溝への流し出し。
湯口の湯温計は59℃を示していて泉温(54.5℃)より高いのは不思議。

露天は小粋にまとまった和風庭園に面してゆったりと配置され、開放感があっていい感じ。
浴槽はL字型みかげ石枠伊豆石貼8人くらいのもので、肌ざわりと入り心地のいいすぐれもの。
露天を安易に岩風呂にしなかったのはいい選択かと。
岩の湯口から熱湯を投入で、槽内注排湯はみあたらず上面排湯口からの流し出し。
受付できいたところすべて源泉かけ流しとのこと。
露天は奥側の小スペースのお湯がいいですが、内湯がベストかと思います。
カラン4(露天ゾーンに温泉マークのついたカラン&シャワーがありましたがお湯出ず)、
シャワー、シャンプー、ドライヤーあり、土曜13時で2~4人とわりあい空いていました。

うす緑黄色透明のお湯には茶色の湯の花(露天のほうが多い)。微重曹味に樹脂系のアブラ臭が明瞭。このアブラ臭は群馬のしんとうや高山に似た極上のもので、しばし陶然となってました。(中毒 ^^;; )この系統のかけ流し湯は東京近県では珍しいです。
アルカリ泉でHS^-=1.4なので、甘いイオウ臭が出てもよさそうですが、アブラ臭に抑えられているのか感じられず、たまご味も感知できませんでした。
重曹泉系のかなりはっきりとしたツルすべに加えて、ぎりぎり塩類泉に乗っている程度の濃度とは思えない存在感があり、よくあたたまるすばらしいお湯です。

恵比寿さんご推測のとおり個人的には完全にツボにはまったお湯で、これが埼玉か群馬にあれば通い必至かと・・・。

近くの温泉いちご園のビニールハウスよこには足湯があって、これはなまっていましたが、ハウスのよこに源泉を流しているところでは極上アブラ臭が匂い立っていました。
しかし、極上アブラ臭温泉使っていちご栽培するとはおそるべし!

好みのお湯のかけ流しだし、落ち着いた施設だし、近くにきたときは再訪したいと思います。あと、浴後に食べたホウライのソフトクリームは美味でした。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 54.5℃、pH=8.9、139.4L/min掘削揚湯、成分総計=1.001g/kg、Na^+=266.1mg/kg (98.70mval%)、F^-=12.0、Cl^-=110.3 (25.94)、HS^-=1.4、HCO_3^-=436.9 (59.69)、CO_3^2-=25.9、陽イオン計=270.5 (11.73mval)、陰イオン計=595.2 (11.99mval)、メタけい酸=103.8、メタほう酸=30.7 <H12.3.10分析>

〔 2005年1月11日レポ 〕
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■ 鹿沼温泉 「ウェルサンピア栃木」(華ゆらり)

<鹿沼温泉「ウェルサンピア栃木」(華ゆらり)> (鹿沼市、10:00~22:00、500円、0289-65-1131)
オフィシャルHP

鹿沼というとこれまで「出会いの森福祉センター」があっただけですが、厚生年金施設の「ウェルサンピア栃木」が温泉を掘削、日帰り開放を開始し、しかも源泉槽があるらしいということで気になっていました。場所はHPを・・・。(かなり判りにくいところにあり看板も少ないので要注意)

山林のなかに突如として豪華な大型施設が出現します。日帰りの受付は施設のフロントとは別にあります。館内はゆったりとしてハンパなリゾホより豪華です。ムーミンのライセンスを取得しているようで、館内にはムーミンのぬいぐるみがおかれ、ポスターもムーミン入り。さすがはお金持ちの厚生年金施設 (^^;;。

広めの浴室に内湯(石枠タイル貼20人以上)、ジェット槽、源泉槽(総檜造3.4人)、イベント湯(円形1人)、ミストサウナに露天(岩枠石敷8.9人)。
露天は軒下タイプながら緑がのぞめ雰囲気はいいです。
カラン25、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。週末夕方で20人以上と盛況。

内湯は、黒みかげ石の湯口から大量投入+槽内注湯で浴槽脇の排湯溝への流し出しですが、底面吸湯もあり、お湯の感じからみても循環かと。
源泉槽は、檜の湯口から投入で量は変動しますがおおむね少ないです。槽内注排湯はなく時折オーバーフローの少量かけ流し。タイミングにより鮮度の差が出るのが難です。(女湯の源泉槽はほとんど溜め湯状態だったらしい、やはりこの湧出量で源泉かけ流しはきびしいか?)
露天は、石の湯口からぬる湯を間欠投入で側面注湯&底面吸湯がありますが、オーバーフローもけっこうあって湯づかい不明。

やや熱めの内湯のお湯は、かすかに黄色がかった透明で味不明、弱カルキ臭ですが、それなりのヌルすべ感あり。
ややぬるめの源泉槽は、緑茶色ささにごりで湯口で微甘味+僅微たまご味+僅微重曹味でごくかすかに甘いイオウ臭。明瞭なヌルすべ感ととろみ感があります。
適温の露天は、無色透明無味で、秩父あたりでよくある紙のような乾いた感じの臭いがします。どちらかというとキシキシ系で硬めの浴感ながら少量のアワつきがあります。これは源泉槽や内湯とは全く異質の浴感に思えるので、温泉ではなく井水では?

温泉稀少のエリアなのでかなり混んでいますが、500円で豪華施設と源泉が味わえるなかなかの施設ではないでしょうか。1階のレストランもそれなりに美味しいです。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 40.5℃、pH=8.5、94.3L/min掘削揚湯、成分総計=0.808mg/kg、Na^+=231.7mg/kg (97.64mval%)、Fe^2+=2.0、F^-=24.0、Cl^-=38.8 (10.42)、HS^-=0.2、HCO_3^-=437.1 (68.10)、CO_3^2-=19.3、陽イオン計=237.9 (10.32mval)、陰イオン計=535.9 (10.51mval) <H14.7.15分析>

〔 2004年7月19日レポ 〕
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