★八日目の蝉
母性ってなんだろう…?
あの場所へ戻りたかった…それを言えずにいた苦しみ。
母性を感じ取れる濃密な時間を一緒に過ごした。
引き裂かれてから…理解するまでの時間…。
過去の苦しみから逃れようとしているのではなかった。
確かな母性といびつな母性を体感することで成長する。
妻と愛人という言葉ではくくれない女の意地もあったのだろう?
男の身勝手さもあるから、引けなくなる…。
その結果、二人の女たちは地獄と天国を味わう。
確かな絆とそこで育まれてきた幼少期…。
彼女は母となり、あの濃密な時間を与えていくのだろう…と。
なかなか見られなくて…。
人生は自分だけのものではなくて、そこに関わる人によって、
形成されていく…だから、考えさせられることもあるようだ!