関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 新姥子温泉 「ろくろべえ」 〔 Pick Up温泉 〕
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<新姥子温泉 「ろくろべえ」>
(神奈川県箱根町仙石原1246、11:00~17:00(土休日~14:30)事前問合せ必須、500円、0460-84-8208)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
箱根仙石原の渋~いお宿をレポします。
大箱根CC東側の別荘地内、場所はかなり判りにくいですが要所に看板があります。(下の地図参照)
客室わずか4室のこぢんまりとした旅館で、いまは素泊まり&片泊まり(1泊朝食付)でやっているよう(はやめに相談すれば夕食も可?)。
かなり以前からの営業ながらほとんど馴染み客のみで続けてきたので、雑誌やネットに掲載したのはここ1年くらいからとのこと。
館内は手入れが行きとどいていて居ごこちがよさそう。
お宿の方はとても親切で、話をお伺いしていると、料理にも気をつかっているようでこんどは是非泊まってみたいです。マスコットの黒ネコもいます。
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【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 小風呂の浴槽
廊下の奥に大風呂(岩風呂)と小風呂のふたつ。
この日は大風呂湯張り中につき小風呂に入りました。(その後大風呂に入浴客入り視察できず。)
小風呂は狭く貸し切り可でしょう(当日も貸し切り)。
石枠鉄平石敷1-2人の入りごこちのいい浴槽がひとつ。
カラン、シャンプー、ドライヤーあり。
窓の外には林と隣家。窓開け可なので湯気は抜けます。
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色
石膏の析出の出た石の湯口から熱湯の源泉を投入で槽内の排湯筒から湯面排湯+オーバーフローのかけ流し。
ザコザコかけ流しというほどでもないのですが、しっかりと鮮度感があり、湯温も絶妙。よほど湯づかいに熟練されているのだと思います。
ほぼ透明でうす茶色の湯の花ただようお湯は、弱酸味に弱焦げ臭+僅微金気臭。
キシキシとして肌に染み入るような湯ざわりをともなう弱酸性の硫酸塩泉系らしい浴感で、浴後は充実した爽快感が出ます。
”プチ秀明館”ともいえるような実力派のお湯です。
ここの源泉は仙石高原開発(株)による供給温泉で非造成泉です。
泉源は「秀明館」のそばにあるらしく、ここも湯量は降水量の影響を受けるとのこと。
晴天つづきだったこの日の湯量は少なめ。湯量が減ってもけっして加水はしない、あまり少ないときは営業を休止するそうです。
地味なお宿ながら、佇まいやお宿の方の物腰、なによりお湯がすばらしいのでおすすめ。ただし団体でガヤガヤと押しかけるところではないと思います。
単純温泉(Ca・Na-SO4型) 58℃、pH=3.6、湧出量不明、成分総計=461mg/kg、H^+=0.40mg/kg、Na^+=22.7 (21.41mval%)*、Mg^2+=10.5 (18.73)、Ca^2+=39.2 (42.42)、Al^3+=2.50、Fe^2+=0.26、Cl^-=2.74、SO_4^2-=216 (97.40)、陽イオン計=80.0、陰イオン計=222、メタけい酸=158 <H16.9.27分析> (源泉名:仙石高原開発(株)供給温泉)
*) mval%は筆者にて算出したもの、有効桁数等考慮していないので概数です。
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置使用:なし 消毒処理:なし
〔 2006/04/27日レポ、同年05/01UPに内容補強して2010/04/19再UP 〕
E138.59.58.495N35.15.23.807
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