ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

琵琶湖若狭湾快速鉄道の看板

2017-05-06 | 関西、北陸
 湖西線近江今津と小浜線上中を結ぶ「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の看板を最初に見たのは平成15年7月27日。

 小浜線を乗りつぶしに出かけた際に、小浜線小浜駅と、街中を散歩した際に小浜市役所で見かけた。


 こちらは、小浜駅にあったもの。車両イメージは、80年代から、90年代にかけて好まれたタイプのような。


 そして小浜市役所で見かけた横断幕。

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 今年2月10日の福井新聞に嶺南広域行政組合の管理者である小浜市長が「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の建設促進運動を中止することを明らかにしたという記事があった。
 その後、どこかの記事で3月までに「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の建設促進看板を撤去するという記事を見かけた。

 この路線は、由緒ある未成線でり、鉄道敷設法 第77号にて「滋賀県浜大津(改正後は京都府山科)ヨリ高城ヲ経テ福井県三宅ニ至ル鉄道 及高城ヨリ分岐シテ京都府二条ニ至ル鉄道」として掲げられた予定線である。
 近年、新しい路線の建設促進を求める看板は少なくなっており、由緒ある運動の記録を残しておきたいと思い、湖西線に乗ってお出かけ。
 起点方から順に紹介していく(写真は平成29年3月10日~11日)。

1.54号線、弘川口交差点の西方(高島市)

 JRバス江若線の弘川交番西で下車し、54号線の弘川口交差点を過ぎたところに設置されているもの。先に紹介した平成15年に見かけた車両をアレンジしたキャラクターが描かれている。


2.国道303号線、新道緑地公園門交差点の西方(若狭町)

 JRバス江若線の瓜生口バス停で下車し、国道303号線の新道緑地公園角交差点を過ぎ、数分歩いたところに設置されているもの。
 この看板には所要時間がかかれている。




 地図とキャラを拡大すると、こんな感じ。


 上中側から見ると、背後にまだ雪の残った山が見える。武奈ヶ嶽だろうか。


3.国道27号湯岡橋(小浜市)
 旧名田庄村(現おおい町)から小浜市に流れる南川にかかる国道27号線湯岡橋のそばにも「琵琶湖若狭湾快速鉄道」があった。


 場所は湯岡橋東詰交差点(南川右岸)と小浜線の間であり、平成27年頃から隣に北陸新幹線の看板も設置され二つの鉄道誘致看板が並んでいたが、「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の看板はすでに撤去されていた。「新幹線 小浜京都ルートで大阪へ」という看板の右側にある鉄骨2組がその名残である。


 もっと早く来ておけばよかった・・・と思ったが、ちょうど小浜線の踏切の警報機が鳴りだしたので、小浜線の写真を撮っておく。


4.小浜市役所

 小浜市役所にも昨年までは「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の看板があったが、湯岡橋と同様、3月の早いうちに撤去されたようであった。


 長年、おつかれさまでした、と思った。