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■ 黒森鉱泉 「黒森鉱泉」 (休業中?)

 

黒森鉱泉 「黒森鉱泉」
住 所 :山梨県北杜市須玉町小尾8251 (旧 北巨摩郡須玉町)
電 話 :0551-45-0331 ※ 休業中との情報あり
時 間 :要事前確認 ※ 休業中との情報あり
料 金 :500円(営業時)
紹介ページ (山梨の温泉宿(求人ジャーナル社))
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

現地確認していませんが、ここは現在休業中とのネット情報が多数あり、おそらく休業中だと思われます。

信州峠の南麓にある温泉ファンの間では評価の高かったお湯。

 
【写真 上(左)】 県道の看板
【写真 下(右)】 看板と瑞牆山

県道610原浅尾韮崎線を信州峠に向かって北上すると、次第に特徴のある山容の瑞牆山(2230.2m、日本百名山)が近づいてきます。
瑞牆山方面への道を右に見送ってすぐ、道の右手に看板がでてくるので、えらく細い道を左折します。(看板がなければ絶対わからない ^^)
急坂のくねくね道をしばらく走ると半ダートになり、さらに進んだ突き当たり、山腹のやや開けたところになんとも鄙びた佇まいの一軒家が見えてきます。

これが黒森鉱泉です。
春浅い峡北の5月。芽吹きはじめた木々を背に、立派な鯉のぼりがなびいていました。

 
【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 薪焚きです

冷鉱泉を薪焚きしているので事前予約は必須ですが、この日は何度TELしても誰も出なかったので、とりあえず行ってみました。
車を停めると幸いおばあちゃんが庭で洗濯物を干していました。
入浴できるかどうか訊ねると、浴場を見に行かれ、OKとのこと。ラッキー ^^)

 
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 蓋がしてあります

浴場は母屋とは別棟で、脇に薪が積み上げられています。
混浴というか、1度に1組しか入れないようなこぢんまりとした湯小屋です。
浴槽は木枠石敷1.2人の小さなもので、すぐ横に源泉の貯水槽があります。
浴槽まわりは析出で黄土色に変色し、湯場の雰囲気を盛り上げています。
さらにおくにも小さな浴槽らしきものがありましたが、これはつかわれていないようです。

カラン3、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
GW12時で独占。

 
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 貯水槽

浴槽には保温用の木板のフタがしてあり、これを外して入ります。
湯口も排湯もないため湯方式ですが、源泉の貯水槽の下部にコックがあってこれを捻ると冷たい源泉が投入されます。
浴槽の底からじわじわと熱湯が上がってくるので、五右衛門風呂方式の加熱かと思います。
源泉の貯水槽は樹脂製のフタがしてありますが、外してみると表面に油膜と炭酸カルシウムの結晶らしきものが浮いていました。

 
【写真 上(左)】 炭酸カルシウムの結晶
【写真 下(右)】 湯口

やや熱めのお湯は、透明度30cmほどのこげ茶色のにごり湯。
塩味+重曹味+明瞭な炭酸味に、常磐の湯の網温泉やカンチ山鉱泉で感じられたような漢方薬のような苦っぽい臭いがあります。
はっきりとしたキシキシがあって肌に染み込んでくるようなパワーのある浴感で、源泉の濃度感がダイレクトに感じられます。

 
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 盛大な析出

かつては黒森集落の共同湯だったようですが、鉱泉宿を営んで三代目とのこと。
しかし、まさに”秘湯”といえるこのような山奥で鉱泉宿を続けられているのには本当に感心します。場所柄、登山客などの固定客が支えているのかな?
若女将さんもおられるようなので、いつまでも続いていってほしいものです。

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※すばらしいお湯と雰囲気だったので、休業情報はとても残念。
いつか復活する日はあるのでしょうか・・・。

〔 源泉名: 〕 <H8.6.20調査終了>
((含二酸化炭素-)Na-塩化物・炭酸水素塩泉) 泉温不明*、pH=6.20、湧水(湧水量不明)、蒸発残留物=5090mg/kg
Li^+=6.8mg/kg、Na^+=1450、K^+=109、Ca^2+=301、鉄=11.1
Cl^-=2230、HCO_3^-=1270
メタけい酸=77.2、メタほう酸=98.1、遊離炭酸=1570
*) 古いガイドブックによると泉温10℃

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

〔 2012/09/11UP (2004/5入湯) 〕


E138.32.27.989N35.53.48.693
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温冷(冷温)交互浴について (ご注意)

温冷(冷温)交互浴について (ご注意)

温冷(冷温)交互浴とはあたたかい温泉槽と冷水槽(水風呂)を交互に入る浴法。
当ブログのなかで、この気持ちよさについて触れている記事があります。

温冷(冷温)交互浴は、副交感神経を刺激し、自律神経系の働きを高めるという説がある反面、身体に多大な負担を与えるリスクがあります。
とくに、血圧の高い方、内臓や脳神経(血管)に疾病のある方ないしよわい方、年輩の方、暑さ寒さの変化によわい方などは、温冷(冷温)交互浴は避けた方がよいとされています。

万一、当ブログの記事を参考に温冷(冷温)交互浴をされ、なんらかの支障が生じても、当方では一切責を負えませんのであらかじめご了承をお願いします。
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