新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2020 小山卓治・サンタラ(SANTARA)ジョイントライブ…小山卓治さんのライブレポ…そしてセッションも!!

2020-03-11 06:37:43 | 小山卓治
2020 小山卓治・サンタラ(SANTARA)ジョイントライブ

名古屋・今池・得三
にて


今回は
小山卓治さんののライブレポ
及びサンタラ(SANTARA)とのセッションのライブレポ
を綴るよ!



ステージに姿をみせると
まずは

「Natural Woman」



乾いた鋭利な刃物のように
ギラギラ感を感じさせる
ギターの響き…

私にとって
ドストライクのハスキーな小山卓治さんの唄声

のっけから
1曲目から
小山卓治ワールド全開!!



「HEAT OF THE NIGHT」










これまたギラギラ感が感じられる
野性味あふれる小山さんが垣間見える…


よく高橋研さんが喩える言葉で
「都会の片隅で光と影を歌う男」

と小山さんのことを表現して口にするけど
まさしくそんな感じ…

平たい言葉で言っちゃえば

小山さん、めちゃめちゃかっこいい!!




ここでの初めてのMCは
何よりも何よりも
駆けつけてくれたお客さんへの感謝の言葉!

このご時世、これなかった方を責めている訳ではないけど
もちろん来れなかった方の気持ちを尊重するのが本心と語りながらも
会場に足を運んでくれた方を勇者だと…褒め称え

1年ぶりの得三ライブ
そして初対面のサンタラとのジョイント
とても楽しみにしてきたと

さらには、サンタラの演奏を聴いて実に素晴らしかったこと
最後の「パーフェクト・ハピネス」はめちゃよくて感動的でうるっときたとか…
そんなサンタラのサウンドと俺の歌がセッションではどんなふうに化学反応するか
楽しみだと
語って


「いつか河を越えて」












しっとりとした
小山さんの唄声が
歌詞から伝わる心象風景が心に広がり
滲みる!沁みる!!!

この歌にあるような「向こう岸」
…があるような
世界が再びこないことを願いつつ…


でも河を越えて??
コロナウイルスだけはやってこないようにと祈りつつ


「長すぎる夜と遠すぎる朝」











小山さんのハスキーな歌声が映える!!


♪今夜だけ抱きしめて欲しい
今夜だけ包んで欲しい~



ゆったりと歩くような
ミディアムテンポにのって
小山さんの唄声が優しく響き渡る!!


サビのフレーズが
私には…
♪今夜だけ~今夜だけ…とにかく素敵な夜にしたい


そんな私の気持ちと被さって聴こえてきて
心に沁みて沁みて…

この夜の感動的な曲の一つでありました…






私は小山さんのライブは
良質な短編小説のようなものだと思っている…


読み進めながら
途中途中で感動といった宝石がいくつも…散りばめられていて…



この曲が…まさに…私にとって
この夜の宝石の一つであったことには
間違いない…


ここでのMCは
ARBのギタリスト白浜久さんと
「白浜久プロジェクト」を結成し、そこにボーカリストに参加している話

去年FUJI ROCK FESTIVALに出演したこと
さらに今までセンターマイク、ソロでずっと歌ってきたから
ボーカルをとっていないときの立ち位置が新鮮で躊躇いがあるとか…

特にエレキギターを持って、ちょっと下がって
エレキギターを弾きながらボーカリストの背中をみているときなど
ああ、こんな感じなんだと、初めてみた感じでとても新鮮な光景だったとか

小山さん
「出身がフォークなんで、エレキをもつと緊張する」と…笑




そんな「白浜久プロジェクト」で
ボーカリストとして歌っている歌

「クリスタルレインドロップ」


どこまでもハスキーで切ない…
小山卓治さんの歌声が優しい歌声がギターが
得三の床や壁に染みわたる感じに響き渡る…


「光のオルガン」



これまた
しっとりとしっとりとした
メロディーの中
圧巻のボーカルが響き渡る
この曲の小山さんの唄声はどこまでも甘く優しい…
そして歌詞に感じられる
散文詩を思わせる歌詞

なんだか、小山卓治さんが中原中也に被って見える


歌い終わってのMCは
熊本地震の話題
今でも仮設住宅で暮らしている人が多くいる熊本
この正月に帰って熊本城をみたとか
天守閣は修復されてきたけど、石垣とかはまだ崩れたまま

こうして
ツアーで廻ってると災害の被害の現場に立ち会うことも多くて
全てに何かができる訳ではないけど
自分のできることをやりたいと思って
年2回、熊本応援ライブを行っていて
その収益金を熊本に送っていること

その熊本応援ライブをこの5月に名古屋でもやることを告知して
そのライブの構想をば発表…
アルバム「サークルゲーム」の全曲を歌い
いただいたリクエスト曲も歌い
さらに俺の伴奏で歌いたい人
俺とセッションしたい人を募集するとか…

なんでも
東京では、毎度オモシロイセッションが繰り広げられているとか…

熊本のために手を貸していただけたらとMCをしめ
故郷熊本を想って作った歌を


「前夜」



小山さんの当時感じた
等身大の想いがストレートに綴られる…
家族への温かい思いが前面に描かれて
歌が…歌詞が…心象風景に浮かびあがり…心に突き刺さる!!!

「Rock’n Roll's Over」




エレピに移動し
ミディアムテンポのサウンドにのって
甘く…ハスキーな歌声が響き渡る…





もう…歌いたいお客さんが
小山さんのサビに合わせて繰り返すように

♪Rock’n Roll's Over~


優しく自然に歌ってる~

ここでのMCは
2017年にCBSソニーからベストアルバム「デビュー35周年記念ベスト盤 Well ~ Songs of 35 Years~」をリリースしたほぼ同じ時期に
サンタラもCBSソニーからベストアルバム「 Letters~Folk and Blues」をリリースしてたこと
制作担当のディレクターが同じ人だったり
20年来仲良くしている高橋研さんとサンタラはツアーしたりしてて
いろんなところでニアミスしてたけど
このライブの最後にはセッションすることを告げて



ギター片手に


「ひまわり」


♪その人の女房はある日絵ハガキを受け取った~




この曲を初めて聴いた時の
歌い出しのこの歌詞に衝撃を受けたことを今でもはっきりと思い出す…

もう歌詞を読めば…
その歌詞どおりに歌っている小山さんのCDを聴けば
(CDだから、当たり前!)
音楽なのに…文学的…

歌そのものが…短編小説のようで…
驚愕し、何度も何度も繰り返し聴いた
私の若かりし頃の記憶がよみがえる!!


いやあ、この夜も唄声は
間違いなく心に沁みました…


歌い終えてのMCは
今後のライブの告知
ナゴヤ近辺で5月にたくさんライブをすることを
一つ一つ小山さんが話すと
「うおー」と盛り上がる
前の方にいてるお客さん!

この盛り上がりに
小山さん
「サクラじゃないんだから…笑」





「ILLUSION」



もうサビへ繋がる盛り上がりは圧巻!!
お客さんも大爆発で
コロナウイルスも…侵入するのを躊躇うほど…笑…の
大盛り上がり!!

♪僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける~



いやあ…
凄かった!!小山さんの迫力も
歌が…言葉が…まさに心に突き刺さる!!感じで…



ここで
サンタラの田村キョウコさんと砂田和俊さんを招き入れる

「キョウコちゃん!」
なんて声がかかると

田村キョウコさん
「いいお客さんですよ!こんな日に来てくれただけですべてが許せる」と

さらに
「サンタラの男の方の人、ギターが上手い!」

なんて声がかかると

小山さんすかさず
「名前で呼んでください…笑」

また
「キョウコちゃん!カワイイ!」

の声がかかると

田村キョウコさん
「その言葉、また別のときに聞きたいな…今だけじゃないだろうな…」…笑


田村さん、さすが!!
返しが上手い!!
笑える!!!


で本題
田村さん、小山さんのことを
「今日、初対面でいつかはお会いできると思ってた日が今日でした」と

砂田さん
「次に歌う曲を小山さんに送っていただいて練習してたんですが
この曲を、ついリハで初めて音合わせするときに
タイトルを略してしまって口に出してしまって
いつもそうやって頭の中で呼んでいたことがばれてしまって
その辺の先輩方(前の方のお客さん)に叱られそうな気がして」…と…



それは

「セカスバ」




















そう…

「世界はすばらしい」


田村キョウコさんのブルースハープが鳴り響く
歌の1番は小山さん
2番は田村キョウコさん
この歌、田村さんの唄声に合ってる!!あってる!!
歌の途中から砂田さんがハモリ
サビはお客さんも一緒に大合唱!!


間奏のハープの響き
そして3番を歌う小山さんに
寄り添うように奏でる砂田さんのギターが心地よい…

サビはお客さんも一緒に大合唱!!


コロナウイルスで
空気が汚れつつあっても
やっぱ「世界はすばらしい」


歌い終わって
田村さん
セカスバ、小山さんのファンの方、浸透させてください、なんか言葉の響きが美味しそう…笑」


先ほど小山さん
フォーク出身と言ってましたけど
私たちも京都の大学で
アメリカ民謡研究会というサークルの出で
フォークは私の世代でもちょっと上の世代の方が聴いているような音楽だけども
小山さんが
今日、サンタラが一緒にやらせていただいただけあって
根っこは同じなんだな…と

田村キョウコさんの感想


ラストの曲は
古いフォークソングを
訳詞はサンタラ

「500miles」


最初に田村さんが歌い
次のフレーズは小山さん
そのボーカルに
砂田さんが奏でるギターで彩を添える

田村さんのブルースハープ
砂田さんの間奏のギター
もう痺れるほど…
たまらない

曲の後半は
スローからリズムが躍動的になり
砂田さんのギターのフレーズにはブルース色が強くなり
サビは一緒に歌う!!
小山さんのハモリが絶妙で実に美しく
田村キョウコさんのボーカルをひきたてる…












これにて本編終了

でも当然鳴りやまぬ拍手、歓声!!



それに当然応えてのUN


小山さん
開口一番
「ライブが終わったら手を洗って、家に帰ったらうがいとかで消毒してくださいね!」


「大丈夫!胃の中もアルコールで消毒してますから」
と前の方のお客さんの声に
小山さんは苦笑い…
「後ろの方の人もついてきてますか…笑」

この後
田村さんが語る

栄より今池が好きなのは、この得三をはじめとして
呑むのが好きな人にとっては素敵なお店が、いっぱいあるからと…
で、次に歌う歌は
中原中也が生きていたら、一緒に呑んでみたかったなと思って
曲の中で中也と呑んでみようと思って作った曲

「今夜は小山さんと呑みたいな…そんな感じ」


「僕と詩人とメール街で」













1番は田村さん
2番は小山さん
3番は田村さんの唄声にハモる小山さん
そのサビのハモリなんかめちゃ美しくて
その心地よさと言ったら最高!!

田村さんの声と小山さんの声が重なって
溶け込む感じで…










この曲は私のリクエスト
(というか、セッション曲はすべて私からお願いしちゃったんですけど…)


その理由は


小山さんは詩人…で…
なんだか中原中也に被って見えたから…


最後に田村さんが語る
「吊り橋効果」
有事のとき、お互いみなさんとお会いしているとお互いが大事な相手と思い込んでしまう…
きっとこれからの小山さんのライブにもサンタラのライブにも…ずっと…ずっと…


で〆の言葉は、帰るときにちゃんとウイルス殺すやつを手に塗って…


砂田さんも言葉を添える

最後の曲、今のこの状況にあっているなと…
今騒いじゃ怒られそう
ライブすること自体が咎められそうな感じですけど…そうじゃなくて…という気持ちが
ぴったりと合った歌







最後に

「略そうか、次の歌…「種歌」」…笑


「種の歌」



1番は小山さんが歌う
絶妙のギターのフレーズで
歌に寄り添う砂田さん


2,3番は
砂田さんが歌い、田村さんがハモる!!


それ以後は
小山さんが歌って田村さんがハモったり
最後の最後は
みんなで…みんなで…大合唱!!



演者に…
さらに得三のスタッフに
そして何よりもお客さんの温かさに元気がもらえた

小山卓治さんと
サンタラ(SANTARA)のジョイントライブ!!




やれて…実現できてよかった…
この組み合わせ…

できれば
コロナウイルスという言葉が飛び交わないときに
この二組のめぐりあわせを実現したかったけど…
でも…間違いなく…今後に繋がる
小山さんのファンがサンタラの音楽に興味をもってもらえて
サンタラのファンが小山さんの音楽に興味をもってもらえて


またいつか
この二組のライブが
このナゴヤに限らず
どこかの街で実現できればうれしい限り
そのときは…応援しにいかなくちゃ!!


えっ、それ以前に
また企画してるかも…


鳴りやまぬ
拍手、歓声


モアアンコール

…に応えれなくてスミマセン


私の方がセッション曲
4曲しかお願いしてなくて…
すべて私のせいです…この場を借りてお詫びをば…



来たくても来れなかったみなさんも含めて
「吊り橋効果」…

また、みなさん会いましょうね!!!


終えてみて


私なんか歌っても演奏してもいないのに
どっと疲れが…


その後は
打ち上げの名のもと
お酒の深い海に溺れていきました…汗