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■ 妙義・長寿の湯 源泉見学レポ & 妙義温泉 「妙義グリーンホテル 『長寿の湯』」

 

妙義・長寿の湯 源泉見学レポ & 妙義温泉 「妙義グリーンホテル 『長寿の湯』」
住 所 :群馬県富岡市妙義町菅原2678 (旧 甘楽郡妙義町)
電 話 :0274-73-4111
時 間 :12:00~22:00
料 金 :700円/3h
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLEトラベル)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらんnet)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

この記事は2002/08/25作成(「温泉みしゅらん掲示板」にカキコミ)の原文に若干の補足をしてUPするものです。
なお、掲載内容は作成当時のもので、現況とはことなる部分があります。

【 妙義・長寿の湯 源泉見学レポ 】

やませみさんが 8/12(2002/08/12)に(「温泉みしゅらん掲示板」にて)募集された企画です。総勢8名(内1はジュニア)の参加でした。
西上州・妙義に湧く「長寿の湯」は、強烈な濃度と重曹成分をもち、日本一濃い重曹泉と目される特異な温泉です。関東では珍しい炭酸泉でもあります。

<源泉データ>
〔 源泉名:妙義温泉 長寿の湯 〕 <H7.11.1分析>
含CO2-Na-炭酸水素塩・塩化物泉 26.6℃、pH=7.29、湧出量=21.8L/min、成分総計=41.57g/kg、溶存総量=40.25g/kg、蒸発残留物=28.27g/kg
Na^+=11905mg/kg (99.49mval%)、Fe^2+=5.84
F^-=2.03、Cl^-=5765 (30.71)、HCO_3^-=22271 (68.93)、Br^-=22.5、CO_3^2-=30.7
陽イオン計=11992 (521mval)、陰イオン計=28116 (530mval)、メタけい酸=50.1、メタほう酸=95.3、遊離炭酸=1319

運営企業、緑営開発(当時、以下同じ)* の方にご案内をいただき、ゴルフコースすぐ横の窪地にある泉源へ・・・。(当然、通常は立入厳禁。)
コンクリの基礎から白い金属パイプが立ち上がっていて、黒いパイプ(入浴施設への供給ライン)と蛇口が分岐しています。すぐ脇には温泉標識があります(深さ1,999.45m)。
蛇口をひねるとしばらくして一気に源泉が吹き出し、参加者からオオッ!という歓声が・・・。

 
【写真 上(左)】 温泉標識
【写真 下(右)】 泉源

●色:無色透明ですが、炭酸の泡立ちがスゴイです(サイダーを振ってぶちまけた感じ)。
分析表では淡紫色とありますが、1日経過したペットボトルの源泉をみても無色透明です。
他の方はどうですか?

●臭い:一番おどろいたのはこれです。アブラ臭+渋いイオウ臭+臭素臭?+炭酸のツンとくる臭いで、松之山、林、川原湯などを連想しました。アブラ臭中毒者にはたまらない臭いでしょう。
ペットボトルに捕らえた源泉は今なお強烈な臭気を発し、存在を主張してます ^^)

●味:強い塩辛味。舌に効いてくる食塩と口全体に効いてくる重曹の薬っぽい塩辛味が相乗している感じの何とも強烈な味。

●温度:やや冷たいですが、源泉水風呂として十分使える程度の温度はあります。

●触感:まとわりつくようなとろみと強烈なツルすべキトキト感があります。重曹分によるところが大きいと思われます。

 
【写真 上(左)】 吹き出す炭酸のあわあわ-1
【写真 下(右)】 吹き出す炭酸のあわあわ-2

どこをとってもさすがに屈指の高濃度温泉です。でもやっぱり薄めないと浴用にはキツイかな?
(個人的には入りたいですが... ^^)

ご丁寧にご案内いただいた緑営開発の方、企画いただいたやませみさん、とても貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。

*)緑営グループ(当時)は、2,000mまで掘削可能な掘削機をもち、スプリングス温泉(ゴルフ場内の温泉施設)、直営保養施設などを運営していました。あの「白寿の湯」もそのひとつでした。

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【 妙義温泉 「妙義グリーンホテル 『長寿の湯』」 】

 
【写真 上(左)】 妙義グリーンホテルのエントランス
【写真 下(右)】 「長寿の湯」の内湯

その後、この源泉をつかっている妙義グリーンホテル内の「長寿の湯」へ。(12時すぎ)
小高い丘にある11階建ての豪華なリゾートホテルの大浴場を日帰り開放するもの。
浴場からの眺望はよく、ゴルフコースの向こうに見事な山容の妙義山がのぞめます。
窓の広いあかるい浴室は、内湯大浴槽(石造15人以上)と露天(同5-6人)。
セパレート型のゆったりした洗い場多数。シャンプー・ドライヤーあり。

お湯は、内湯と露天でかなり違いました。
露天は、石の湯口から投入で底面排湯口がありますがほとんど未作動で、オーバーフロー状態。
ここは4回目ですが、こんなにいい状態ははじめてです。
これまでは夕方に来ていたので、やはりお湯を張りたての12時すぎがおすすめでは・・・。

お湯は露天の方がよく、淡緑黄色透明、塩味重曹味。
以前、「鶴亀の湯」(2013年時点で閉館中)でレポしたときは”セメント系の臭い”と書きましたが、これは源泉臭(アブラ臭+渋いイオウ臭+臭素臭?)の薄まったものかと思います。

 
【写真 上(左)】 「長寿の湯」の露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

まとわりつくようなとろみのあるツルすべ感が特徴。
pH=7.29(中性)なのにこれだけのツルすべ感は、やはりつよい重曹分のたまものでしょう。
塩分もつよくてとても温まり、浴後にはさらさら&爽快感がでてきます。
内湯は石の湯口からの投入で排湯は未確認ですがオーバーフローはなく、弱カルキ臭?があって、露天より薄い感じでした。

昨秋の「鶴亀の湯」の濃厚感には及びませんが、露天は相当の浴感があり、やはり源泉の凄味を感じさせるお湯でした。

なお、同じ源泉を使っていた日帰り施設「鶴亀の湯」は(2002年)5月末の火災により休業中です。

〔 2013/05/12内容補強のうえUP (2002/08/25レポ (2002/08入湯)) 〕


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