関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 鮎川温泉 「金井の湯」 〔 Pick Up温泉 〕
※ この施設は、2020年(令和2年)8月11日をもって閉館というWeb情報があります。
<鮎川温泉「金井の湯」> (群馬県藤岡市、9:00~24:00、600円/3h、0274-40-8888)
オフィシャルHP
2001年6月にオープンした人気の民営日帰り施設。
かなり判りにくいところにあり、アクセス途中にクランクなどもあって、はじめてだと引き返しそうになりますが、看板を信じてずんずん進むと到達できます。(藤岡市内からは「ツインレイクスCC」方向、途中からは「金井の湯」の赤い看板が出てきます)
細いいなか道の行き止まりに、意外にも広い駐車場が用意されています。
館内は、ややせせこましい作りで、スーパー銭湯の小型版といった感じ。
男女別の浴場は、源泉槽(石枠タイル貼4.5人)、大浴槽&機能浴槽群、サウナ、水風呂に露天(石枠15人以上、打たせ湯×2付)と多彩で、温泉利用はたぶん源泉槽と露天だけですが、真湯の浴槽群にもほとんどカルキ臭はありません。
ほてる泉質なので、水風呂直行できますが、冷たすぎ&カルキ臭&打たせ水つきで落ち着いて入れないのは残念。
ここの露天のロケーションはすばらしく、すぐ目の前を鮎川がカーブしながらゆったりと流れていて、夜はライトアップされます。(ただし女湯は目隠しあって展望きかず)
露天の脇に桜の木があって、桜の季節は花見露天が楽しめそうですが、温泉をかける人がいるので樹勢が弱ってきてしまったとのこと。
カラン21(一部セパレート式)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日18時で30人以上と盛況でした。
露天は赤茶色の析出が成長を遂げていてこてこてにコーティングされ、プチ白寿の湯状態。
石の湯口+打たせ湯からの大量投入でオーバーフローはなし。
源泉槽も盛大な析出がでています。石の湯口から投入で、槽内排湯口はほとんど引いておらずかなりの量のオーバーフローがあります。
露天と源泉槽ではお湯の感じが違います。
適温の露天は、緑黄色ささにごりで湯口・打たせ湯とも微塩味+弱重曹味に弱セメント臭+微焦げ臭。重曹食塩泉らしいツルすべ+温まり感がありますが、源泉槽よりは薄い感じ。
析出でコーティングされた浴槽は、当たりがやわらかくすこぶる入り心地がいいです。
源泉槽は、緑黄色がかったうす濁りで、湯口の湯温と量が変動するので浴槽も40~43℃くらいの間で変化します。臭いは露天にほぼ同じ。熱いときは塩味+重曹味+微苦味。ぬるめのときは塩味+重曹味に新鮮な鉄系のだし味が混じり熱めのときより鮮度感があがるので、このときが正真正銘のかけ流し状態かも?
ここの源泉槽については”かけ流しじゃないのでは?”という説もありますが、熱めのときに入ると確かにそういう感じもします。
土類系のキシキシと重曹系のツルすべが入り混じる入りごたえのあるほてほて湯で、けっこう好み。源泉槽は人気で混み合いますが、湯温高め&ほてる泉質なので回転はすこぶる速いです。
以前入ったときより、土類食塩泉のイメージが弱まり重曹泉系の特徴が強まっているように感じましたがどうでしょうか。
あいかわらず館内に分析書の掲示はなく、受付にもなし。化石海水型のNa-塩化物強塩温泉で、泉温は26℃くらいらしいです。
かなり混むのが難ですが、けっこう入り応えがあるし、タイミングがよければ鮮度のいいお湯も楽しめるし、食事処の味も値段もまあまあなので、バランスのとれた日帰り施設といえるのではないでしょうか。
〔 2005年3月17日レポ 〕
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〔 2005年10月23日レポ 〕
ひさしぶりに「金井の湯」に行きました。
この日は源泉槽のコンディションがとてもよく、湯口では湯温に関係なく強塩味+重曹味+だし味があり、ぬるめのときには舌を刺す炭酸味じみたものまでありました。ただ、この炭酸?味はあとを曳くので、しびれ鉱物系かもしれません。
源泉槽は軽い磯の香(臭素臭だと思う)、露天ではかなり強い磯の香がありました。露天は循環+消毒剤投入で臭素が追い出されてきて臭いが強まっているのかも・・・。
露天湯口は源泉槽より味が薄いので希釈があるかと思いますが、源泉槽はひょっとして非希釈かも。緑茶色でうすく濁ったお湯は熱め41.8~43.5℃。濃度感+熱湯に攻められてとても長湯できません。
ついに不完全ながら成分データが掲示されていました。
塩化物強塩温泉というのは以前から判明していましたが、なんと陽イオン・陰イオン計=35240mg/kgは、あの「白寿の湯」(34710mg/kg)を凌ぐ強烈な濃度。
ここの泉質は以前からいろいろと推測してきましたが、やはり重曹と土類をけっこう含んでいます。土類(Mg^2+=197.6、Ca^2+=222.5)は食塩分があまりに強烈なのでmval%は5%台と低いですがかなりの量です。HCO_3^-=6565 (19.61)は、もう少し多ければ泉質名がついて、Na-塩化物強塩・炭酸水素塩温泉(でいいのかな?)という珍しい泉質になるところです。
真湯槽や水風呂もカルキ臭はなく、とても居心地がよかったでした。
ほてほてに火照ったからだを、鮎川の川風で冷ますのはなんとも快感。
強食塩泉と重曹泉と土類泉を同時に楽しめる、お得?なお湯かと思います。
Na-塩化物強塩温泉 泉温・pH・湧出量・成分総計不明、Na^+=11630mg/kg (91.66mval%)、K^+=726.4、Mg^2+=197.6、Ca^2+=222.5、Fe^2+=2.8、Cl^-=14970 (76.95)、Br^-=45.3、I^-=5.7、SO_4^2-=874.5、HCO_3^-=6565 (19.61)、陽イオン計=12780 (551.9mval)、陰イオン計=22460 (548.9mval) <H11.4.26分析>
<鮎川温泉「金井の湯」> (群馬県藤岡市、9:00~24:00、600円/3h、0274-40-8888)
オフィシャルHP
2001年6月にオープンした人気の民営日帰り施設。
かなり判りにくいところにあり、アクセス途中にクランクなどもあって、はじめてだと引き返しそうになりますが、看板を信じてずんずん進むと到達できます。(藤岡市内からは「ツインレイクスCC」方向、途中からは「金井の湯」の赤い看板が出てきます)
細いいなか道の行き止まりに、意外にも広い駐車場が用意されています。
館内は、ややせせこましい作りで、スーパー銭湯の小型版といった感じ。
男女別の浴場は、源泉槽(石枠タイル貼4.5人)、大浴槽&機能浴槽群、サウナ、水風呂に露天(石枠15人以上、打たせ湯×2付)と多彩で、温泉利用はたぶん源泉槽と露天だけですが、真湯の浴槽群にもほとんどカルキ臭はありません。
ほてる泉質なので、水風呂直行できますが、冷たすぎ&カルキ臭&打たせ水つきで落ち着いて入れないのは残念。
ここの露天のロケーションはすばらしく、すぐ目の前を鮎川がカーブしながらゆったりと流れていて、夜はライトアップされます。(ただし女湯は目隠しあって展望きかず)
露天の脇に桜の木があって、桜の季節は花見露天が楽しめそうですが、温泉をかける人がいるので樹勢が弱ってきてしまったとのこと。
カラン21(一部セパレート式)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日18時で30人以上と盛況でした。
露天は赤茶色の析出が成長を遂げていてこてこてにコーティングされ、プチ白寿の湯状態。
石の湯口+打たせ湯からの大量投入でオーバーフローはなし。
源泉槽も盛大な析出がでています。石の湯口から投入で、槽内排湯口はほとんど引いておらずかなりの量のオーバーフローがあります。
露天と源泉槽ではお湯の感じが違います。
適温の露天は、緑黄色ささにごりで湯口・打たせ湯とも微塩味+弱重曹味に弱セメント臭+微焦げ臭。重曹食塩泉らしいツルすべ+温まり感がありますが、源泉槽よりは薄い感じ。
析出でコーティングされた浴槽は、当たりがやわらかくすこぶる入り心地がいいです。
源泉槽は、緑黄色がかったうす濁りで、湯口の湯温と量が変動するので浴槽も40~43℃くらいの間で変化します。臭いは露天にほぼ同じ。熱いときは塩味+重曹味+微苦味。ぬるめのときは塩味+重曹味に新鮮な鉄系のだし味が混じり熱めのときより鮮度感があがるので、このときが正真正銘のかけ流し状態かも?
ここの源泉槽については”かけ流しじゃないのでは?”という説もありますが、熱めのときに入ると確かにそういう感じもします。
土類系のキシキシと重曹系のツルすべが入り混じる入りごたえのあるほてほて湯で、けっこう好み。源泉槽は人気で混み合いますが、湯温高め&ほてる泉質なので回転はすこぶる速いです。
以前入ったときより、土類食塩泉のイメージが弱まり重曹泉系の特徴が強まっているように感じましたがどうでしょうか。
あいかわらず館内に分析書の掲示はなく、受付にもなし。化石海水型のNa-塩化物強塩温泉で、泉温は26℃くらいらしいです。
かなり混むのが難ですが、けっこう入り応えがあるし、タイミングがよければ鮮度のいいお湯も楽しめるし、食事処の味も値段もまあまあなので、バランスのとれた日帰り施設といえるのではないでしょうか。
〔 2005年3月17日レポ 〕
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〔 2005年10月23日レポ 〕
ひさしぶりに「金井の湯」に行きました。
この日は源泉槽のコンディションがとてもよく、湯口では湯温に関係なく強塩味+重曹味+だし味があり、ぬるめのときには舌を刺す炭酸味じみたものまでありました。ただ、この炭酸?味はあとを曳くので、しびれ鉱物系かもしれません。
源泉槽は軽い磯の香(臭素臭だと思う)、露天ではかなり強い磯の香がありました。露天は循環+消毒剤投入で臭素が追い出されてきて臭いが強まっているのかも・・・。
露天湯口は源泉槽より味が薄いので希釈があるかと思いますが、源泉槽はひょっとして非希釈かも。緑茶色でうすく濁ったお湯は熱め41.8~43.5℃。濃度感+熱湯に攻められてとても長湯できません。
ついに不完全ながら成分データが掲示されていました。
塩化物強塩温泉というのは以前から判明していましたが、なんと陽イオン・陰イオン計=35240mg/kgは、あの「白寿の湯」(34710mg/kg)を凌ぐ強烈な濃度。
ここの泉質は以前からいろいろと推測してきましたが、やはり重曹と土類をけっこう含んでいます。土類(Mg^2+=197.6、Ca^2+=222.5)は食塩分があまりに強烈なのでmval%は5%台と低いですがかなりの量です。HCO_3^-=6565 (19.61)は、もう少し多ければ泉質名がついて、Na-塩化物強塩・炭酸水素塩温泉(でいいのかな?)という珍しい泉質になるところです。
真湯槽や水風呂もカルキ臭はなく、とても居心地がよかったでした。
ほてほてに火照ったからだを、鮎川の川風で冷ますのはなんとも快感。
強食塩泉と重曹泉と土類泉を同時に楽しめる、お得?なお湯かと思います。
Na-塩化物強塩温泉 泉温・pH・湧出量・成分総計不明、Na^+=11630mg/kg (91.66mval%)、K^+=726.4、Mg^2+=197.6、Ca^2+=222.5、Fe^2+=2.8、Cl^-=14970 (76.95)、Br^-=45.3、I^-=5.7、SO_4^2-=874.5、HCO_3^-=6565 (19.61)、陽イオン計=12780 (551.9mval)、陰イオン計=22460 (548.9mval) <H11.4.26分析>
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