関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 湯端温泉 「湯端温泉」
湯端温泉 「湯端温泉」
住 所 :群馬県高崎市吉井町多比良3309-1 (旧 多野郡吉井町)
電 話 :027-387-5201
時 間 :10:00~(終了時間は要確認) / 火休
料 金 :600円/人(貸切利用可)
■ オフィシャルブログ
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (吉井町商工会)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
西上州、旧吉井町にある自家源泉の湯宿。
2002年秋にいちど入浴したことがありますが、お湯が期待ほどではなかったのでレポを控えていました。
2012年7月(2月?)、建て替えを含む全面リニューアルを実施して再オープン。
お湯のイメージもぜんぜん変わっていたので、最新状況をUPします。
場所はわかりにくいので、↓の地図を参照ください。
最寄りは上信越道「吉井」IC。道さえまちがえなければ、道沿いに看板がでているので迷うことはなさそうです。
【写真 上(左)】 手書きボード
【写真 下(右)】 袖看板
道に向けて、ボード書きの日帰り入浴&食事メニューの案内がでています。
道路脇の渋い袖看板はそのまま健在でした。
和シックな構えの外観で、かつての民家風の建物からイメージを一新しています。
入口からみて左手の母屋が建て替えられ、手前に外浴室ができています。
右手の客室棟は以前きたときと同じつくり。
素泊まりと日帰り入浴がメインのようで、飲食処としても機能させたいようですが、まだこれからの感じか?
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 食事処からデッキ
【写真 上(左)】 デッキからのながめ-1
【写真 下(右)】 デッキからのながめ-2
和シックな母屋のつくりはなかなかです。手前が食事処&Cafeで、外にデッキ(飲食可)。
とくにのどかな田んぼや畑をみおろす舞台づくりのデッキは出色のでき。
すぐ下にホタルの繁殖地があるので、ホタルの季節などさぞや風流では?
【写真 上(左)】 収穫ちかい稲穂
【写真 下(右)】 ホタルの繁殖地
浴場は、母屋内の内風呂と外風呂の2つ。
どちらも同料金で貸し切りできるようですが、「温泉好きは外風呂を狙うべし」という事前情報をゲットしていたので、迷わず外風呂をチョイス。
(外風呂は原則週末や祝日のみらしいので要注意。平日でも事前連絡すれば入れることもあるそうなので、要事前連絡です。)
【写真 上(左)】 外の湯屋
【写真 下(右)】 脱衣所
外風呂は脱衣所・浴室ともこぢんまりとしたつくりながら、こまかいところまで意匠的なひねりがきいていてなかなかのでき。
母屋といい外風呂といい、若いご主人のセンスがいいのでは?
ただ、脱衣所がややこもり気味なので、もうひと工夫いるかも・・・。
【写真 上(左)】 気合い入った演出
【写真 下(右)】 オリジナル石鹸
木づくりの湯屋は木の天井を高く組みあげ、こもりはほとんどありません。
やや暗めながら落ちついた雰囲気のあるいい湯屋です。
窓のすぐ外が道路で車が通ると音がしますが、通行量がすくないのでほとんど気になりません。
【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 木組み天井
多色のみかげ石と伊豆石底の手の込んだ浴槽は2人ほどの大きさ。
やはり貸し切りじゃないときびしいか・・・。
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 洗い場
壁から突き出た竹樋から冷たい源泉を少量落とし、これを三波石の湯口で受けてから浴槽へ投入。
ご主人から「ぬるいときは加温タイマーの設定温度を上げる」旨の案内がありましたが、低いままに抑えたので、加温系の作動はなし。
槽内排湯、オーバーフローともになかったので、溜め湯状態だったかと思います。
カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜16時で貸切。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色
ややぬるめのお湯は、うすく緑灰色ににごってクリーム色の浮遊物。
明瞭な甘塩味のうらに明礬めいた金属味を感じます。
湯屋に入ったとたんに甘イオウ臭がしてびっくりでしたが、湯口ではなんとラムネ臭がかったイオウ臭を感じて驚愕。
HS-=1.3mg/kgでこの明瞭なイオウ臭は、源泉直引きを感じさせるもの。
湯面では甘イオウ臭と磯の香を感じました。
重曹食塩泉に卵水をプラスしたようなコラボ系湯質は、ありそうでなかなかないもの。
長野の鹿塩や静岡市西里の「やませみの湯」(入湯済未レポ)あたりを彷彿とさせるものがあるかな?
つよいとろみとツルすべのあるやわらかな湯ざわりで、ぬる湯なのにあたたまり感は相当なもの。
これは成分からくるものかと思います。
これはなかなかの名湯かと・・・。
今はなき(?)「牛伏の湯」は、個人的に好みのお湯でしたが、源泉はおそらくこんな感じだったのでは?
クセもの湯のメッカ、西上州を語るにはうってつけのお湯かもしれません。
【写真 上(左)】 ゆばたのゆ
【写真 下(右)】 年季入った木板
若主人とすこしく話しをしました。
祖父母さんのあとを継いでご主人(お孫さん?)が現施設の開業にこぎ着けたようで、わたしが前に入ったとき(2002年)はまだ祖父母さんのときではないか、とのことでした。
泉源の場所や引湯方法についても伺えましたが、ここでは書きません。
ただ、すくなくとも外風呂の冷水湯口については、源泉直引きであることは間違いありません。
内風呂もみせてもらいましたが、なかなかのでき。ただ、ここには源泉投入口はないようでした。
【写真 上(左)】 貴重な源泉
【写真 下(右)】 泉源
既成の温泉施設とはコンセプトを異にする感じで、PRのやりかたによってはブレークする可能性も・・・。
ただ、湧出量0.2L/minでは、いまの湯づかいがいっぱいいっぱいでは?
人気がでたときのお湯の管理が課題になるような感じも・・・。
このあたりのジレンマは下記、「公式ブログの記事より」を参照。
それを措いても、このほのぼのとしたロケーションは貴重。
近くには小沢も流れていて、ファミリーが一日遊ぶにはなかなかのロケかと。
とくにホタルの季節など、一躍人気スポット化する可能性も・・・。(「湯上がりにホタル戦略」・・・(笑))
食事メニューは釜飯に力を入れているようですが、なんといっても遠くからお客をよべるのは蕎麦かラーメン。
名物蕎麦orラーメンが開発できれば、飲食&日帰り温泉の二毛作を狙えるかも・・・。
「ひなび和モダン貸切温泉」というトレンドをつかんだ展開だし、お湯も温泉好きをうならせるものがあるので、要注目の施設かと思います。
【 2002年入浴時の状況(初公開) 】
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西上州を代表する鉱泉宿。
地元の名山、牛伏山のふもとにあって、場所はわかりにくいです。
田舎の民家風のこぢんまりとした宿で、館内も生活感にあふれています。
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 女湯
浴室は男女別にあり、この日の女湯はお湯張りなし。
冷鉱泉の沸かし湯なので事前連絡必須かと思います。
浴槽はタイル造2人の小さなもの。
側面からの注入があって、浸かるとオーバーフローします。
鉱泉宿は意外と沸かしすぎで熱いことが多いですが、ここもそうでした。
でも、水カランがあるので調整はできます。
カラン1、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜12時で独占でした。
【写真 上(左)】 昔の浴槽
【写真 下(右)】 内湯の湯口
よわいヌルすべのあるお湯は、無色透明無味で、かすかに磯の香りがしました。
成分総計=5g/kg超の食塩泉なので塩味があるかと思いきや、残念ながらこの日は感じられませんでした。
とても力のある源泉という情報があるので、源泉に触れてみたかったです。
〔 源泉名:湯端の湯 〕 <H24.4.27分析>
Na-塩化物冷鉱泉 9.6℃、pH=8.2、0.2L/min掘削自噴*、成分総計=6.95g/kg
Na^+=2518mg/kg (98.54mval%)、Mg^2+=8.89、Ca^2+=15.2、Fe^2+=0.15
Cl^-=3562 (88.63)、SO_4^2-=14.2、HCO_3^-=736、HS-=1.3
陽イオン計=2548 (112mval)、陰イオン計=4329 (113mval)、メタほう酸=52.4、遊離炭酸=0.4、硫化水素=0.0
※*印およびmval%値、mval値についてはこちらより引用させていただきました。
〔 源泉名:湯端の湯 〕 <H5.3.31分析>
Na-塩化物冷鉱泉 7.8℃、pH=8.4、湧出量測定せず(自然湧出)、成分総計=5.74989g/kg
Na^+=2040mg/kg (98.09mval%)、Mg^2+=11.0、Ca^2+=12.7、Fe^2+=0.08
Cl^-=2900 (87.45)、SO_4^2-=28.0、HCO_3^-=677 (11.87)
陽イオン計=2070.69 (90.43mval)、陰イオン計=3606.2 (93.54mval)、メタほう酸=47.5、遊離炭酸=8.8、硫化水素=0.0
※一部不明瞭な箇所あり。その箇所についてはこちらより引用させていただきました。
<温泉利用掲示> (内湯)
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
露天は原則溜め湯&少量かけ流しだと思う。(筆者註)
〔 公式ブログの記事より 〕
お客様から内風呂の源泉量をもっと増やしてほしいと言うご意見もいただくのですが そうしますと外風呂の源泉の量を減らさなければならなくなってしまいます
私たちもすごく悩んでいるのですが 温泉好きな方には外風呂が人気なのですが お風呂好きな方には内風呂の人気の方が高いので 源泉の量を半分に割ってしまうより 外風呂の方でより濃い源泉で入って頂きたいと思っています
■ブランドグルメ
〔 吉井の椎茸 〕
旧 吉井町は地味な町で情報がすくなかったのですが、手元にある県資料によると、特産品は「しいたけ、きゅうり、なす、ねぎ、牛伏みそ、火打金」となっています。
なかでも椎茸は主力アイテムだったようで、旧町内には椎茸園や直売所があります。
〔 2012/09/12UP (2002/10・2012/09入湯) 〕
E138.59.52.056N36.13.38.678
【 BGM 】
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■ 津南駅前温泉 「リバーサイド津南」
津南駅前温泉 「リバーサイド津南」
住 所 :新潟県中魚沼郡津南町大字外丸丁1921-1
電 話 :025-765-4733
時 間 :10:00~21:00 / 月休
料 金 :500円
■ オフィシャルHP(津南町観光協会)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (Yahoo!トラベル)
■ 紹介ページ (るるぶ.com)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (にいがた観光ナビ)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
JR飯山線「津南」駅内にある日帰り温泉施設。
立派な構えの駅舎の壁面に「駅の温泉」の垂れ幕。2階の窓には「温泉のある駅」。
豊富な湯量を誇り、敷地内には温泉スタンドもあります。
【写真 上(左)】 温泉スタンド
【写真 下(右)】 エントランス
階段をのぼった2階が温泉施設で、無料休憩所や食堂もあります。
たしか受付は1階だったような気がしますが、定かではありません。
階段の踊り場には鉄道グッズが置いてあって、鉄道マニアは必見か?
【写真 上(左)】 受付
【写真 下(右)】 鉄道グッズ
二面採光のあかるい浴場は、真冬の2月に行ったので湯気もうもう。
窓から線路を見下ろし、タイミングがよければ列車も眺められます。
みかげ石枠白タイル貼10人以上(ジャグジー付)のやや無機質な大ぶり浴槽ひとつとサウナ。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランのうち、すくなくとも1ヶ所は温泉使用かもしれません。
日曜15時で10人以上と盛況で、かなりの人気施設では?
二段づくりの石の湯口から大量投入で、混んでいたので槽内注吸湯は不明ですが、オーバーフローはなかったので、おそらく循環仕様だと思います。
ただ、湯口からときおりぬる湯を大量投入するので、このときは源泉を入れているかも?
薬品味によわいカルキ臭。
明瞭なツルすべと軽やかな浴感はモール泉的イメージで、うすめながら良質な源泉とみました。
よわいカルキ臭が残念ですが、お年寄りのお客が多かったので、これはいたしかたないところか・・・。
掛け値なしの「駅の温泉」で、鉄道客には便利な施設だと思います。
〔 源泉名:津南駅前温泉 〕 <H15.12.17分析>
単純温泉(Na-HCO3型) 30.2℃、pH・湧出量不明(弱アルカリ性)、成分総計=360.0mg/kg
Na^+=69.3mg/kg (81.13mval%)、Ca^2+=8.1 (10.78)、Fe^2+=0.2
Cl^-=12.3 (9.23)、SO_4^2-=1.3、HCO_3^-=200.1 (87.00)
陽イオン計=86.2 (3.71mval)、陰イオン計=未記載、メタけい酸=53.8?
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素系薬剤使用:あり
■ブランドグルメ
〔 津南町認証米 〕
津南町は魚沼(産)コシヒカリの産地ですが、津南町ではさらに独自基準を設けて、「津南町認証米」を出荷しています。
特別栽培米、品質基準、栽培履歴確認などの基準をクリアした津南町産米が認証され、認証シールが貼られて出荷されます。
(津南町HPなどを参考。)
〔 2012/09/12UP (2006/02入湯) 〕
E138.38.32.819N37.1.13.313
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