関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ あそう温泉 「白帆の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
あそう温泉 「白帆の湯」
住 所 :茨城県行方市麻生421-3 (旧 行方郡麻生町)
電 話 :0299-80-6622
時 間 :10:00~21:00 22:00まで延長になるという情報あり / 水休
料 金 :500円(17時~ 500円)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
■ 紹介ページ (茨城県観光物産協会)
■ 紹介ページ (行方市商工会)
茨城・鹿行エリア、霞ヶ浦、北浦周辺のお湯のひとつ
ながらく”温泉不毛の地”といわれたこのエリアも温泉開発がすすみ、ここも源泉掘削してつくられたセンター系施設です。
場所は霞ヶ浦の東岸、行方市役所麻生庁舎にも近いですが、公共交通機関ではなかなか行きにくいところです。
不定期ながら(株)ラクスマリーナ(旧 水郷汽船)がホワイトアイリス号をつかった、「白帆の湯」&霞ヶ浦クルーズを企画することがあり、これは土浦から運行されるので、開催日にあわせ遊覧かたがた入浴するのも面白いかも。
【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 エントランス
芦が生い茂る霞ヶ浦東岸の脇にコンクリ造の無骨な建物。
でも館内は公共系らしくよくメンテされてきれいです。
料金700円はセンター系としてはやや高めですが、このエリアではやむなしか?
3階の浴場は左が「富士の湯」、右手が「筑波の湯」で、この日の男湯は「筑波の湯」、浴場は第1・3水曜日ごとの男女交替制です。
脱衣所・浴室ともにさして広くはないですが、浴場は窓が広いので圧迫感はありません。
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 薬湯
浴場左手の扉の外にある露天は軒下タイプ。これもこぢんまりとした造りながら風はよく通ります。
なんといっても白眉は、霞ヶ浦を見渡す展望でしょう。
筑波山も望めるらしいですが、この日はうす曇りではっきりとは見えませんでした。
西向きで霞ヶ浦のむこうに筑波を望む構図なので、冬場の夕暮れなど、さぞや絶景かと・・・。
【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 霞ヶ浦のながめ
内湯ゾーンに手前からサウナ、薬湯槽、水風呂と窓側に内湯(赤みかげ石枠タイル敷10人以上、寝湯×2付)。
露天ゾーンにみかげ石枠タイル貼3-4人の露天。
水風呂は18℃くらいの入りごろで、白い浮遊物ととろみがあり、井水か源泉では?
ここはカルキを感じずすこぶる入りごこちがいいのですが、小ぶりなうえにけっこう人気があるので落ちついて入れなかったのは残念。
カラン14、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜16時で7~10人程度。
内湯は石の湯口から投入し、底面吸湯でオーバーフローはほとんどなし。槽内注入はよくわかりませんでした。
露天はみかげ石の湯口からの投入でかなりのオーバーフロー+底面吸湯。
カルキは露天のほうがつよめでしたが、お湯の鮮度じたいは露天のほうがよかったと思います。
【写真 上(左)】 露天の浴槽
【写真 下(右)】 湯口&湯色
お湯は内湯で適温~ややぬる、露天はやや熱。
うすく茶色がかってうす茶の浮遊物を浮かべるお湯は、湯口でよわい苦味と土っぽい臭い。
湯面はカルキ臭がありましたが、湯口では感じられなかったので、薬剤を注入しているのかもしれません。(薬湯のみ湯口でよわいカルキ臭あり)
浴槽まわりが鉄分で赤茶に変色しているので鉄分の味臭があるかと思いましたが、これは感じませんでした。
肌に引っかかる感じの湯ざわりで、つよめのあたたまり感。
メタけい酸の規定泉のわりにはフックのある浴感で、これはMg・Na・Ca-SO4・HCO3型(含土類-正苦味泉系)という通ごのみの源泉スペックが効いているためか。
湯色はモール泉系ながら複雑なニュアンスのお湯です。
場所柄、重曹ベースのヌルすべモール泉を想定していましたが、アニオンの主成分が硫酸塩、さらに湧出量390L/minとはおそれいりました。
メタけい規定泉という先入観とカルキ臭で、ぞんざいに入ると評価が低くなりそうですが、なかなかどうして本質はおくのふかいお湯とみました。
〔 源泉名:不明(分析書未記載) 〕
低張性-中性-冷鉱泉(掲示分析書記載/筆者註:規定泉(メタけい酸(Mg・Na・Ca-SO4・HCO3型)) 16.4℃、pH=6.6、390L/min掘削揚湯、成分総計=0.776g/kg
Na^+=78.4mg/kg (35.62mval%)、Mg^2+=43.2 (36.86)、Ca^2+=43.3 (22.43)、総鉄イオン=0.7、Cl^-=38.0 (11.10)、SO_4^2-=285.5 (61.62)、HCO_3^-=160.5 (27.28)、陽イオン計=183.8 (9.63mval)、陰イオン計=484.0 (9.64mval)、メタけい酸=80.7、メタほう酸=0.2、遊離炭酸=27.5 <H14.6.21分析>
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
※ 放流・循環併用式
浴槽給湯口から流れ出るお湯は新しいお湯です。
循環利用は浴槽内のみで、溢れたお湯の循環利用は行っておりません。
■ブランドグルメ
〔 行方(麻生)のべにまさり 〕
茨城県は全国有数のかんしょ(さつまいも)の産地で、なかでも旧麻生町はかんしょ栽培の盛んなところとして知られてきました。
栽培品種は人気の「ベニアズマ」(紅こがね)、紫いも「パープルスイートロード」、在来種の「紅赤」などですが、注目株は平成14年にJAなめがたが全国に先駆けて導入し、全国有数の産地になっている「べにまさり」。
比較的栽培難しいとされているこの品種をいちはやく定着させてしまうところは、さすがにかんしょの名産地。
県外に出回るのはまれなので食べたことはないですが、上品な甘さとしっとりとした食感を兼ね備えている品種とのこと。
茨城県農業総合センターのHPには「『べにまさり』の焼き芋を1度食べると熱烈なファンになる人が多い」とあるので、やはりよっぽど美味しいのでしょう。
(「茨城県農業総合センター」HPなどを参考。)
〔 2011/10/01UP (2009/05入湯) 〕
E140.28.41.835N35.59.2.582
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