新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「ふたつの月ひとつの夜」2016…りとるびれっじで古明地洋哉さん…

2017-01-11 05:48:35 | ライブ
とことん心に滲みる


古明地洋哉さんの唄






…その魅力は…というと




そうだな


歌を聴いてると



…海底にいるような気がする感じかな
水族館の深海ゾーンにいるような感じ…




透き通った…
透き通っているんだけど…
そこまで光が届かない…
そんな海の底にいる
…感じかな…



真っ暗なんだけど…
透明感があるから…


そんな中に…
古明地洋哉さんの表現する歌の中で…
ときおり光が差すのよ…



それが
絶望の中に蠢く微かな光のようで
歌が心に響くのよ…



まあ…
簡単に言っちゃえば


疲れ切った心の良薬…



みたいなものなんですよ!!



落ち込んでいる時など…
すんなりと心に滲み入って…
いつの間にか
痛んだ心が和らいでいる…みたいな



マイナーな旋律に…生々しく響き渡る歌声…
…これがなんとも心地よくて…


…聴いていると…
…日々の生活で…もやもやとしているような…
…嫌なことも…
…古明地洋哉さんの歌を聴いてると…すべて浄化されて…
心が清められていく感じがするんですよ…




主に…東京で
あの鎌田ひろゆきさんがマスターで頑張っているお店
「ハーネス」で歌ってる古明地洋哉さんが
名古屋に来てくれるとなれば…

それも
お馴染みの
「りとるびれっじ」にきてくれるとなれば
いかなくちゃ!いかなくちゃ!


…ということで
胡池マキコさんの後に
登場したのが



古明地洋哉さん


まずは


Leonard Cohenさんのカバーから


「Who By Fire」





カバー曲なんだけど
カバー曲のような気がしない…

まるで…
古明地洋哉さんのオリジナル曲のように
深い透き通った海底にいるような
古明地さんの歌の世界が…
のっけから…



1曲目から…
りとるびれっじを海底にしてしまう…



深くて暗くて…
深くて暗くて…



そして
オリジナル曲


「i miss you(from my bedroom)」





これまた
ゆったりとした
3拍子のリズムが
どんどん…海底へと誘ってくれる

その海底はまっくら
…なんだけど…
どこまでも澄んでいて…




「untitled#1」





シャウトのような歌いだしから繰り出される
激しいギターのカッティング…


今までの緩やかな深い海底を漂うサウンドから一変…


悲しみが溢れんばかりの激しさで
表現される…

その歌詞は…歌われる歌は
繊細で…かつ大胆で…



高音のファルセットが絶叫のような悲しみを誘う…
なんでもエリオット・スミスを悼んで…
書かれた曲らしい…



そして


「汚れた右手」







美しい旋律


心に広がるのは
果てしない暗闇…



でも…そのなかに何か蠢くものがみえる…


♪光だけが光じゃない~




このサビが心に滲みる…



そして

♪痛みだけが痛みじゃない~



…と転化される…
心に滲みいる…印象的な1曲…であります!!




まさにこの曲こそ

「良薬」そのもの
の1曲といってもいいかもしれない…


苦しい…苦しい
暗闇の中においても

微かな希望が感じられるような…





そして


「壊れかけのテープレコーダーズ」という東京のバンドのカバー曲で



「ニセモノの銀河」


しっとりと切ない…
私は、このバンドをまったく知らないので…

もう…
古明地洋哉さんのオリジナル曲といってもいいぐらい
歌が溶け込んでいまして…




そして


「想像」



これまた切なく美しい旋律が
3フィンガーの演奏で…彩られる…



♪想像できるかい?~





語りかけるような
歌いだしから


♪FEEL 願いは今 僕等のこの胸の中で
世界は今 僕等のこの手のひらの上で 震えているよ~




さらには

♪想像できるかい?
暗がりの中で何処にも行けずにうずくまる夜を~



暗い…本当に暗いんだけど
微かな光がともってる



まさに
ずっとずっと
心が清められていくような
心が浄化されていくような
古明地洋哉ワールドを堪能!!



「ツアー2日め…昨日大阪、明日四日市、毎日セットリストを替えようと思って…
名古屋には最低でも、年に1回は来てる…近藤智洋さん、岡本定義さん、高畠俊太郎さんたち先輩ミュージシャンと1月に来てる…そのときは、4組なので、長くやれないので、聴いてもらいたい曲が決まってくる…今回は2組、1時間くらいあるので、普段やらない曲を…」



…といって


演奏曲は

「花」



♪僕はもう一度ねじをまく 壊れたオルゴールの 僕はもう一度やり直す 破れた心を縫い合わせて~


…から…


後半の


~君へと咲く 断崖の花♪


…と繋ぐ…深い歌詞が
しっとりと…美しい旋律に載って…

心に突き刺さるような歌詞…

淡々と歌っているようにも感じるけど
実に…深い…
とことん…深い…

想いがはっきりと心に滲みてくる
伝わってくる…素敵な曲でした…




そして


ミディアムテンポの


「終わらない世界」

確かなる明るい希望が感じられるこの夜歌ったセトリの中では
一番、前向きな歌かな…



激しめのギターストロークから
繰り出すシャウトは…鳥肌もの…






なんか…
歌いたい歌を…セトリもとりたてて決めてなく歌っているように


歌い終わって
「何分やった?50分??じゃあ、あと1曲だけ…」

そういって

ラストは


「Hallelujah」~「真夜中のキャロル」



…とことん切なく…響く唄声…


…もの悲しく…


心に深く…滲みる…



唄の後半部分では…
シャウトするかのように…
古明地洋哉さんの表現する熱い想いが…溢れんばかり…




♪Hallelujah~




…のリフレインが
…心に深く…深く…滲みわたる…


久しぶりに聴いた古明地洋哉さんの唄声…

それは…
もう…圧巻の一言…で…
やっぱ…古明地洋哉さんの唄声は…いいなぁ…って心から想う




そして
胡池マキコさんを呼び込んでの
UN


「「花」を久しぶりに聴けた…」


…と嬉しそうに語る胡池マキコさん

「ギターを弾きはじめの頃、練習してた…懐かしくて…嬉しかった」

…と口にすれば…

古明地洋哉さん


「そのCDは廃盤…BOOK OFFにある…笑」


…と
胡池マキコさん
「けっこう高めのところにある…1300円とか…それって凄くない??」

古明地洋哉さん
「いや、売られてるんだから…」…苦笑


さて1曲目は

胡池マキコさんの曲を古明地さんが唄う


「wonderland」






歌詞はメルヘンの匂い漂う…明日への希望が見い出せそうな
前向きな曲だけど…

古明地さんが唄えば…
それは…独特の世界…

しっとりと…しっとりと…切なく…


続いては

古明地さんの唄…


マキコさんが語る
「次は印税を受けそこなったいわくつきの曲…笑
自分のライブで自分の曲のように歌ってる…金払え!と言われる…笑
いい先輩なのか悪い先輩なのか分かりません…笑」



そう語って


今度は

古明地さんの唄を胡池マキコさんが唄う!

「青空、赤い花」






マキコさんの透き通った唄声…素敵だな…
さらにサビのところの古明地さんとのハモりがめちゃめちゃステキでして…
明地さんとのハモりが…胡池マキコさんの歌声をより惹きたてる!!



次の曲は

古明地さんの選曲…
胡池マキコさんは知らなかったらしい…


胡池マキコさんが言う


「とても難しい曲で、この曲どう?っていってくる曲はいつも難しい…」



そんな曲で

ZABADAKのカバーで

「遠い音楽」



胡池マキコさん…歌いだしを間違えてか
あるいは呼吸が合わなかったのか…苦笑い…



やり直しての



「遠い音楽」






繊細な歌…
切ないメロディー


2人のハモリが美しくて…



ちなみに私…


ZABADAKの

「遠い音楽」


知らなくて…

今まで…私にとって「遠い音楽」でした…


(このボケ、我ながらしょーもなー)



そしてラストは


「COLD WATER」


力強く歌う古明地さん!
美しくハモる胡池マキコさん!
圧巻でした!!





古明地さん!そーいえば…
鎌田ひろゆきさんの「55歳55曲ライブ」
そう「ハーネス」でお会いしてたんだよね…



今度は
それにならって
古明地さん!歳の数だけ歌うライブをやるとか…やらないとか…???…笑



そんなことを語っての
楽しい夜だったのでした…