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■ 湯楽の里 相模原温泉 「相模・下九沢温泉 湯楽の里」

<湯楽の里 相模原温泉「相模・下九沢温泉 湯楽の里」> (相模原市、9:00~24:00、700円(土日祝900円)、042-764-2626)
オフィシャルHP

何度かこの掲示板で話題となった新顔の施設です。めがねさん、恵比寿さんのレポあり。
橋本駅の南西にある相模原北公園の西側、県道508厚木城山線沿いにあり、看板もたくさんでているので迷うことはなさそうです。
ここも絵にかいたような”T岡仕様”の和風スパ銭。このたぐいの金太郎飴的施設はかなり食傷気味ですが、スペックを共通化してコスト削減を図るのがチェーン店経営の要諦ですから、やむなしかな?
脱衣所はゆったりめで、セパレートされた洗面所や中庭に喫煙所があります。

浴場は内湯ゾーンに機能浴槽群、サウナに水風呂ですべて強カルキ臭の真湯。うち”シルク風呂”は、ミクロの気泡で白濁していてかなりのアワつきがありきもちいいですが、強カルキ臭は残念。
露天ゾーンに大露天(岩枠石敷20人以上、東屋つき)、源泉槽(石造円形4.5人)、壷湯(陶製1人)×2と奥に寝ころび湯。パンフにはどれも”天然温泉かけ流し”との説明書きがあります。
カラン30位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜18時で60~70人くらいと盛況。大露天ではお子ちゃま達が泳ぎ回ってプール状態。

源泉槽は、石の湯口から大量投入で大露天への流し出し。湯口ではかすかな湯の香があっておそらく加熱源泉かと・・・。ぬるめのお湯は薄紅茶色(夜だったので自信なし)透明で微重曹味に薬剤系とおぼしきうがい薬臭。湯口と浴槽のお湯の感じが違うので、どこからか薬剤投入湯の注入があるかと思いますがゲキ混みで確認できず。
明瞭なツルすべ&ヌルすべがあり、湯口そばでは少量ながらアワつきがあります。お湯は埼玉大井の真名井の湯に似ている感じかな?

大露天は、大量の底面注入+源泉槽からの流し込みで、浴槽奥の上面排湯口からの排湯、槽内排湯は不明ですがお湯の感じから循環を想像しました。ほぼ無色透明で適温のお湯は強カルキ臭と強いなまりが感じられ、10秒で退散。
壷湯は、檜の樋からの投入+たぶん底面からの熱湯注入でかるくオーバーフロー。無色透明のお湯はほぼ適温で、ごくわずかなアワつきと弱ヌルすべがあり悪くはないですが、湯面から立ち上る強カルキ臭が邪魔。

源泉槽の湯ざわりはなかなかですが、うがい薬臭が鼻につき、どうにも面白くないので洗いに徹しました (^^;
めがねさんのレポによると当初は源泉槽湯口でイオウ臭が香るほどのコンディションだったらしいですが、だんだんにお湯が悪くなってきているようで、その状態が継続しているのかも? 今のコンディションでは、わざわざ遠くから入りにいくようなものではないようにも思えます。
源泉の素性はよさそうなので、湯づかいの改善がされるといいですね。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 30.0℃、pH=9.3、163L/min(1,700m掘削揚湯)、成分総計=785.6mg/kg、Na^+=224.1mg/kg (95.83mval%)、Fe^2+=0.6、F^-=4.4、Cl^-=108.2 (27.46)、HS^-=0.02、HCO_3^-=332.6 (49.08)、CO_3^2-=42.0、BO_2^-=40.4、陽イオン計=231.4 (10.17mval)、陰イオン計=528.8 (11.10mval) <H17.3.22分析>

●パンフには強食塩泉系の化石海水型のような解説がされ「熱の湯」とありますが、重曹泉系の「冷の湯」「美人の湯」の表現のほうが妥当かも・・・。

〔 2005年9月30日レポ 〕
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