「友罪」2018年
男ふたりの背中がそこにある。
訳ありなのだろう…と。
一軒家に4人で住まうじゃない。
晴れやかさとは真逆の様相である。
過去の出来事を抱え込んで生きる。
そんなひとたちが出逢う…。
益田はかつて記者だったという。
鈴木は無気力さ全開でしょう。
そんな鈴木が出逢った女。
事情を抱えているらしいことは。
タクシー運転手の男は息子がなにやら。
亡くなったひととどう向き合うのか。
他人の人生を垣間見ることで。
抱え込むのではなくて公にする。
そう思える益田が…。
鈴木は「生きていたい」と吐露する。
社会の中で生きることの難しさ。
罪は消えるものではない…。
消えないからあらがう。
出逢ってしまったからこそ。
益田は鈴木を思いやるのだろうなぁって。