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■ 湯の網温泉「鹿の湯松屋」 〔 Pick Up温泉 〕



湯の網温泉「鹿の湯松屋」
住 所 :茨城県北茨城市関南町神岡下1435
電 話 :0293-46-1086
時 間 :10:00~16:00(要事前確認)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

北茨城の山あいにある一軒宿で、古くから“心の病”に効くお湯として名を馳せていたようです。
最後は細い未舗装の道を少し走りますが、看板がしっかりしているのでわりと楽に到達できます。
”日本の山里”といった感じのしっとり落ち着いた佇まいが好ましげで、館内も新しくはないものの手入れが行き届いています。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 玄関

浴室は大小ふたつあって、大は家族で入浴中だったので小に入りました。(お湯は同じ)
おくにある小浴室はステンレス製1.2人の小さな浴槽がひとつ。
家の風呂のように狭いですが、1人でゆったりと入れるので逆に贅沢かも・・・。


【写真 上(左)】 渋~い柱時計
【写真 下(右)】 浴室入口

洗い場の壁にはタイル絵が填め込まれ、窓も広くていい感じの空間。
源泉?カランと水カランがありますがどちらも出ておらず溜め湯状態。


【写真 上(左)】 小浴室の浴槽
【写真 下(右)】 小浴室のタイル絵

スイッチで追い炊きができるシステムで、源泉?カランをしばらく投入しているとーバーフローが始まります。
カラン1、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜14時で独占。


【写真 上(左)】 小浴室のカラン
【写真 下(右)】 小浴槽の湯色

ややぬるめのお湯は、透明度約40cmのこげ茶色のにごり湯で赤茶色の青のり状の細かな浮遊物が目立ちます。
味不明(源泉?カランは無味)で漢方薬を思わせる苦っぽいような独特な薬臭。
源泉?カランは明らかに真水ではないですが、桶に溜めてしばらく置いてみても濁りが全く入りませんでした。浴槽のお湯と違うのかな?

ややぬめりがあって肌に染み込むようなおだやかな浴感があるいいお湯です。
しばらく浸かっていると汗がポタポタと出てきますがほてりはなく、いつまでも入っていたいようなやさしいお湯で浴後には爽快感が広がります。
なんとも効きそうなお湯で、固定客が多いのもなるほどうなづけます。


【写真 上(左)】 大浴室の浴槽
【写真 下(右)】 大浴室のタイル絵

出てきたら大浴室があいていたので偵察しました。
こちらはFRP浴槽2-3人ほどのものですが、洗い場が広いです。
側面注入あるもののオーバーフローはなく、こちらの方がきもちにごりが薄いような感じ。ふたつあるカランはいずれも止まっていました。

派手な宿ではないですがこの日は満室とのことで、やはり固定客を掴んでいそう。
喧噪とは無縁の立地なので、ゆっくりと湯治をするにはいい宿かと思います。
平潟港で揚がった魚料理も自慢のようで、詳しい紹介が載ったページもあります。

■分析表は2種類ありました。
〔 源泉名:鹿の湯 〕
単純炭酸鉄泉((Fe2)-Mg・Ca-HCO3・SO4型) 15.0℃、pH=6.20、約1.2L/min揚湯、総計=357.6mg/kg
Na^+=18.50mg/kg (18.64mval%)、Ca^2+=24.73 (28.49)、Mg^2+=15.67 (29.82)、Fe^2+=26.70 (22.15)、Cl^-=13.95 (9.43)、SO_4^2-=59.00 (29.49)、HCO_3^-=155.0 (61.03)、陽イオン計=87.10 (4.316mval)、陰イオン計=228.0 (4.162mval) <S43.9.10決定>

〔 源泉名:鹿の湯2号泉 〕
規定泉(重炭酸そうだ含有) 19.0℃、pH=8.0、湧出量不明、総計=548.2mg/kg
Na^+=50.00mg/kg (40.55mval%)、Ca^2+=70.96 (54.66)、Cl^-=14.18 (6.10)、SO_4^2-=42.80 (12.60)、HCO_3^-=320.70 (80.20)、陽イオン計=128.0 (6.478mval)、陰イオン計=377.70 (6.542mval) <S33.11.30分析>

〔 由来書より 〕
古老よりの云伝いによれば、創業は古く文明年間の創業と云う。当時一匹の大鹿が猟師に追れ傷つき此の地に来る。身にうけた矢数の傷を、湧き出ずる霊泉にひたり歩行困難なりしを数時間で全治し、何れかに立ち去りけんと。
それを見た里人達はすばらしきお湯の効能に驚き、人呼んで鹿の湯と名告げたりと。

幾人の病をいやす 湯のいずみ
これぞ宝の わくと言うらん

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 北茨城のキンキ(キチジ) 〕
キンキ(キチジ)は主に北日本の太平洋側で漁獲されるいわゆる「赤もの」で、その白身は美味で高級魚とされるもの。
北茨城、平潟漁港でも水揚げされ、「鹿の湯松屋」ではキンキの塩焼きが名物料理となっています。

〔 2011/06/26内容補強のうえUP (2003/12/13レポ (2003/12入湯)) 〕


E140.45.15.944N36.50.32.215
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