てゆーかこの映画、『スケベキング・オブ・スコットランド』と改題した方がええんとちゃいます?
スコットランドの青年医師が大学卒業後、地球儀を回して最初に指差した所を勤め先に決めるみたいなことをやって、最初はカナダだったのをなぜかもう一度回してウガンダを勤め先に決めた時点でなんじゃコイツは?と思った。メチャメチャ適当なやつである。
ほんでこのスコットランド人はドがつくほどのスケベ男!もうエゲつない性欲のカタマリのような人物である。多分行く前からエロいことばかり考えとったんやと思います。
カナダ行きをやめたのも、多分ちょっと白人ばっかで敷居が高いかなぁと思ったか、有色人種の方が刺激的なセックスが出来ると思ったかのどっちかでしょう。
ウガンダに着いて最初に乗ったバスで話しかけた行きずりの女ととりあえず一発。その後勤め先の診療所で働いていた白人医師夫婦の妻を旦那が出張するやいなや即座に誘惑し、見事に拒絶される。つかなんちゅー恩知らずや!
で、なんやかんやあってアミン大統領にとりいって彼の主治医となるのだが、あろうことか今度はアミン大統領の第?夫人に手を出した挙句妊娠までさせてしまう。ブレーキがきかんというか、こいつの性欲には果てがない。
そして結局アミン大統領にバレて夫人は惨殺、このスコットランド間男は拷問リンチされてしまう。
当然やろう。いわゆる姦通罪やねんから。去勢されても仕方がないでこいつは。
この映画はスコットランド人青年医師から、つまり白人から見た“食人大統領”アミンの残虐性や凶暴性を一方的にこれでもかーっつうぐらい描いていて、確かにフォレスト・ウィッテカーの気迫の演技はかなり鬼気迫るもので、あんな巨漢に無理矢理ハグされたら恐怖やろなぁ~ちゅうのは伝わってきました。
でも映画の流れ自体はサイコサスペンスによくある信頼してたやつが急に凶暴な本性をあらわしよったとか、堅気の青年がマフィアのボスに気に入られ深みにハマり、ボスの女に手を出したとか映画ではありふれた話で、あまり実在モノ的なリアリティは感じられなかった。
独裁者告発映画なんやろうけど、まず告発すべきはこのスコットランド人の淫乱さやろうと観ていて思った。
「何よりも恐ろしいのは人間の本性」というより、「何よりもエゲつないのはスコットランド人の性欲」。
オススメ度:★★
今日の1曲:『CANTO DO CABOCLO PEDRA PRETA』/ Smokey and Miho
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